メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

地球は丸かった 太陽が輝いていた
「ごらん、世界は美しい」

感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

カールじいさんの空飛ぶ家

2009年12月07日 | 映画
カールじいさんの空飛ぶ家 を観た。

年末恒例のディズニー・ピクサー作品です。
去年のWALL・Eがかなり良かったので今回も期待大です。

せっかくなので3Dで鑑賞しました。

(お話)
カール・フレドリクセン少年は冒険家に憧れていた。
彼のヒーローは冒険家チャールズ・F・マンツ。

しかしマンツはパラダイス・フォールという伝説の滝の地から持ち帰った巨大な鳥の骨が偽物とされ冒険家協会の協会員の資格を剥奪されてしまう。

カール少年もショックを受ける。

そんなある日通りかかった空き家から声が聞こえたので入って観ると、女の子が冒険家の真似ごとをしていた。

活発で奔放な少女はエリーと言いカールになれなれしく強引に冒険クラブに入れて「わたしの冒険ブック」という本を見せてくる。
エリーの夢はパラダイス・フォールに家を建てること。

二人は仲好く成長し、結婚して幸せに暮らし、風船を売る仕事をしてお金を貯め、エリーは子供を産めずに悲しんだりしたが共に幸せに歳を重ね、ある日エリーは病気になりそして死んでしまった。

一人になったカールは家の立ち退きを迫られていたが頑固に居座った。
ある日エリーとの思い出のポストを工事の人間が壊してしまい杖で殴ってけがをさせてしまう。

カールは老人ホームに入れられる事になってしまう。
迎えが来る前夜カールはひそかな計画を立てていた。

翌朝迎えに来た老人ホームの人間達の前でカールの家から大量の風船が出てきて家ごと飛び上がる。

俗世間とおさらばしてエリーの夢だったパラダイス・フォールに家ごと向かうのであった。

飛び立ってすぐにドアをノックする音が。
開けると前日にやってきたボーイスカウトの少年ラッセル。
老人の手伝いが成功すれば最後のバッチがもらえると訪ねてきたが、カールが鳥を探して来いとおっぱらった少年だった。


(ネタバレ)
すぐにラッセルを帰そうと引き返そうとするが、嵐に巻き込まれる。
ラッセルの活躍で何とか乗り切り、結局二人でパラダイス・フォールに向かう事にする。

場所が分からなくなり辿り着いた場所は運よくパラダイス・フォールの向かいにある崖。

二人は家から落ちてしまい家に戻れなくなったので、ホースと紐で浮いている家を引っ張ってパラダイス・フォールに歩いて向かうことにする。
リミットは家が浮いている間、風船のガスが抜けたらもうたどり着けない。

ラッセルはトイレの最中に大きな鳥に出会い仲良くなりカールの元へ連れていく。
ラッセルはその鳥をケヴィンと名付けるが、驚くカールは鳥を追っ払おうとする。
今度は喋る犬ダグ(翻訳機を付けている)と遭遇する。
ダグは犬集団の落ちこぼれで、謎の男に怪鳥を探すように遣わされた犬だった。

ダグの仲間達が現れ、ケヴィンを連れて行こうとするがラッセルはケヴィンを必死に守る。
しかし犬達に圧迫されやむなくカール達は犬の主人の所へ連れて行かれる。
そこには大きな飛行船があり、現れたのはマンツ。
マンツは自分を嘘つき呼ばわりした人達を見返す為怪鳥を生け捕りにしようと、何十年もパラダイス・フォールで犬を手なづけ怪鳥を探していた。

子供の頃の憧れの人に会えて喜ぶカール。
空飛ぶ家で現れた男を面白がるマンツ。
マンツはカールをもてなすが、ラッセルが怪鳥と友達になったと言う話をして状況は一変する。

空飛ぶ家の屋根に居る怪鳥に気づいたマンツ、逃げ出すカール達。
マンツを裏切ったダグに助けられ何とか逃げのびたカール達だったが、カール達を助けようとケヴィンが怪我をしてしまい動けなくなる。
ケヴィンには子供たちが居るらしいので、カールはパラダイス・フォールに向かうのを後回しにしてケヴィンを巣まで送る事にする。
無事に巣に辿り着くが、ダグに付けられた発信機のせいでマンツに場所がバレてケヴィンは遂にマンツに捕まり飛行船で連れていかれてしまう。
別にこれでいいんだとようやくパラダイス・フォールに家を到着させたカール。
ケヴィンを守るとラッセルと約束したのにケヴィンを見捨ててマンツに燃やされた家の火を消しに行ったカールをラッセルは軽蔑する。
そしてラッセルは一人数個の風船と枯れ葉掃除機で空を飛んでマンツの飛行船を追う。
しかしあっさりマンツに捕まる。
カールは家具を捨て家を軽くして再び家を飛ばしラッセル達の救出に向かう。
マンツやその部下の犬達と格闘するが、マンツを上空から落とし遂に全員救出する。

そして無事にケヴィンを子供たちのところへ送り届ける。

町に帰ったカール達。

ラッセルのボーイスカウトの表彰式にカール自ら出向き最後のバッチを付けてあげる。
それはエリーが作った冒険クラブのバッチだった。
喜ぶラッセルはカールに抱きつく。

(評価)
相変わらず優しくて素敵でジーンとするアニメでした。

WALL・Eが良すぎたのか、正直期待には及ばなかったですが、またまたいい設定を考えたなぁとは思いました。

カラフルな風船
こじんまりとした家
頑固なカール
天然で純真なラッセル
駄目犬ダグ
ただの鳥ケヴィン
実に見事な設定だったと思います。

しかしマンツが悪役になってしまい、しかも死んでしまう展開は驚きと戸惑いを感じました。
子供の頃あんなに憧れてて、それがエリーとの絆の始まりでもあったのに、実際会ったマンツは悪役とは。
てっきり説得して、やっぱり憧れのヒーローだってなるかと思いきや殺してしまいましたからね。

エリーが出会った頃めっちゃおてんばな感じなのに、年々おしとやか系の女性になっていたのがなんか違和感でした。

カールとエリーの数十年の歴史を無声映画形式で淡々と描いて行ったのは見事でした。
セリフが無くても二人の5、60年くらいの歴史がちゃんとわかりました。

3Dはそれほどでもないし、やはりメガネが完成度低いので2D版で見た方がいいのかもしれません。

そんなわけで7点です。


優しい感動がある映画は嫌いじゃないです。

そして一応言っておきますけど、頑固じじいもの映画は鉄板ですよ。

僕が頑固おじいちゃん子だったかしら・・・



カールじいさんの空飛ぶ家/ブルーレイ(本編DVD付) [Blu-ray]
クリエーター情報なし
ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。