俺アカデミー賞 2015 （その壱）

今年もやって来ました、俺アカデミー賞。
世界一権威のある映画賞です。
もう10回目くらいですかね？
結構続いていますね。

2015年は人生でも最多の206本もの映画を劇場鑑賞しました。
それなりに多くの名画とも出会いました。
なので絞り込むのはなかなか難しいです。


作品賞
マッドマックス　怒りのデスロード


・やはりコレでしょうか？
なんというか全てのメモリの位置が今までのアクション映画より上に設定されていたような印象です。
今後下手な映画がカーアクションとかノンストップアクションとか名乗りにくくなるくらいのド迫力ハイテンション映画でしたね。
コレを劇場で見逃さなかったのは自分の映画史において良かったです。
逆にコレを劇場鑑賞しなかった人とはもう映画の話は出来ない、って思うくらいのアクション映画でした。
ミニシアター系のハイセンスで叙情的で静かな映画が好みの僕は、
ハリウッドアクションをそこまで評価することは珍しいですが、ここまで見せられたら大絶賛です。


最優秀監督賞
ジョージ・ミラー（マッドマックス　怒りのデスロード）


・映画を観てると時々「良くこんなイマジネーションを抱けるなー、どうやってこんな絵面を思いつくのか？」って関心します。
この映画を観てる時はずーっとそういう感心をしていました。
是枝裕和（海街diary）、河瀬直美（あん）も捨てがたく素晴らしい仕事でした。


最優秀主演男優賞
藤原竜也（探検隊の栄光）

・いやぁ、彼の素材を彼自身が最大限に活かした非常に秀逸な演技でした。
クライマックスの熱弁は自分の映画史には刻まれました。
非常に笑えました、もう一度見たいですね。


最優秀主演女優賞
ルアンヌ・エメラ（エール！）


・映画自体が非常に名画でしたが、この子は美人すぎず、共感持てるキャラクターで。
歌もうまくて、手話も素晴らしく。
何よりフランスの女の子のナチュラルさを見事に表現しているようでとても好感持てました。
ナチュラルにけだるい感じがなんだかたまらなかったですね。


最優秀助演男優賞
ニコラス・ホルト（マッドマックス　怒りのデスロード）


・怒りのデスロードにおけるマッドを体現する様な役どころで。
気持ち良すぎるくらいにぶっ飛んでて観ていて痛快でした。


最優秀助演女優賞
樹木希林（あん）

・コレは凄い演技でした、ホント。
どんな作品でも名演の樹木希林さんですが、それにしてもこの作品での演技は凄まじかったですね。
いつも通りナチュラルな演技ですが、今作では更に裏に秘めた魂を熱くさせる様なものがじわじわと伝わりました。
涙が止まらなかったです。


最優秀新人賞
タロン・エガートン（キングスマン）


・注目作で存在感十分のキャラを演じていましたが、アクション、コメディ共に素晴らしかったです。
今後ハリウッドセレブの仲間入りしていきそうな予感を感じさせました。
個人的には明烏の吉岡里帆が相当好みで次点でした。


美術賞
アドバンスト・スタイル そのファッションが、人生


・奇抜なファッションをする老人たちの映画ですが、
ファンション映画だし、そのファッションが非常に芸術的だったので。
敢えてこの作品を選んでみました。


視覚効果賞
マッドマックス　怒りのデスロード


・この世界観の作りは見事過ぎます。
完璧な架空世界の作り方でしたね。
コレはある種SFですよね。


録音賞
ピッチ・パーフェクト2


・アゲアゲで劇場でスタンディングオベーションしちゃいそうなほど高揚させられる映画、音楽でした。
こういう音楽は決して好きでは無いですが、映画館の音響で観なければいけない素晴らしい仕上がりです。


長編アニメ賞
リトルプリンス　星の王子さまと私

・コレなかなか面白い名画でしたのでもっと評価されていいと思いました。
サン=テグジュペリの世界観は僕ツボなんですよね。
泣いてしまいます。


こんな感じになりました。
他の賞は空席という事にしておきます。

比較的当たり年だったと思います。

毎年整理するのが大変すぎるので自分で評価システムを作ろうと思っています。

と一昨年から全く同じ締め。
今年度中にシステム化してみなさんも使えるようにしますのでお待ちください。


次は例年通り、去年観た作品をランキング形式で紹介します。
お楽しみに。