メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

地球は丸かった 太陽が輝いていた
「ごらん、世界は美しい」

感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

天空の蜂

2010年11月24日 | 
天空の蜂を読んだ。

東野圭吾を継続的に読んでいるが、今度は天空の蜂。

最新の軍用ヘリコプターが自動操縦で盗まれ高速増殖炉の上でホバリングを始める。

そして国内の全ての原発を停止しないとヘリを落とすと犯人から脅迫状が届く。

しかしヘリの中には遊んでいた子供が一人取り残されていた。

ヘリの燃料が尽きるまでに対応を迫られる国や警察や原子炉で働く人達やヘリを作った人たちのドラマ。

カウントダウンの中で描かれるクライムサスペンスと言ったところでしょうか。


東野圭吾作品の中ではあまり上位には入らない位の感想ではありますが面白いことには間違いなかったです。

原発があるというのはどういう事かと言う現代社会に警笛を鳴らす、都合の悪いことに目をそらして生きている人たちへの強いメッセージを感じました。

犯人の悲壮感、決死な行為は東野圭吾作品らしくて素晴らしかったです。


いずれかは映像化されそうですけど誰がどうやってやるのか。
映像化は大変そうです。

6点。



天空の蜂 (講談社文庫)
東野 圭吾
講談社

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