英国王のスピーチ

英国王のスピーチ　を観た。

元々期待していたがアカデミー賞取ってたのでより興味が湧いてました。

震災の影響でなかなか観れなかったのですがようやく観れました。

感想としては、
流石に質の高い映画でしたがナンバーワンの映画か？
と言われれば全然そうは思えませんでしたね。

他にいい作品が無かったから作品賞を取れたのかな？
と思ってしまいました。

人前でしゃべれない吃音症の英国王が第二次世界大戦開戦のスピーチを成功させるまでのお話。

正直戦争で国民が未曽有の不安に陥っている時、
裏ではスピーチを成功させるだけで喜んでいる王様が居るなんて
普通に不謹慎だと思いました。

少し今の日本と通じる状況なので
トップがこんなことしてたら許せないな、と思いました。

題材もキャストも演出も悪く無いですけどね。


そんなわけで７点です。


ちょいと期待値が高すぎたかもです。



（ネタバレ）
幼い頃から吃音症で人前でしゃべれないジョージ６世（コリン・ファース）。
そのコンプレックスから幾つか治療を試みるがどれも失敗。

自分は次男だからそもそも人前でスピーチする必要は無いと決断する。

しかし妻エリザベス（ヘレナ・ボナム=カーター）が新たに言語聴覚士、スピーチ矯正の専門家ライオネル・ローグ（ジェフリー・ラッシュ）を訪ね治療をお願いする。

疑いながらライオネルの元に訪れるジョージ。
ライオネルは自分の治療は変わってる、治療の事は他言しない、ここでは平等と幾つかのルールを示す。
そして絶対に読めると本をヘッドホンでクラシックを聞かせながら音読させるがジョージは怒って帰ってしまう。

しかし帰って自分が音読したレコードを聞いて妻と共に驚く。
スラスラと読めていた。

その日からライオネルとの治療が始まる。

そんな折父のジョージ５世が他界し、幼い頃から仲良しだった兄エドワード８世（ガイ・ピアース）が王の座につく。

ライオネルは兄よりあなたの方が王に相応しい、国のために王になれと余計な助言をしてジョージを怒らせる。
そして二人は決別してしまう。

しかし以前から危惧されていたが兄は政治よりも恋に生きる人間。
王は法律で離婚歴のある女性との結婚は許されないが、兄はどうしても結婚すると王の座をジョージに譲り去ってゆく。
こうしてジョージは望まぬまま史上初めて前王が健康に生きているのに新しい王となる。

しかしスピーチは相変わらず上手く行かない。
そこで再びライオネルと仲直りして治療を始める。

戦争しそうな相手、ヒトラーの演説を見て演説の重要さを知る。

ライオネルの存在に疑問を抱く大司教はその素性を調べ、ライオネルが医者では無く役者崩れであることを調べ上げる。
詐欺だ、騙されたと怒るジョージ、ライオネルは一度も医者とは名乗っていない、自分の演技指導であなたはしゃべれるようになったと反論する。

そして遂に英国はポーランド侵攻を止めないドイツに対して宣戦布告をする。

その国の運命を握るスピーチに望むジョージはライオネルの言葉を信じてスピーチに付き添わせる。

そして見事に二人力を合わせて見事なスピーチを成功させ国民に勇気を与える。