メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

地球は丸かった 太陽が輝いていた
「ごらん、世界は美しい」

感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

プール

2010年07月19日 | 映画
プール を観た。

かもめ食堂的な映画です。
小さなプールのまわりに集まる5人の6日間の物語です。
キャッチコピーは「理由なんて、愛ひとつで十分だ」です。

(お話)
4年前からタイのチェンマイのゲストハウスで働いている京子(小林聡美)。
大学卒業をひかえた娘のさよ(伽奈)はそこを訪ねる。

そこには市尾君(加瀬亮)、菊子さん(もたいまさこ)とタイ人の少年のビー(シッテイチャイ・コンピラ)が暮らしていた。

京子とビーは親子の様に過ごしているのでさよは二人が親子なんだと誤解したりする。
そして自分を捨ててタイでビーを育てている京子に反発する。

ビーは菊子さんが拾ってきた孤児で市尾君と暮らしている。

菊子さんは医者に宣告された余命の期間を過ぎている。

そんな5人のスローライフなお話。


(評価)
5人の日常の断片を淡々と描いた感じです。
超スローライフな感じで、ロケーションやライフスタイルがお洒落で憧れてしまいます。

小林聡美さんの超ナチュラルな演技が相変わらず素晴らしいです。
日本の女優で替えが効かない大きなポジションを確立しています。
途中自作の歌を弾き語りしてますけどかなりいい感じです。

もたいまさこや加瀬亮も台詞少なでいい演技でした。

伽奈はモデルさんだけあってなんともお洒落な空気感を漂わせていました。

エンディング曲が僕の大好きなハンバートハンバートだったので最高でした。

こういう映画作れる人間ってすごい優しい心を持っていて、超センスがいいと思います。
なんだか理由のわからない涙が出てきました。

そんなわけで8点です。

かもめ食堂と同じ感じですけど少し静かな分こっちの方が僕は好みです。

タイのチェンマイのゲストハウスで働きたい、と思わせる力のある映画でした。

近々「めがね」って映画も観てみます。



(ネタバレ)
さよは市尾君や菊子さんと触れ合ううちに母に抱いていた不満がやわらぐ。
そして母と二人で食事をする機会に思いのたけをぶつける。
二人は何となく和解する。

市尾君はビーの母親探しに必死だが、ビーはここにいる方が幸せなのかも知れないと気付く。

さよは滞在を終え菊子さんに別れを告げて京子と市尾君に送られる。
その途中で菊子さんの幻を見かける。



プール [DVD]
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