南極料理人を観た。
前々から気になっていたので是非見たいと思っていました。
とってもいい映画でした。
南極のドームふじ基地に派遣された海軍所属の料理担当西村淳(堺雅人)。
家では娘の友花(小野花梨)と妻のみゆき(西田尚美)になめられ気味。
ふじ基地は昭和基地よりさらに高地にある為、あらゆる生き物が生息していない極寒の地。
ウィルスすら生存できない。
メンバーは他に
雪氷学者の本さん(生瀬勝久)
気象学者のタイチョー(きたろう)
雪氷サポートの兄やん(高良健吾)
医療担当のドクター(豊原功輔)
車両担当の主任(古館寛治)
通信担当の盆(黒田大輔)
大気学者の平さん(小浜正寛)。
この8人が約1年半の間、観測の為、南極で過ごす。
基本これと言って大きな事件も起きず、小さな事件がぽつぽつ起きるだけのほのぼの優しい映画です。
基本おいしいご飯を食べるだけです。
(ネタバレ)
過酷な環境。
狭い個室。
丸見えなトイレ。
水が貴重。
食料は凍らせられるものばかりだけど大量に保存されている。
過酷な環境だけどみんな仲良く、麻雀やボーリングやバーを作って飲んだりビデオを観たり卓球をしたり。
それなりに楽しそうに過ごしている。
西村はみんなを少しでも元気にさせようと、丁寧においしい料理を作るが、みんなガサツにそれらを食べる。
定期的に娘のファックスが来るが、父さんが居なくて嬉しいと言った内容が書かれておりショックを受ける。
一人若い兄やんは毎日彼女に電話するが、段々彼女の態度が冷たくなっていき遂にふられてしまう。
皆に慰めてもらうが実は交換局の対応してくれる女性の声に新たに恋をしていた。
そしてある日電話越しに告白する。
本さんの誕生日をみんなで祝うが、奥さんがこの仕事に反対らしく夫婦関係はギクシャク。
やりたい仕事がたまたま南極でしか出来ないだけなのに、と呟く。
タイチョーと盆は西村に隠れて毎晩こっそりラーメンを食べていた。
西村にばれてもやめない。
そして残り一年以上もあるのにラーメンだけ底を尽きてしまう。
ラーメンが無いと生きていけないというタイチョーは西村に作ってくれと依頼するがそれ用の水が南極には無いと言われショックを受ける。
主任はホームシック気味であまりみんなと馴染まずサボってばかりで、遂に仮病で休みだす。
みんなの仕事中に遊んでいるのを盆が見つけ二人が追いかけっこを始める。
それを止めようとした西村がいつも肌身離さず持っていた娘の抜けた歯が深さ2000mmの調査用の穴に落ちてしまいふさぎこんでしまう。
引篭もっていた西村がキッチンに行くと、料理が出来ない他のメンバーが悪戦苦闘してしょぼい唐揚げを作っていた。
それを食べた西村は料理下手な妻の唐揚げを思い出し、みんなの前で号泣する。
日本のとあるイベントで、小学生達が南極の基地の人とテレビ電話で質疑応答をする。(南極の人達は相手の画像は見れない)
そこに西村の娘が西村に質問するが西村は気付かない。
何を食べてるの?と聞かれ
「みんなが食べてるものとかわらないよ」
そして
「おいしいものを食べると元気がでるから、今度お母さんに料理してあげな」
と伝える。
結局最後まで友花と気付かない。
ある晩皆で遊んでいる時、本さんが科学的、元素記号的に麺をこねる水の作り方を調べたと西村に伝える。
早速それを試す西村。
翌日食卓にはおいしそうなラーメンが。
平さんの仕事待ちをしていたが、もう待てないとみんなラーメンをすすりだす。
そこに凄いオーロラが出た!と飛び込んでくる平さん。
早く観測しないと!
と煽る。
しかしタイチョーは
「オーロラ?・・・・・そんなもん知るか!」とラーメンを食い続ける。
「そうですね」と納得して平さんもラーメンをすする。
この映画におけるクライマックスシーン。
とある一日の朝食のホント自然な様子が固定カメラの長回しで淡々と流れる。
任期が終わり、感慨深げに台詞もなく台所を片す西村。
そしてみんな無事帰国。
多くの歓迎を受ける。
本さんは妻と仲直り。
兄やんは交換局の女性と初対面。
みんなハッピーエンド。
そして西村もいつもの生活に戻る。
家族で行った動物園のお粗末なテリヤキバーガーに顔をしかめるが一口食べてみて
美味っ!と言う。
(評価)
とっても心癒される素晴らしい映画でした。
設定、ボリュームとも素晴らしかったです。
大きな事件も無く、とにかく淡々とした映画ですが、まったく退屈に感じませんでした。
恐らく料理を美味しく見せるという事に力を入れていたと思われまし、そう予想して空腹で観に行きましたが、案の定色々食べたくなりました。
水を作るため雪を掘る作業をみんなでやる。
すると伊勢海老があると聞いたメンバーがエビフライが食べたいと言う。
次々にメンバーが現われみんな同じように「伊勢海老がなんだって?俺フライがいいなー」的な事を言う。
伊勢海老のエビフライなんて無いし、勿体無いという西村の意見をみんな聞かない。
「俺達心はもうエビフライだから」と。
そして案の定後悔する。
何とか祭って時にはみんなスーツを来て食卓につき、西村は高級料理風なフルコースを振舞う。
節分の時は兄やんをオニにしてみんなでビーナッツをぶつけ大笑い。
マイナス70℃の外に裸で放り出したり。
ラストの朝食シーン、みんな順番に起きてきてけだるそうに席に付いていき、西村を手伝う者や新聞を読むものやしょうも無い雑談をするもの等。
やがて頂きますをして楽しげな食卓になっていく。
すげージーン!としました。
狭い基地内での生活、酒飲んで麻雀したり、恋愛相談したり、あぶれた奴がボーリングや卓球してる感じが超よかったです。
僕のお気に入りの堺雅人の笑顔は年々過激になっていく気がしますが、いいキャラでした。
他のメンバーもそんなにくせがなくて程よい演技でした。
何か南極の基地に超いきてえ!こんな生活してえ!って思っちゃいました。
そんな力がある素晴らしい映画でした。
そんなわけで8点。
何も事件が起きない系映画は僕大好きです。
一人も死人が出ない映画は評価すべきです。
ユニコーンのエンディング曲も良かった。
阿部が音楽担当だった。
前々から気になっていたので是非見たいと思っていました。
とってもいい映画でした。
南極のドームふじ基地に派遣された海軍所属の料理担当西村淳(堺雅人)。
家では娘の友花(小野花梨)と妻のみゆき(西田尚美)になめられ気味。
ふじ基地は昭和基地よりさらに高地にある為、あらゆる生き物が生息していない極寒の地。
ウィルスすら生存できない。
メンバーは他に
雪氷学者の本さん(生瀬勝久)
気象学者のタイチョー(きたろう)
雪氷サポートの兄やん(高良健吾)
医療担当のドクター(豊原功輔)
車両担当の主任(古館寛治)
通信担当の盆(黒田大輔)
大気学者の平さん(小浜正寛)。
この8人が約1年半の間、観測の為、南極で過ごす。
基本これと言って大きな事件も起きず、小さな事件がぽつぽつ起きるだけのほのぼの優しい映画です。
基本おいしいご飯を食べるだけです。
(ネタバレ)
過酷な環境。
狭い個室。
丸見えなトイレ。
水が貴重。
食料は凍らせられるものばかりだけど大量に保存されている。
過酷な環境だけどみんな仲良く、麻雀やボーリングやバーを作って飲んだりビデオを観たり卓球をしたり。
それなりに楽しそうに過ごしている。
西村はみんなを少しでも元気にさせようと、丁寧においしい料理を作るが、みんなガサツにそれらを食べる。
定期的に娘のファックスが来るが、父さんが居なくて嬉しいと言った内容が書かれておりショックを受ける。
一人若い兄やんは毎日彼女に電話するが、段々彼女の態度が冷たくなっていき遂にふられてしまう。
皆に慰めてもらうが実は交換局の対応してくれる女性の声に新たに恋をしていた。
そしてある日電話越しに告白する。
本さんの誕生日をみんなで祝うが、奥さんがこの仕事に反対らしく夫婦関係はギクシャク。
やりたい仕事がたまたま南極でしか出来ないだけなのに、と呟く。
タイチョーと盆は西村に隠れて毎晩こっそりラーメンを食べていた。
西村にばれてもやめない。
そして残り一年以上もあるのにラーメンだけ底を尽きてしまう。
ラーメンが無いと生きていけないというタイチョーは西村に作ってくれと依頼するがそれ用の水が南極には無いと言われショックを受ける。
主任はホームシック気味であまりみんなと馴染まずサボってばかりで、遂に仮病で休みだす。
みんなの仕事中に遊んでいるのを盆が見つけ二人が追いかけっこを始める。
それを止めようとした西村がいつも肌身離さず持っていた娘の抜けた歯が深さ2000mmの調査用の穴に落ちてしまいふさぎこんでしまう。
引篭もっていた西村がキッチンに行くと、料理が出来ない他のメンバーが悪戦苦闘してしょぼい唐揚げを作っていた。
それを食べた西村は料理下手な妻の唐揚げを思い出し、みんなの前で号泣する。
日本のとあるイベントで、小学生達が南極の基地の人とテレビ電話で質疑応答をする。(南極の人達は相手の画像は見れない)
そこに西村の娘が西村に質問するが西村は気付かない。
何を食べてるの?と聞かれ
「みんなが食べてるものとかわらないよ」
そして
「おいしいものを食べると元気がでるから、今度お母さんに料理してあげな」
と伝える。
結局最後まで友花と気付かない。
ある晩皆で遊んでいる時、本さんが科学的、元素記号的に麺をこねる水の作り方を調べたと西村に伝える。
早速それを試す西村。
翌日食卓にはおいしそうなラーメンが。
平さんの仕事待ちをしていたが、もう待てないとみんなラーメンをすすりだす。
そこに凄いオーロラが出た!と飛び込んでくる平さん。
早く観測しないと!
と煽る。
しかしタイチョーは
「オーロラ?・・・・・そんなもん知るか!」とラーメンを食い続ける。
「そうですね」と納得して平さんもラーメンをすする。
この映画におけるクライマックスシーン。
とある一日の朝食のホント自然な様子が固定カメラの長回しで淡々と流れる。
任期が終わり、感慨深げに台詞もなく台所を片す西村。
そしてみんな無事帰国。
多くの歓迎を受ける。
本さんは妻と仲直り。
兄やんは交換局の女性と初対面。
みんなハッピーエンド。
そして西村もいつもの生活に戻る。
家族で行った動物園のお粗末なテリヤキバーガーに顔をしかめるが一口食べてみて
美味っ!と言う。
(評価)
とっても心癒される素晴らしい映画でした。
設定、ボリュームとも素晴らしかったです。
大きな事件も無く、とにかく淡々とした映画ですが、まったく退屈に感じませんでした。
恐らく料理を美味しく見せるという事に力を入れていたと思われまし、そう予想して空腹で観に行きましたが、案の定色々食べたくなりました。
水を作るため雪を掘る作業をみんなでやる。
すると伊勢海老があると聞いたメンバーがエビフライが食べたいと言う。
次々にメンバーが現われみんな同じように「伊勢海老がなんだって?俺フライがいいなー」的な事を言う。
伊勢海老のエビフライなんて無いし、勿体無いという西村の意見をみんな聞かない。
「俺達心はもうエビフライだから」と。
そして案の定後悔する。
何とか祭って時にはみんなスーツを来て食卓につき、西村は高級料理風なフルコースを振舞う。
節分の時は兄やんをオニにしてみんなでビーナッツをぶつけ大笑い。
マイナス70℃の外に裸で放り出したり。
ラストの朝食シーン、みんな順番に起きてきてけだるそうに席に付いていき、西村を手伝う者や新聞を読むものやしょうも無い雑談をするもの等。
やがて頂きますをして楽しげな食卓になっていく。
すげージーン!としました。
狭い基地内での生活、酒飲んで麻雀したり、恋愛相談したり、あぶれた奴がボーリングや卓球してる感じが超よかったです。
僕のお気に入りの堺雅人の笑顔は年々過激になっていく気がしますが、いいキャラでした。
他のメンバーもそんなにくせがなくて程よい演技でした。
何か南極の基地に超いきてえ!こんな生活してえ!って思っちゃいました。
そんな力がある素晴らしい映画でした。
そんなわけで8点。
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一人も死人が出ない映画は評価すべきです。
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