コードネームU.N.C.L.E.

コードネームU.N.C.L.E.　を観た。

第二次世界大戦後の東ドイツから物語は始まり、冷戦真っ只中の世界情勢の中、CIAのエージェントとKGBのスパイが禁断のコンビを組み世界を滅ぼすテロ計画を防ごうとするお話。


大好物のガイ・リッチー監督作品です。

流石に面白い！

古い人気ドラマのリメイクらしいですが、
わざと古臭いロゴとテイストで見せていて非常に良い感じでした。

とことんクールで紳士なスパイたちのやり取りで初期の007みたいなテイストが最高。
コメディシーンは流石にハイレベルでぶっ飛んでいます。

手を組むけどお互い嫌い合う、昭和の少年漫画みたいな設定で。
2人の意地の張り合いやライバル心がイチイチ面白いです。

お互いの部屋にお互いに盗聴器を仕掛けあってるシーンは笑えました。

アーミー・ハマーが命がけでボートで敵から逃げまわってるのに、
いち早く脱出したヘンリー・カビルがトラックでナプキンまで付けてサンドイッチを食べだすシーンは相当ハイセンスでした。
そのヘンリー・カビルが乗ってるトラックのフロントガラスに相棒が逃げまわってるシーンが映ってるという流石の見せ方でした。

場内はなかなかの笑いの量でした。

とにかくぶれないクールさで、
状況はピンチで困難を極めてもそのクールさで救われます。

こうした徹底した設定がある作品は面白いですね。
そしてそれを見事に表現できる監督さんの腕の素晴らしさ。

コレは完全にシリーズ化されるでしょううが、
これから先のガイ・リッチーの代名詞として相応しい題材だと思えます。

是非ともガイ・リッチーで続けて欲しいシリーズですね。
７点。