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かぞくいろ RAILWAYS わたしたちの出発

2018年12月06日 | 映画
かぞくいろ RAILWAYS わたしたちの出発
を観ました。


晶は、夫・修平とその連れ子・駿也と東京で幸せに暮らしていたが、修平の突然の死で生活は一変。
残された駿也と共に夫の故郷・鹿児島へ向かい、まだ会ったことのない義父の節夫を訪ねる。
節夫は、運転士の仕事一筋で家族を顧みずに生きてきたが、突然やってきた晶たちを戸惑いつつも受け入れ、3人の共同生活が始まった。
そして晶は、亡き修平の子供の頃の夢でもあり、電車好きな駿也のため、鉄道の運転士を目指すことに。
「このままじゃダメだって分かってます。変わりたいんです。」
血のつながらない息子の母として、そして運転士になるため真っすぐに生きようとする晶の姿に、これまでの人生で見出せなかった<大切なこと>に気づいていく節夫。
愛する人を亡くし、一度家族を失った3人は、もう一度<家族>になれるのだろうか―。


吉田康弘監督作品です。
比較的若手の監督さんで、フィルモグラフィーを見ると過去作はほぼ観ていますね。
低予算ながら頑張っているという印象を受ける作品が多めです。

その点では作品ごとに結果を出して企画も順調に大きくなっている印象です。
今作は有村架純主演ということで名目ともにトップクラスの作品になってきたと思います。

RAILWAYSというシリーズなのですね、前作は見ていますが鉄道をテーマにしている以外のつながりは無いです。

話、設定は自分が大好物というかとても弱い、血の繋がらない親子の物語でした。
もうこの手の作品には感動の予感しかしないです。
最近だとドラマ義母と娘のブルースが非常に良かったですが。

案の定とても感動的でした。
ごく普通の女性と血の繋がらない息子。
若いのにポジティブに健気に子育てをする母と、聞き分けの良い息子。
そんな二人を言葉数少なくおおらかに見守る祖父。

そんな不思議な家族の模様を田舎の風景の中で描いていて。
純粋に好みでちゃんと感動できる品質の映画でした。

かなりのローカル鉄道が舞台なので鉄道好きには更に楽しめる作品でしょう。

主演の有村架純は相変わらず可愛くて健気で素晴らしい演技でした。
丸顔史上一番の美人な気がします。
演技もしっかりとしてきて全然安心して見れますし、母親役というのも斬新でした。
こんな奥さん最高すぎますね。

國村隼は言わずもがな名優ですが彼の良さをかなり活かしていたと思います。
かなり言葉数少なく、行間で語るような役でしたが見事な説得力でした。

桜庭ななみも意外と良い歳のとり方、キャリアの重ね方してますね。
スムーズに大人の女性側の役にシフトしてきている気がします。

子役の歸山竜成は結構大きな作品に出ているようですがそれも納得の天才感です。
ルックス的にも将来有望な気がします。

旦那役の青木崇高は結構好きな俳優ですが意外と出番は少なめでした。
それでも良い印象を残していました。

木下ほうか、筒井真理子、板尾創路などの脇役も優しくいい感じでした。

予想以上に高品質で泣ける映画でした。


そんなわけで7点。

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