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怪盗グルーのミニオン大脱走

2017年08月01日 | 映画
怪盗グルーのミニオン大脱走
を観ました。


晴れて結婚したグルーとルーシーの前に、新たな敵バルタザール・ブラットが現れる。
1980年代に子役として人気を博した過去の栄光にすがり、80年代ファッションに身を包んだバルタザールは、様々なガジェットを駆使して犯罪を繰り返し、グルーを反悪党同盟から追い出してしまう。
そんな時、グルーにドルーという生き別れになっていた双子の兄弟がいることが判明し、父親から莫大な遺産を相続しているドルーは父の志を受け継ぎ天下の大悪党になることを夢見ていた。
一方、グルーの相棒ミニオンたちは、グルーが反悪党同盟をクビになったことで再び悪の道に戻ってくることを期待していたが、グルーにその気がないことを知り、新たなボスを求めて旅に出るのだが…。



カイル・バルダとピエール・コフィンの共同監督。
ご存知、大人気のアニメシリーズの最新作ですね。

このシリーズは結構好きです。
ミニオンズのキャラの魅力はイマイチ理解できませんが、グルーと娘たちはかなり好きですね。
やたらサバサバしたグルーのキャラ、行動力が突発的な感じは観ていて痛快です。
それと3人の娘達との絡みが一番好きですね。
3人の娘達にはそれぞれ個性が明確でそれぞれとの絡みにその個性が反映されているのが良いです。

1作目で泥棒するための道具的扱いで孤児院から引き取った3人の娘、
3人居るから1人くらい死んでも良いってくらいドライだったのに。
なのでグルーが娘達に愛情を抱き始めた1作目はかなりジーンと泣けましたが。
2作目は関係性が確立された後なので、グルーの結婚等の大きなイベントはあれど、
だいぶインパクトは弱くなった印象でした。
その後のミニオンズの主役の映画は理解できないミニオンズコメディなので自分にはイマイチでした。

その後の今作なので期待と不安の両方を抱いていましたが、結果非常に面白かったです。
やはり1作目の様な感動は無いですが、劇場映画らしいスケール感がありました。
ストーリーも登場人物が増えましたが、それぞれがそれなりにフォーカスされていて豪華さやワクワク感には満ちていました。

吹き替えで観ましたが、このシリーズの吹き替えは秀逸ですね。
笑福亭鶴瓶をグルーの声にして関西弁にしたのは良いチャレンジだったと思います。
今作は双子の弟・ドルーが出てきますが、それは生瀬勝久がやっていて。
字幕版だと一人二役ですが、吹き替えだと別々です。
グルーは関西弁ですが、ドルーは標準語だったのも良かったです。

グルーはスマートですが、ドルーは金持ちなのにドジでミスばかりです。
なんとも独特な双子設定だと思いました。
1作目は娘達、2作目はルーシーとの出会い、交流、ファミリー化を描いていますが、
今作はこのドルーとの交流です。
次回作にも登場するのかは微妙ですが、なかなか素敵な兄弟愛でした。

前作は中井貴一の声優が非常に見事で何度聞いても中井貴一とは思えませんでした。
今作の生瀬勝久と松山ケンイチもそれほどではないですが、なかなか上手でナイスキャスティングでした。

中島美嘉のルーシーは最初は微妙でしたが、こうしてシリーズ化して慣れるといい感じです。
不思議とアメリカンな雰囲気出ますね。

何と言ってもアグネスの芦田愛菜が素晴らしいですね。
今までの作品はアグネスに近い年齢での仕事だと思いますが、非常に可愛い声優っぷりでした。
少々成長した芦田愛菜がアグネスの声を以前の様に出来るのか?
はシリーズを観てきた人は不安視するでしょうか、全然今まで通りでした。
ちゃんと可愛い子供の声でした。

敵が昔、人気悪役子役でハリウッドで干されたのを理由に実際の悪役の大人になっていますが、
80年代感をやたら出していて自分世代にはちょいちょい嬉しいシーンが多いです。
彼が活躍するシーンのBGMは全て80年代のヒット曲でテンション上がります。

ミニオンズは相変わらずサバサバで微笑ましいです。
サラッとグルーと仲間割れしてサラッと寄りを戻します。
非常にコミカルな仕事っぷりとチームワークは観ていて心地よかったです。
少しずつミニオンズの魅力もわかるようになってきました。

コメディは相変わらず笑えないですが、劇場鑑賞する見ごたえは十分でした。


そんなわけで8点。

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