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はいからさんが通る 前編 ~紅緒、花の17歳~

2017年11月11日 | 思想
はいからさんが通る 前編 ~紅緒、花の17歳~
を観ました。


時は大正。女学校に通う17歳の花村紅緒は、いつも明るくケンカっ早いところのあるじゃじゃ馬娘。
親友の環とともに楽しい学園生活を送り、恋も結婚相手も自分で選びたいと思っている。
そんなはいから娘が出会ったのは、笑い上戸なイケメン、伊集院忍少尉。
実は彼が祖父母の時代から決められていた許婚であることを知った紅緒は、それに反発。
愛のない結婚を阻止しようと奮闘して騒動を巻き起こすが、少しずつ少尉に心惹かれていく。


古橋一浩監督作品です。

かの有名なはいからさんが通るが新しく劇場版アニメになっていたので見に行きました。
自分世代だと子供の頃、夕方の再放送で観たものです。
少女漫画の元祖的なイメージもありますね。
少女漫画は全く読んだことありませんが。

絵のタッチは新しいようで懐かしさもあり、
適度なアレンジだと思いました。
かなりコミカルな描写がありますが、その辺に現代のアニメを感じます。

観ると「ああ、こんな話だった」とイチイチ思い出して行く感じでした。
かなりコンパクトになっていたので展開も早くテンポも良く観心地は良かったです。

兎にも角にも大正ロマンな感じで良いですね。
男尊女卑な価値観など時代を感じます。
この様式と和式が思いっきり混ざった感じの美意識の時代も結構好きですね。

恋愛なロマンもあり戦争もあるという時代背景。
現代では考えられないですが、こんな物語設定がありな時代もあったのですね。
何か不思議な気持ちになります。

昭和の戦争に突入して行く時代よりは、この大正時代くらいのが自由があったのかもですね。
様々な文学や美意識が花開いている感じがあります。

オタク系な匂いがするものアレルギーなのでアニメは少々不安なのですが、
そんなに萎えるような要素は無かったです。
元々秀逸な作品なのもあり、妥当に楽しめるアニメでした。


そんなわけで4点。


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