独り者の価値

葛西選手の金メダルが僕に与えた大きな勇気。

それは彼が独り者ってことである。

度々言ってきた事だが、
家族の支えで頑張った、家族の為に頑張った、
などはやっぱり弱い、邪念だと思うのである。

独り者はまさしく独りで局面を乗り越えて生きているのである。

健康管理や生活のリズムや病気や怪我も、
独りでこなしているのである。

ストイックが求められるアスリートの世界において、
それは更にストイックな環境だと思うのである。

家族が居ると、
心の奥底で何かに依存する弱さが生まれる。

そうでない人も居るだろうが、
同じ条件だったらそこには大きな差があると思う。

自分が独り者というのもあるが、
４１歳という年齢での初メダルの快挙もあるが、
その歳まで独りで戦ってきたことも快挙である。

それが彼の強さにつながっているように思えた。

自分も独りで独立して独りで仕事をしている。
持病も沢山あるが、独りでなんとかやっている。

とても勇気を与えられたメダルである。

改めて感動をありがとうな気持ち。