ローマを去る。
泊まったホテルは家族経営なのでチェックアウト時、おばあさんと二人のスタッフでフレンドリーに送り出してくれた。
まるで息子を送り出すかのように背中をさすってくれて「このホテルはどうだった?また来てね」と言っていた。
テルミニ駅までのバスでの楽な行き方も教えてくれた。
しかし僕はこの3日間、不安でバスや地下鉄に乗っていなかった。
ローマの地下鉄はちょっと治安が悪いというので。
しかし3日間過ごしてみてそんな治安が悪い街とは思えなかったので、ノウハウを含めどうしても地下鉄を克服しておきたかったのだ。
地下鉄は怖いだのなんだのイタリアへのコンプレックスは克服しなければならなかったのです。
じゃ、いつ克服するか?
今でしょ!!
ローマの地下鉄は簡単なので実際は実に楽にチケットを買え楽にテルミニ駅まで辿りつけた。
拍子抜けするほど。
そうしてまた次の街へ。
1時間半南下してお手頃に辿り着いたのはネアポリス(ナポリ)。
治安が悪い、もはや観光地として成立してない、などと悪評が凄いのでルートから外していたのだが、ローマが余裕だったので調子にって来てみたのです。
ジョジョの奇妙な冒険大好きっ子ならばどうしても見ておきたくて。
しかし駅到着わずか5分で心はズタズタに折れる。
凄まじい喧騒感、とにかく体験したことの無い凄まじい喧騒感。
駅前はたむろしてるスラムな感じの人間が沢山。
駅から出てきた客に声をかけて回るちょっと狂った感じの人。
タクシーが大量に居てキャリーケースを運ぶ僕にしきりにガラの悪い営業をかけてくる。
全く未体験な30人位のガラの悪い黒人集団のエリアとかある、そこを通るのなんて地獄。
自分が向かうホテルの方向は中国人街なのか?中国人集団が各店先でたむろしててその前を一々通り辛い。
車は無茶苦茶野蛮な運転でどの車もちょっとした車線変更、右折左折の際に一々過激にクラクションを鳴らす。
とにかく街中にクラクションが鳴り響いているのでそれがこの街の喧騒感を煽る。
信号も無いしたまにある信号もそんなに守られていない。
道を渡るのに一々命がけ。
路上駐車も凄まじく、車と車の間は痩せ型の僕でも通れないほど詰まっていて歩き辛い。
そもそも街はゴミ箱をひっくり返したように過激に汚い。
靴で歩くのも憚れる程。
ゴミ置き場はもはやメンテナンスされていないのか?街中にゴミの山ができている。
犬の糞も凄まじいので注意が必要。
そんなわけで駅から120mほどのホテルに辿り着くだけで精も根も尽き果てるような気分。
ホテルは非常に安かったのにかつて無いクオリティ。
綺麗で新しくて設備も素晴らしい、一人で泊まるのも勿体ないほど。
しかし親切なフロントの方がシリアスな表情になり
「この街に居る間、地下鉄、バス、歩いてる時も絶対にマネー、クレジットカード、パスポートから目を離すな!
パスポートは必要ないから部屋から持ち出すな!」と言ってくる。
引き継いで部屋まで案内してくれた女性スタッフもスリや強盗に気をつけて!的な事を言う。
もうなんちゅう所に来てしまったのだ・・・と凹む。
しかしせっかくここまで来たのでホテルに引きこもってるわけにも行かず出発。
街中にあちこちで育ちの悪そうな様々な人がたむろしてたり徘徊してたりするのでガイドブックやカメラを出すのも怖い。
僕は基本的に観光地よりも町の生活感をカメラで撮りたいのだが、とてもそんなことできる空気感は無い。
ちょっとでも市街地から離れたくてサンタ・ルチア港と卵城を観光。
因みにその道中、小中学生くらいのガキどもですら珍しい東洋人の一人歩きを見て絡んでくる、鬱陶しい。
確かに市街地で観光客を見ることは殆ど無かった。
サンタ・ルチア港近くのホテルには多分ナポリの英雄マラドーナが居たのかもしれないが、
物凄い人だかりができていて平気で車道を塞いで大勢でコールをしてる無法地帯。
僕は何も知らず超ヤンキー高校に転入してしまった世間知らずの平凡生徒役です。
その後夜のナポリの街並みを見るが、後で調べるとそこそこ危険な地域も知らずに歩いてしまっていた。
繁華街にはドラゴンタトゥーの女みたいな女が沢山居た。
街のガラの悪い人間たちはもう街がゴミ箱だと言わんばかりに食ったもののゴミを当たり前のようにその場で投げ捨てる。
この街に秩序や正義はあるのだろうか?
晩御飯を食べるのは無理そうだな、と勇気を出してスーパーで買いだめ。
しかしホテル近くにマクドナルドがあったので入る。
しかしまたもや衝撃的光景。
店員も含め20人くらいの子供たちがフラフープで大はしゃぎ、物凄い騒がしさ。
レジでのやり取りの声すら通らないほど。
そしてレジにはリーゼント風のヘアスタイルをした若い女が帽子もかぶらずガムをくちゃくちゃしながら腕を組んで遠くを見てる。
こんなにも接客の意志の気配を消せるのか?コレは店はやっているのか?と疑問になり騒音に負けないように大声で
「オーダーOK?」と聞くと無愛想に頷く。
もう松本人志のコントの世界観な街ですわ。
何とかマクドにありつけただけでも幸いとしましょう。
夜23:30になっても外は物凄いクラクションの嵐、大型犬の鳴き声の嵐。
もうこんな街を出て行きたい・・・と枕を濡らす夜でした。
泊まったホテルは家族経営なのでチェックアウト時、おばあさんと二人のスタッフでフレンドリーに送り出してくれた。
まるで息子を送り出すかのように背中をさすってくれて「このホテルはどうだった?また来てね」と言っていた。
テルミニ駅までのバスでの楽な行き方も教えてくれた。
しかし僕はこの3日間、不安でバスや地下鉄に乗っていなかった。
ローマの地下鉄はちょっと治安が悪いというので。
しかし3日間過ごしてみてそんな治安が悪い街とは思えなかったので、ノウハウを含めどうしても地下鉄を克服しておきたかったのだ。
地下鉄は怖いだのなんだのイタリアへのコンプレックスは克服しなければならなかったのです。
じゃ、いつ克服するか?
今でしょ!!
ローマの地下鉄は簡単なので実際は実に楽にチケットを買え楽にテルミニ駅まで辿りつけた。
拍子抜けするほど。
そうしてまた次の街へ。
1時間半南下してお手頃に辿り着いたのはネアポリス(ナポリ)。
治安が悪い、もはや観光地として成立してない、などと悪評が凄いのでルートから外していたのだが、ローマが余裕だったので調子にって来てみたのです。
ジョジョの奇妙な冒険大好きっ子ならばどうしても見ておきたくて。
しかし駅到着わずか5分で心はズタズタに折れる。
凄まじい喧騒感、とにかく体験したことの無い凄まじい喧騒感。
駅前はたむろしてるスラムな感じの人間が沢山。
駅から出てきた客に声をかけて回るちょっと狂った感じの人。
タクシーが大量に居てキャリーケースを運ぶ僕にしきりにガラの悪い営業をかけてくる。
全く未体験な30人位のガラの悪い黒人集団のエリアとかある、そこを通るのなんて地獄。
自分が向かうホテルの方向は中国人街なのか?中国人集団が各店先でたむろしててその前を一々通り辛い。
車は無茶苦茶野蛮な運転でどの車もちょっとした車線変更、右折左折の際に一々過激にクラクションを鳴らす。
とにかく街中にクラクションが鳴り響いているのでそれがこの街の喧騒感を煽る。
信号も無いしたまにある信号もそんなに守られていない。
道を渡るのに一々命がけ。
路上駐車も凄まじく、車と車の間は痩せ型の僕でも通れないほど詰まっていて歩き辛い。
そもそも街はゴミ箱をひっくり返したように過激に汚い。
靴で歩くのも憚れる程。
ゴミ置き場はもはやメンテナンスされていないのか?街中にゴミの山ができている。
犬の糞も凄まじいので注意が必要。
そんなわけで駅から120mほどのホテルに辿り着くだけで精も根も尽き果てるような気分。
ホテルは非常に安かったのにかつて無いクオリティ。
綺麗で新しくて設備も素晴らしい、一人で泊まるのも勿体ないほど。
しかし親切なフロントの方がシリアスな表情になり
「この街に居る間、地下鉄、バス、歩いてる時も絶対にマネー、クレジットカード、パスポートから目を離すな!
パスポートは必要ないから部屋から持ち出すな!」と言ってくる。
引き継いで部屋まで案内してくれた女性スタッフもスリや強盗に気をつけて!的な事を言う。
もうなんちゅう所に来てしまったのだ・・・と凹む。
しかしせっかくここまで来たのでホテルに引きこもってるわけにも行かず出発。
街中にあちこちで育ちの悪そうな様々な人がたむろしてたり徘徊してたりするのでガイドブックやカメラを出すのも怖い。
僕は基本的に観光地よりも町の生活感をカメラで撮りたいのだが、とてもそんなことできる空気感は無い。
ちょっとでも市街地から離れたくてサンタ・ルチア港と卵城を観光。
因みにその道中、小中学生くらいのガキどもですら珍しい東洋人の一人歩きを見て絡んでくる、鬱陶しい。
確かに市街地で観光客を見ることは殆ど無かった。
サンタ・ルチア港近くのホテルには多分ナポリの英雄マラドーナが居たのかもしれないが、
物凄い人だかりができていて平気で車道を塞いで大勢でコールをしてる無法地帯。
僕は何も知らず超ヤンキー高校に転入してしまった世間知らずの平凡生徒役です。
その後夜のナポリの街並みを見るが、後で調べるとそこそこ危険な地域も知らずに歩いてしまっていた。
繁華街にはドラゴンタトゥーの女みたいな女が沢山居た。
街のガラの悪い人間たちはもう街がゴミ箱だと言わんばかりに食ったもののゴミを当たり前のようにその場で投げ捨てる。
この街に秩序や正義はあるのだろうか?
晩御飯を食べるのは無理そうだな、と勇気を出してスーパーで買いだめ。
しかしホテル近くにマクドナルドがあったので入る。
しかしまたもや衝撃的光景。
店員も含め20人くらいの子供たちがフラフープで大はしゃぎ、物凄い騒がしさ。
レジでのやり取りの声すら通らないほど。
そしてレジにはリーゼント風のヘアスタイルをした若い女が帽子もかぶらずガムをくちゃくちゃしながら腕を組んで遠くを見てる。
こんなにも接客の意志の気配を消せるのか?コレは店はやっているのか?と疑問になり騒音に負けないように大声で
「オーダーOK?」と聞くと無愛想に頷く。
もう松本人志のコントの世界観な街ですわ。
何とかマクドにありつけただけでも幸いとしましょう。
夜23:30になっても外は物凄いクラクションの嵐、大型犬の鳴き声の嵐。
もうこんな街を出て行きたい・・・と枕を濡らす夜でした。