ライク・ア・ローリング・ストーン

今は結構ハイレベルな現場で働いて居るので刺激を受ける。

そんなわけで家に帰ってからも自分の開発してるサイトに活かしたいと勉強をする。
時間があるときには何もしなかったのに忙しいが刺激があると家でも作業する。

世の中は変な風に傾くようになっている。

こう考えると一度傾き始めると、
人生の色んな要素がそっち側に転がって行くのを感じる。

旅の最中に本当に感じていたこと、
今も教訓になった最も大きなことのひとつは

”最初の一歩目を踏み出すこと”

だった。
毎日がそれだった。
毎日折れそうな心で最初の一歩を踏み出した。

例えばイタリアからポルトガルを目指した際、
不安要素の数は本当に凄いものだった。
ここの電車に乗れるのか？
ここからここへ行けるのか？
宿は取れるのか？
言葉は通じるのか？
ご飯は食べれるのか？
治安の悪い地域を通るけど大丈夫か？
本当に無限とも思える不安に満ちていた。

しかしやるべきことは常に最初の一歩。
今日乗るべき電車にちゃんと乗る。
電車に乗ったら目的の駅で間違えずに降りる。
そしたら宿を見つける。
そしたらご飯を食べる。
そしたら明日の電車と宿を調べる。
・・・そんなことの繰り返し。

10歩先、遠くの街の心配をしてられない。

そんな感じで
最初は絶対に無理だと思っていたポルトガルまで行けた。

日常もよくそれに似てると思える。

大事なのは今いる場所を少し傾けること。
それは僅かな心構えで傾く。
ささやかな選択肢に迷わなくなる。

誰かに誘われた時、
性格上どうしても面倒くさいと思う。
家でゴロゴロしていたいと常に思う。
しかし出かける。

そんなことで日常は変わる。

色々考えて誘わなかった人も誘う。
色々考えてメールをためらう相手にもメールする。

自分で言うのもなんだが、
基本そんなに嫌がられることは無い。

傾けることから始める。
傾いたらそっちにためらわずに転がるのみ。

ライク・ア・ローリング・ストーン。