フユノソラ 2006年01月11日 | ボクヲサガシテル 冬 空が透明な青だった 置き去りにされた僕が居る 10年前の僕は今よりもっと孤独だった でも希望はもう少し 指先を暖めるほどには暖かかった 影法師だけは幸せそうな顔のままだ いつまでも動かない足が生えている 10年前の僕は 冬はいつも海にいた 潮風が冷たかった さよならよりもっと冷たかった いったい何処へ辿り着くのだろうか その疑問がいつしか僕の背骨になった 永遠にも似た時間の中 . . . 本文を読む