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ダークナイト

2008年09月06日 | 映画
ダークナイトを観た。

バットマンシリーズの最新作。

どんな映画でも比較的差別なく観る僕ですがアメコミ系は苦手です。

アメリカのヒーローってどれもコスプレ好きの変態で、いつでも正体を隠すの必死みたいなイメージしか無くてかなりくだらないと思ってます。

でもバットマンシリーズはティム・バートンやクリストファー・ノーランといったかなり僕好みの監督が撮ってるし、映画に独特の暗い空気感があり以外に観れます。

今回のダークナイトはクリストファー・ノーラン監督でバットマンシリーズでは今までで一番いい出来と思いました。

重厚で怖くてストーリーやテーマも良くて、かなり素晴らしい映画でした。

バットマン馬鹿に出来ません。

この作品で映画史に残るような見事な悪役を演じたヒース・レジャーはこの映画撮影後に急死してしまいました。

演技派で優秀な若手俳優だったため、非常に残念な事ですが、でもそれもこの映画の価値を高めるひとつの要因になっていると思います。


(観てから読んで)
ジョーカーと言うプッツンした素性不明の男が敵なのだが、こいつはためらい無く悪を実行する、悪の哲学を持ち世界を狂気に導く男。

ゴッサムシティーはバットマンの活躍と裏腹に犯罪が増え、市民はバットマンに不信を抱き始めていた。

バットマンとゴードン警部補はマフィアが資金洗浄に使っていた銀行を摘発しマフィアを追い詰める。

追い詰められたマフィアにジョーカーが「バットマンを殺してやるから金よこせ」みたいな感じで現れる。

光の騎士として市民に人気の検事でバットマンの正体のブルースの元カノのレイチェルと恋人のハービー・デントもバットマンに賛同し市民を説得しつつマフィアやジョーカーとの危険な戦いをする。

バットマンはデントこそ真のヒーローと、引退しようとする。

一方バットマンは未だにレイチェルに未練があり複雑。

しかしジョーカーはバットマンが素顔をさらすまで市民を毎日殺すと言ってそれを実行し続け街は恐怖に陥り、市民はバットマン出て来いとなる。

デントが「俺がバットマンだ」とか言って捕まったりしてバットマンとゴードン警部補が頑張ってついにジョーカーを捕まえる。

ここで終わりと思わせられるが、手錠に繋がれ圧倒的に不利と思われたジョーカーには勝算があった。

実はわざと捕まっていて警察内にスパイを送り込んでいてレイチェルとデントを誘拐して別々の場所に監禁して時限爆弾をセットしていた。

時間ギリギリにそれをバットマンに教えどちらか一方しか助けられないぞ、どうする?と困らせる。

ゴッサムシティーの平和を担う男か、好きな女か。

別々の場所に繋がれているが、受話器で会話できるようになっているデントとレイチェル。

レイチェルはブルースよりデントを選び極限の状態で結婚の約束をする。

バットマンは迷わずレイチェルを助けに行くが実はジョーカーは逆の場所を教えていて、バットマンが着いた場所にはデントが居た。

ギリギリでデントを救うが顔半分が燃えてしまう。

そしてレイチェルはあっけなく爆死してしまう。


デントの顔左半分は焼けただれ、骨や肉が露出したおぞましい姿となってしまう。

ジョーカーは入院中のデントに悪を注ぎ込み、デントは怒りに震え裏切った警察やマフィアなどを次々殺していく。

ジョーカーはどんな正義の心も簡単に悪に変えれることを証明するのが最大の目的だった。

バットマンはジョーカーを捕らえデントを倒す。

市民にはデントは希望だったためバットマンはデントが犯した罪を全てかぶりデントを英雄のまま死なせた。

そして警察に追われるバットマンは闇に消える。


かなり長めの映画でしたがじっくり観れました。

ストーリーは終始微妙に深いところで進行し、説明も少ないので理解力の乏しい人には難しい映画かも知れませんが、そんなんが僕はいいと思います。

ジョーカーが強すぎて、ルパン並みに準備が素早く、あっと言う間にあちこちに爆弾仕掛けちゃったりしています。

ジョーカーは死も恐れないし、金にも興味がなく手に入れた大金も全て燃やしてしまう。

真の悪と言う感じで素晴らしかった。

とにかくジョーカー役のヒース・レジャーの演技がすごい。
それに尽きる。

何か嫌な気分になる怖い映画でした。

バットマンてこんな重い映画だったのか、と改めて思い知らされました。

そんなわけで8点。

高いビルのシーンとか好きだし、病院爆破シーンが凄まじかったです。

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