言辞の淵に Ⅲ
何かしら半覚醒の揺らめきの心地よさを漂っていると
何方にも行きたくなくて
何処へも向かいたくなくて
目蓋の裏に光を感じながら
そのまま漣の揺蕩いを続ける
フト、ふと、フッと
魂に成って昇ってゆくときの感覚も
GHOSTの主人公のように
こんな風な・・と
*
言界が狭いと
伝えたいことが上手く飛んでゆけない
さまざまに工夫を凝らしても
直ぐに
彼方此方の角に当たるのだ
それ故
何時でも
初めに言界ありき!!と
自らに言い聞かせている
*
何も降りてこない時は
ただ黙って
その幸運との出合いを待つしかない
八百万の神々に
願いを預けて御礼をする仕様の
敬虔な心身のままに
*
天地から
「何の言伝も」ない時は
その穏やかさを愛でて
珈琲を啜るしかない
アメリカンのブラックにして
ゆっくり
*
空に何の兆しも感じられない時は
瞳を閉じて蒼穹を窺うのだ
あの恋の騒めきを憶い出して
夢の居場所へ回帰するのだ
それが
何処に拡がっているのか
どんな風に拡がっているのか
そっと教えてくれる
*
耳朶を揺らす幽けさが
途絶えてしまった時は
receiverの摘みを開放し
心の感度をMaxに欹てるのだ
*
如何なる予兆も感じられない時は
静寂と沈黙に寄生して
一人佇む
pocketにペンと用紙を
脳漿に真っ新のpageを開いて・・
*
それは何時でも
突然にやってくるものだから
何の前触れもなく現れるものだから
その様にしか届かないから
今、此処に不在でも
一日中、待ち草臥れても
受け取る構えだけは崩さずに待つのだ
*
これは所謂”詩”なのか?
或いは散文と称すべきものなのか?
もしかして
詩文といえば当て嵌まるのか?
微積分のように
僕は答を見つけ出せないけれど
それは
提示するアナタの胸に聞くしかないけれど
想ってみれば人生など
疑問符の延長線上に在るようなもので
故に僕らは
彼のbaseballのように
九回で終わらぬ覚悟で
全ての問題と試練に真向かわねばならぬのだ
詩か否かなどの
米粒が巻き起こす程の波紋に
長く関わってなどいられないのだ
今朝の空模様が
”くもり時々はれ”なのか
”晴ときどき曇”のような
*
2017 02/18 22:22
何かしら半覚醒の揺らめきの心地よさを漂っていると
何方にも行きたくなくて
何処へも向かいたくなくて
目蓋の裏に光を感じながら
そのまま漣の揺蕩いを続ける
フト、ふと、フッと
魂に成って昇ってゆくときの感覚も
GHOSTの主人公のように
こんな風な・・と
*
言界が狭いと
伝えたいことが上手く飛んでゆけない
さまざまに工夫を凝らしても
直ぐに
彼方此方の角に当たるのだ
それ故
何時でも
初めに言界ありき!!と
自らに言い聞かせている
*
何も降りてこない時は
ただ黙って
その幸運との出合いを待つしかない
八百万の神々に
願いを預けて御礼をする仕様の
敬虔な心身のままに
*
天地から
「何の言伝も」ない時は
その穏やかさを愛でて
珈琲を啜るしかない
アメリカンのブラックにして
ゆっくり
*
空に何の兆しも感じられない時は
瞳を閉じて蒼穹を窺うのだ
あの恋の騒めきを憶い出して
夢の居場所へ回帰するのだ
それが
何処に拡がっているのか
どんな風に拡がっているのか
そっと教えてくれる
*
耳朶を揺らす幽けさが
途絶えてしまった時は
receiverの摘みを開放し
心の感度をMaxに欹てるのだ
*
如何なる予兆も感じられない時は
静寂と沈黙に寄生して
一人佇む
pocketにペンと用紙を
脳漿に真っ新のpageを開いて・・
*
それは何時でも
突然にやってくるものだから
何の前触れもなく現れるものだから
その様にしか届かないから
今、此処に不在でも
一日中、待ち草臥れても
受け取る構えだけは崩さずに待つのだ
*
これは所謂”詩”なのか?
或いは散文と称すべきものなのか?
もしかして
詩文といえば当て嵌まるのか?
微積分のように
僕は答を見つけ出せないけれど
それは
提示するアナタの胸に聞くしかないけれど
想ってみれば人生など
疑問符の延長線上に在るようなもので
故に僕らは
彼のbaseballのように
九回で終わらぬ覚悟で
全ての問題と試練に真向かわねばならぬのだ
詩か否かなどの
米粒が巻き起こす程の波紋に
長く関わってなどいられないのだ
今朝の空模様が
”くもり時々はれ”なのか
”晴ときどき曇”のような
*
2017 02/18 22:22