クーパー家の晩餐会
を観ました。
年に一度、家族が集まるクリスマス。
離婚を決意した熟年夫婦は家族に内緒でこの日だけは幸せに過ごそうと決めていた。
しかし幼い頃から確執があった妹、離婚した息子は失業を隠している、母を安心させるためにニセの恋人を作る娘、ボケた叔母、若いウェイトレスのもとに通う父。
みんながそれぞれ問題を抱えながら家族の集いへと向かうお話です。
僕の好きなアイ・アム・サムのジェシー・ネルソン監督作品です。
全くもって情報なしで観に行きました。
コメディなのかホラーなのかすらわからないくらいでした。
しかしですね、名画でした!
非常に名画でした!
コレは予想外に感動でした。
観てる間、誰が監督かも分からなかったですが、冒頭5分で伝わる
「あーはいはい、ハイセンスな映画ですね、ハイセンスな人が作ってますね」
はすぐに伝わりました。
人間界を見下ろすような神目線っぽいナレーションから始まる冒頭、非常に僕の好きなタイプのウィットに富んだナレーション。
それらのナレーションの言い回しや劇中の登場人物たちの台詞、非常にハイセンスな言葉のチョイスで綴られています。
英語で理解できないのが悔しくなるくらい、恐らくもっと深みのあるうまい表現で語ってるハズです。
コメディ要素はかなり素晴らしく、劇場は混んでましたがかなりの笑いの量でした。
非常にセンスの良いコメディでした。
またキャスティングが本当に素晴らしいです。
僕の好きなジョン・グッドマンとダイアン・キートンの夫婦像はかなり最高です。
ジョン・グッドマンがすっかりこんなほっこりな役をやるようになってるのが感慨深いです。
再三見かけるアマンダ・セイフライドが予想外に小さな役で出てますが、見るたびに好きになっていきます。
売れっ子気取りせず、こういう脇役でも沢山出てくるのが好感度高いです。
こんな外人さんと恋人になってみたいです。
アラン・アーキンやマリサ・トメイなど他も好みの役者ぞろいで監督さんと趣味が合います。
子役たちも相当素晴らしくて、一番ちびっ子の女の子めっちゃ可愛かったです。
ボケた大叔母と一番のちびっ子女の子の絡みとか相当微笑ましくて笑えます。
ひょろっとした長男はなかなかぶっ飛んだコメディかますし。
ひいおじいさんからひ孫までの4世代の家族のシーンですが。
ありそうでなさそうな斬新な設定です。
前半は晩餐会の準備に奔走するそれぞれが群像劇の様に描かれ。
たまに遊び心あふれる漫画のような面白い描写がほんのり使われたりで。
後半は家族勢揃いでのドタバタ劇。
様々なエピソードがあって、何度も泣きました。
とかくアラン・アーキンとアマンダ・セイフライドの恋なのか、親心なのか、二人のやり取りは泣けました。
家族というテーマを様々な角度から切り取ったエピソードに満ちてますが、本当に刺さる物語で。
家族って本当にいいものだな、と心底思いました。
ラブロマンスでもないのに結婚したいと強く刺激を受ける作品でした。
このテイストなのでラストは当然大円団に向かいますが、それも微笑ましくて最高でした。
そこで発するおじいちゃんの一言は脳を突き抜けるくらい響いてめっちゃ涙がこみ上げました。
なんというかありふれたフレーズなのですが、描き方と言い回しが洒落てたので。
コレは老若男女が満足できるかなりいい映画だと思います。
自分も歳を取ったのか?こういう優しい名画にはたまらないです。
そんなわけで9点です。
を観ました。
年に一度、家族が集まるクリスマス。
離婚を決意した熟年夫婦は家族に内緒でこの日だけは幸せに過ごそうと決めていた。
しかし幼い頃から確執があった妹、離婚した息子は失業を隠している、母を安心させるためにニセの恋人を作る娘、ボケた叔母、若いウェイトレスのもとに通う父。
みんながそれぞれ問題を抱えながら家族の集いへと向かうお話です。
僕の好きなアイ・アム・サムのジェシー・ネルソン監督作品です。
全くもって情報なしで観に行きました。
コメディなのかホラーなのかすらわからないくらいでした。
しかしですね、名画でした!
非常に名画でした!
コレは予想外に感動でした。
観てる間、誰が監督かも分からなかったですが、冒頭5分で伝わる
「あーはいはい、ハイセンスな映画ですね、ハイセンスな人が作ってますね」
はすぐに伝わりました。
人間界を見下ろすような神目線っぽいナレーションから始まる冒頭、非常に僕の好きなタイプのウィットに富んだナレーション。
それらのナレーションの言い回しや劇中の登場人物たちの台詞、非常にハイセンスな言葉のチョイスで綴られています。
英語で理解できないのが悔しくなるくらい、恐らくもっと深みのあるうまい表現で語ってるハズです。
コメディ要素はかなり素晴らしく、劇場は混んでましたがかなりの笑いの量でした。
非常にセンスの良いコメディでした。
またキャスティングが本当に素晴らしいです。
僕の好きなジョン・グッドマンとダイアン・キートンの夫婦像はかなり最高です。
ジョン・グッドマンがすっかりこんなほっこりな役をやるようになってるのが感慨深いです。
再三見かけるアマンダ・セイフライドが予想外に小さな役で出てますが、見るたびに好きになっていきます。
売れっ子気取りせず、こういう脇役でも沢山出てくるのが好感度高いです。
こんな外人さんと恋人になってみたいです。
アラン・アーキンやマリサ・トメイなど他も好みの役者ぞろいで監督さんと趣味が合います。
子役たちも相当素晴らしくて、一番ちびっ子の女の子めっちゃ可愛かったです。
ボケた大叔母と一番のちびっ子女の子の絡みとか相当微笑ましくて笑えます。
ひょろっとした長男はなかなかぶっ飛んだコメディかますし。
ひいおじいさんからひ孫までの4世代の家族のシーンですが。
ありそうでなさそうな斬新な設定です。
前半は晩餐会の準備に奔走するそれぞれが群像劇の様に描かれ。
たまに遊び心あふれる漫画のような面白い描写がほんのり使われたりで。
後半は家族勢揃いでのドタバタ劇。
様々なエピソードがあって、何度も泣きました。
とかくアラン・アーキンとアマンダ・セイフライドの恋なのか、親心なのか、二人のやり取りは泣けました。
家族というテーマを様々な角度から切り取ったエピソードに満ちてますが、本当に刺さる物語で。
家族って本当にいいものだな、と心底思いました。
ラブロマンスでもないのに結婚したいと強く刺激を受ける作品でした。
このテイストなのでラストは当然大円団に向かいますが、それも微笑ましくて最高でした。
そこで発するおじいちゃんの一言は脳を突き抜けるくらい響いてめっちゃ涙がこみ上げました。
なんというかありふれたフレーズなのですが、描き方と言い回しが洒落てたので。
コレは老若男女が満足できるかなりいい映画だと思います。
自分も歳を取ったのか?こういう優しい名画にはたまらないです。
そんなわけで9点です。