メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

地球は丸かった 太陽が輝いていた
「ごらん、世界は美しい」

感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

上京ものがたり

2013年08月26日 | 映画
上京ものがたり を観た。


幼い頃から絵が好きで美大に通うため田舎から一人上京してきた菜都美(北乃きい)。
憧れてた東京の暮らしは家賃を払うのに精一杯で極貧の毎日。
ある日、美大の友達にキャバクラのバイトを紹介され働き始め、そこでボーイをしていた良介(池松壮亮)と出会う。
良介は人から金を借りまくって店を逃げ出し菜都美の店に転がり込む。
優しいが働かず、ゴロゴロしてるだけのプー太郎。
菜都美の美大での成績は最下位で上京したことを後悔し始める。
しかしキャバクラの先輩ホステス吹雪(瀬戸朝香)とその娘沙希(谷花音)が菜都美の絵のファンになってくれる。
それに勇気づけられた菜都美は出版社に飛び込みで持ち込みをして何とか仕事をもらうが自分の望む仕事はなかなか貰えない。
迷い悩みながらも少しずつ前に進んでいく菜都美。


って話。


漫画家の西原理恵子の伝記的物語。
有名な漫画が多いですが読んだことはありません。

しかしいくつかは映画化されているので映画では観ています。

独特で支持率の高そうな物語が多いですよね。
原作を読んでみたいとは思うのですがね。

映画ですが、森岡利行監督です。
結構淡々とした物語でした。
盛り上がりそうで盛り上がらず、劇的な事が起こりそうで起こらずな繰り返し。
ただし逆にそれに生々しさを感じました。

夢を追う人が全て劇的な人生を送ってるわけじゃないし。
みんな苦悩するけど、だからといって劇的な出来事が人生をドラマチックにするわけじゃないし。
こんなに地道な感じで底辺から夢を叶えていく人も居るんだな、ってそんな事を悟らされた気がしました。

北乃きいは正直ちょっと劣化してきていますね。
スタイルもイマイチで。
しかしブスかわいいみたいな絶妙なポジションを作れそうな気がしました。
僕は結構好きですね、今後も需要がある気がします。
ほんのりセクシーシーンもあってほんのり濡れ場もやるようになりました。
こうして女優さんも大人になっていくのですね。
今後は渋い作品に出ていきそうな予感。

池松壮亮は子役から活躍してるけど結構いいキャリアを積んでますね。
すっかり大人になり演技も上手です。
結構ハードボイルドな役もできるようになってきて今後も活躍が期待できます。

全体的に演出も物語もイマイチですが、何か共感するものはありました。
何かこう言う暮らしをしてる人が好きなのですよね。
貧乏で夢を追う人。


そんなわけで5点です。


コレと行ってオチも無かったですが、後味は良かったです。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。