結縁なら
あの日、seventeenだった僕らは
いつの間にか
とうとう
seventyになった
膨大な昨日の残骸は
燻りながら
茫洋と、或いは
累々と横たわる
圧し潰され、圧縮されて
けれど、まるで
一日分の過去のように
其処に在るというのに・・
-なにか一つ拾っておきたい
-なにか一つ抱き締めたい
もしも、それが
anataとの出会いだとしたら
bokuの胸の隙間に
是非もなく
煮凝りのようにある悔恨も
大方は払拭されるかも知れない
seventeenからseventyまで
多士済々の屈折を織り込みながら
それでも
鋼の絲のように
自明の結ぼれの有るanataとの
結縁なら・・
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