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1408号室

2008年11月27日 | 映画
1408号室を観た。

スティーブン・キング原作のホラー映画です。

娘を亡くして以来妻と別居中の主人公マイク(ジョン・キューザック)。

彼は各地の心霊スポットに行きその怖さに点数を付け本にする作家さん。

しかし彼は幽霊を見たことが無く、無神論者で基本冷やかしみたいに心霊スポットを訪ねている。

そんな彼の元に謎の葉書が来る。

NYにあるドルフィンホテル、その1408号室には絶対に入ってはいけないという内容。

その葉書に好奇心を掻き立てられたマイクはホテルに向かう。


(ネタバレ)
ホテルに着くと支配人(サミュエル・L・ジャクソン)とのバトル。

どうしても1408号室に泊めたくない支配人は過去にその部屋で56人が自殺した事実と資料を見せマイクに諦めさせようとする。

マイクはいつでもテレコを持っていて、会話や自分の気持ちを録音する。

かなり恐怖を感じつつも泊まる事を諦めないマイクに支配人は折れ鍵を渡す。

部屋に入ってしばらくは何も起きない。

しかし、勝手に音楽が鳴り始め時計がカウントダウンを始め、トイレが綺麗になる。

まだまだホテルの演出だと思いつつも徐々に恐怖は高まる。

やがて勝手に閉まる窓で手を怪我し、熱湯が出てきて、肉体的ダメージも負う。
ドアは壊れ開かない。

流石に信じて向かいのビルに助けを求めるとそこに居たのは自分自身だった。

謎の男が襲ってきたり、
何処からか現れた幽霊の様な人達が窓から飛び降りたり、
窓の外から見える隣の部屋が無くなったり、
壁から液体が漏れてきて、
娘や父親が部屋に居て、
排気口にはゾンビみたいなのが居て、
部屋は冷凍庫みたいに寒くなったりする。

別れた妻にパソコンのビデオチャットで助けを求める。

部屋の中で溢れてきた水に溺れ気がつくと数日前にサーフィンで溺れた砂浜に居る。

全ては夢だったと思いそこで看病してくれる妻と寄りが戻る。

やっと部屋から出れたと思いいつもの生活に戻るがホテルで見た人間があちこちに居て何となく不安。

そして郵便局に行くとそこが急に1408号室に変わってしまいまた悪夢が始まる。

そして再び娘と会い、会話をして抱きしめる。
娘はそのまま死にマイクは号泣する。

諦めたマイクは自殺しようとするが流石にただでは死ねないので邪悪の部屋ごと退治するため火を放つ。

消防隊が駆けつけマイクは助けられついに部屋から脱出する。

そして妻と新しい生活を始める。

妻が手にした火事のときの所持品のテレコをマイクが再生する。

するとそこからマイクと娘の会話が聞こえ妻は驚愕する。


(評価)
スティーブン・キングらしいホラーだったと思います。

荒唐無稽なシーンも多いです。

ほとんど一人芝居なのでミストとは違った恐怖でした。

夢なのか?現実なのか?
その境界線が全然はっきりしていなくて何とも言えない不安感が終始漂っています。

ラストもこれで終わりなのか?まだ悪夢は続いてるのか?みたいな感じです。

今回もハズレではない映画で、
スティーブン・キング物は妥当におもしろいです。

こういう閉塞感のあるホラーは僕は好きです。

そんなわけで7点。

ちなみにジョン・キューザック物でアイデンティティと言う映画もなかなか好きです。

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