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メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

地球は丸かった 太陽が輝いていた
「ごらん、世界は美しい」

感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

エイプリルフールズ

2015年04月06日 | 映画
エイプリルフールズ を観た。

嘘1
対人恐怖症の清掃員・新田あゆみ(戸田恵梨香)は、一夜限りの関係をもった天才外科医・牧野亘(松坂桃李)に、妊娠を告白。
エイプリルフールの悪い冗談と掛け合わない亘に業を煮やし、亘のいるイタリアンレストランへ向かう。
その頃、亘は、美貌のキャビンアテンダント・麗子(菜々緒)とランチデート中。
”フロアで起きることは私の責任です”がモットーの接客係(ユースケ・サンタマリア)と、オーナーシェフ(小澤征悦)はその後に起こる大惨事を予想だにせず、今日も爽やかに業務をこなしている。
大惨事を更に悪化させることになる、謎の髭の紳士(大和田伸也)が居合わせていることも知らずに。
嘘2
櫻小路夫婦(里見浩太朗&富司純子)はどうやらやんごとなきご自身の夫婦。
プライベートの休日に、ショッピング、初めてのハンバーガーショップでの食事、ゲームセンターと、案内を任されたリムジンの運転手(滝藤賢一)やハンバーガーショップの店員(古田新太)やアルバイト女子(木南晴夏)など周囲に脅威を与えながら、夫婦二人のお忍びデートを満喫。
嘘3
昔気質のヤクザ・宇田川勇司(寺島進)は、小学生の少女・理香(浜辺美波)を誘拐。目撃情報多数。
あまりにも雑で不器用な反抗。身代金の要求もしなければ脅しもしない。
理香の母・絵里子(山口紗弥加)は犯人の似顔絵を見て絶句・・・果たしてその真相とは。
嘘4
過去にトラウマを抱えた刑事・小野(高嶋政伸)は、除霊師の老婆(リリィ)が詐欺をはたらき、不運続きの救急隊員(岡田将生)から大金を巻き上げている事を掴み、連行。
取り調べ中に、友人から、人質事件が起きたと通報があるが、毎年エイプリルフールに嘘をつかれているので取り合わない。
嘘5
11歳の時、父親と漁に出て遭難、行方不明になっていた男(生瀬勝久)。幼馴染(千葉雅子)の懸命な捜索活動と1日も欠かさなかった神社への参拝で、ムジャンガ島で発見され、42年ぶりに帰国。
涙の再会を果たす。
嘘6
宇宙好きの引きこもりの中学生(浦上晟周)。ブラスバンド部に所属していたが、いじめが原因で不登校に。
何気なく見たホームページで、自分は宇宙人だと核心、宇宙船との交信に全精力を費やす。
嘘7
同じ大学へ通う友人同士の松田(窪田正孝)と梅田(矢野聖人)。
特に何をするわけでもなく、いつも二人でつるんでいた。
梅田はずっと抱えていた思いを松田に告白。
友人だった二人の関係を壊してしまう可能性もある事実。だが、それを超える真実が松田から告げられ・・・。

って話。


リーガルハイコンビが送る、というウリ文句です。
人気脚本家の古沢良太とテレビドラマで活躍中の石川淳一監督のコンビですね。
リーガルハイは嫌いじゃないけど特別評価も無いですが、古沢良太脚本は好きな作品が多いです。

そしてこの映画ですがなかなか面白かったです。
なんというか・・・すげー泣いてしまいました。

決して僕の好むハイセンス系な映画では無いですが、
大衆映画としてはなかなか高品質で、
日本映画としてヒット映画の部類に入ってもいい映画だと思います。
大ヒット公開中、と言っていいと思います。

ちっさいエピソードから大きいエピソードまでかなり多めの群像劇で登場人物も多く、
それなりに繋がりがあって絡み合っていて。
群像劇が大好きな僕には楽しめる作りでした。

中でも寺島進が女の子を誘拐をするエピソードがあるのですが・・・
これに号泣ですよ!想像以上の感動でダラダラ涙出ました。

語尾には全部「コノヤロウ!」「バカヤロウ!」が付く、
寺島進のど真ん中のヤクザ役でしたが、この寺島進は何か賞あげたい程でした。
もう憧れちゃいますね、こんな男に。

そして誘拐される女の子を演じた浜辺美波ちゃんがかなり素晴らしかったです。
これは今後絶対に追いかけたいと思う女優さんですね。
多分僕好みな大人の女性になると思います。

里見浩太朗のエピソードもとても素敵で感動的でした。
夫婦ってこんなに素敵なのだなと思い知りました。
自分が独り身で生きていることが惜しく思われました。

戸田恵梨香のエピソードがメインでしたが、
散々ハチャメチャになった物語も綺麗に素敵に収束してました。
みんなの優しい嘘が一つのことを成し遂げると言う見事な設定でした。

他のエピソードもとてもよく出来ていて非常に名画だったと思います。

全く関心なかった菜々緒が日に日に好きになりつつあります。
僕の好きな木南晴夏はほぼカメオですが相変わらず好みでした。

これだけ多くのエピソードをここまで綺麗に感動的に爽やかに収めた起承転結力はお見事です。
近年の大衆日本映画ではかなり上位に置いてもいいかも知れないですね。

これは大勢の人のハズレにならないような映画だと思うので、みなさん観ておいた方がいいかもです。

散々嫌ってきたエイプリルフールですが、エイプリルフールって結構いいかも?と思ってしまいましたた。
嘘ってこんなにも優しいんですね。


そんなわけで8点です。


昔観たスペーストラベラーズと言う映画に予想外に感動した記憶がふと蘇りました。
なんとなくテイストが似てるのかな?

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