メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

地球は丸かった 太陽が輝いていた
「ごらん、世界は美しい」

感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

夜よ 負けんなよ

2008年10月07日 | なんとなく書いてます
秋は本当に過ごし易く

布団の中で目を閉じると無限の宇宙が広がってしまう。

まさに秋の夜長である。

そんな夜には

空想の黒猫が窓辺に座り

空想のSL列車がアパートの前に停まり

空想の飛行艇が夜空に浮かぶ。

空想の古い振り子時計が時を刻み

空想の空飛ぶベッドで街を見下ろし

空想の2本目のタバコに火をつける。


綺麗に鳴く虫の声だけが現実だ。


こんな夜は永遠に明けて欲しくないと真に願う。

いつまでも眠りたくないし

本当に明けてくれるなと願う。


僕はそれなりの時間を生きてきて

もう幾千もの夜が僕を訪れたが

明けなかった夜が無い


こんなにも沢山の夜があるのだから

ひとつくらい明けない夜があってもいいようなものなのだが

不思議と

明けない夜がひとつも無い。

僕はそれに納得していない。

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1 コメント

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Unknown (雨ガサ)
2008-10-08 02:51:20
夢みがち
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