コロナ影響で映画館もやってない時間が長いので今クールはいつも以上に見ている印象です。
世の中のドラマ製作も厳しいのか、フォーマットに則ったような、ドラマの作り方の教科書を見て作ってるかのような作品が多い印象です。
平均点を取ったら低くなっているような印象です。
・ゆるキャン△2(テレビ東京)
累計発行部数400万部を突破する同名コミックを実写化したシーズン2。
ソロキャンプが趣味の女子高校生・リン(福原遥)は、なでしこ(大原優乃)との出会いをきっかけに、野外活動サークルメンバーとのにぎやかなキャンプの楽しさを知る。
シーズン1を経たリンとなでしこらの関係の変化や、“ゆるいキャンプ”の様子を描く。
もはやファンと言っていいほど好きな作品。
1シーズンが好きすぎて繰り返し見た挙げ句アニメまでみて、自分には欠かせない癒やしの作品。
こんなにほっこりさせてくれるドラマは過去最高レベル。
相変わらずアニメの再現度が素晴らしいキャスト。
期待通りの2シーズン、今後もずっと続いて欲しい。
8点。
・カラフラブル〜ジェンダーレス男子に愛されています。〜(日本テレビ)
ためこうの漫画を吉川愛と板垣李光人のW主演でドラマ化。
仕事熱心だが、自分自身には手を抜きがちな町田和子(吉川)と、メークとファッションを自由に楽しむ“ジェンダーレス男子”の相馬周(板垣)の恋模様を描くラブコメディー。
「和子のことがずっと好きだった」という周の言葉をきっかけに、二人はお試しで付き合う。
自分にはちょっと設定や狙いやテーマがくっきりわからないのですが。
ジェンダーレス男子ってものをしっかり理解できていないのでしょうが。
結局は古典的な女子中高生向けなラブコメかなという印象、普通に胸キュンするドラマと思いました。
4点。
・ソロ活女子のススメ(テレビ東京)
フリーライター・朝井麻由美のエッセー「ソロ活女子のススメ」を原案に、五月女恵(江口のりこ)が“ソロ活”にまい進しながら新たな一人時間を体験する姿を描く。
出版社で働く恵は、会社の飲み会の誘いをソロ活のために断る。
そして、一人でしか味わえないぜいたくな時間を過ごすため、ある場所へと向かう。
テレ東らしい情報番組の要素をインクルードしたドラマ。
自分も一人旅してたので世界中で数々のお一人様を勇気を振り絞ってやってきたので非常に共感します。
一人で利用できる非日常の娯楽がこんなにあるのだというので自分にはとても刺激的でいいドラマだと思います。
そういう活動を通して得られる上質な学びや悟りみたいなのもとても印象的。
江口のりこ主演てのが絶妙で孤独のグルメみたいに続いても良いような作品だと思いました。
6点。
・イチケイのカラス(フジテレビ)
浅見理都の同名漫画を原作に竹野内豊主演でドラマ化。刑事裁判官の人間くさく温かみのある活躍を描く。
みちお(竹野内)は東京地方裁判所第3支部第1刑事部(通称・イチケイ)の刑事裁判官で、元弁護士という異色の経歴の持ち主。イチケイに異動となり、みちおの仕事のスタイルを理解できず反発する坂間を黒木華が演じる。
フジテレビの力作らしい見ごたえあるそれなりに楽しめるドラマ。
毎話想像通り且つ想像の上を行く展開がある。
7点。
・ワンモア(メ~テレ)
A.B.C-Zが主演を務める学園ドラマ。
それぞれに事情を抱えながらも夜間定時制高校に通う若者たちが、他人の人生と触れ合うことで自らと向きあい、成長していく姿を描く。
年齢や境遇の異なる生徒たちが集まる定時制高校ならではの視点で、人とのコミュニケーションや触れ合いの大切さを伝えていく。監督は榊英雄。
ジャニーズドラマと思って油断してましたがとても上質なドラマ。
A.B.C-Zのメンバーの演技も全然本格的。
夜間学校を舞台にしてるだけあって山田洋次監督の学校を思い出させるような作品でした。
あまり知らなかったメンバーもこのドラマで大いに知れたので良かったです。
とかく主演の戸塚祥太は他の作品でも見たいと思える役者でした。
7点。
・珈琲いかがでしょう(テレビ東京)
「凪のお暇」などで知られるコナリミサト原作の同名漫画を、中村倫也主演で実写化。
テレビ東京連続ドラマ初主演の中村は、移動コーヒー店「たこ珈琲」の店主・青山一を演じる。
日々の生活に疲れ癒やされたい人や、人間関係を見直したい人など、全ての人を優しく包み込み、幸せを運ぶ移動コーヒー店の群像劇を描く。
大好きな中村倫也主演なので期待値は高かったですが納得のクオリティのドラマでした。
今やスペシャルな中村倫也はなにかに当てはめられるのではなく彼ありきで企画が生まれるタイプだと思いますが。
なのでとてもハマっていて脇役も夏帆や磯村勇斗と好みの役者ばかりで良かったし崇拝するオザケンの主題歌も良かったです。
ただ期待値はもう少し高かったです。
6点。
・ガールガンレディ(TBS)
女子高校生たちがプラモデルの銃を使い、“生き残りを懸けたバトル”を行うオリジナルストーリー。主演は白石聖。
原案はBANDAI SPIRITS、企画はADKエモーションズと、特撮のスペシャリストが集結する特撮ドラマ。
小春(白石)は、骨董店で銃のプラモデルと「アリス」というフィギュアを購入。組み立てると、パラレルワールドに召喚される。
大好きな白石聖や大原優乃などが出ていますが内容は結構チープな青春SFなのでキャストが好きな人しか楽しめないでしょう。
現実と虚構の世界のリンクでGANTZみたいなシューティングバトルですが基本不意打ちの射撃ばかりでしかも当たりません。
撃とうという相手と話したり銃で威嚇しても無駄になるパターンがほぼです。
この手のドラマの割には主要キャストや濱田岳が出ていて結構見れますが。
4点。
・理想のオトコ(テレビ東京)
蓮佛美沙子がテレビ東京ドラマ初出演、初主演を務める大人の恋愛ドラマ。
チカの同名漫画を原作に、仕事に恋に、将来を真剣に考え始めた男女が繰り広げる心の葛藤を描く。
何年も恋愛を休んでいた32歳の美容師・燈子(蓮佛)は、10歳年上の漫画家や高校の同級生と再会し、恋する気持ちを久々に思い出す。
女性には共感を得そうなちょっと等身大系な恋愛ドラマでした。
付きっあってるのかどうか曖昧なのは大人の恋愛のリアリティって感じました。
安藤政信の贅沢な使い方ですね。
5点。
・ラブコメの掟〜こじらせ女子と年下男子〜(テレビ東京)
栗山千明主演、小関裕太共演のラブコメディー。
美人で仕事もできる瑠璃(栗山)は、周囲から恋愛経験豊富と思われているが、実際は彼氏いない歴15年の恋愛初心者。
そんな瑠璃がひょんなことから、“見た目も中身もパーフェクト”だが、振られ続けているという後輩・亮(小関)に恋愛指南をすることに。
スマートに見える女性がインドア趣味で恋愛下手という結構ベタな設定の上で繰り広げられるドラマでインパクトは弱めでした。
ムズキュン的に少しずつ進むラブコメで妥当に楽しめますがきっと記憶には残らないでしょう
4点。
・レンアイ漫画家(フジテレビ)
同名コミックスが原作のハートフルラブコメディー。
鈴木亮平演じる恋愛下手な少女漫画家・刈部清一郎と、“ダメ男ホイホイ”と呼ばれる崖っぷちアラサー女子・久遠あいこ(吉岡里帆)の関係を描く。
清一郎は弟の葬儀で出会ったあいこに、漫画のネタのために疑似恋愛を依頼。あいこは疑似恋愛相手と淡い恋などを展開する。
大好きな吉岡里帆がとても彼女の魅力が発揮されるような役どころでとても良いです。
物語の設定や展開は無理矢理でいがみ合う関係性の男女が惹かれ合うベタベタなやつですが。
脇のキャストも非常に豪華で結構見れる仕上がりでした。
7点。
・生きるとか死ぬとか父親とか(テレビ東京)
吉田羊と國村隼がW主演を務め、親子の愛憎と家族の裏表を描く。
原作は、ラジオパーソナリティーのジェーン・スーが、自身の家族との出来事と思い出を書いたリアルストーリー。
これぞホームドラマと言う映画的なハイセンスなドラマで非常に見心地が良かったです。
吉田羊と國村隼という実力派で間違い無いしラジオの質問メールから毎話が想起していく設定も毎話のタイトルも好印象でした。
8点。
・最高のオバハン 中島ハルコ(フジテレビ)
林真理子の小説を大地真央主演で映像化。
生粋の名古屋人であり、無駄なことが大嫌いなハルコ(大地)が、無駄なプライドから生まれる悩みや、忖度(そんたく)まみれの理不尽な仕事の悩みをばっさばっさと切り倒していく姿を描く。
また、ハルコに翻弄(ほんろう)されるアラフォー女子のいづみを松本まりかが演じる。
最近の松本まりかの好調っぷりが実を結んだようなドラマ。
主演・大地真央、助演・松本まりかって感じでしょうが実質視聴者の目線や出番的には松本まりか主演とも言えるでしょう。
破天荒なおばさんがその見識や地位で様々な出来事を解決する一話完結ですがちょっとストーリーは弱めでした。
キャストも個人的好みではありませんでした。
3点。
・高嶺のハナさん(BSテレ東)
泉里香がドラマ初主演を務めるラブコメディー。原作は、ムラタコウジの同名漫画。
会社では「高嶺の花」として一目置かれているバリキャリOL・ハナ(泉) は、年下の駄目社員・弱木に恋をするが、ハナの恋愛スキルは小学5年生レベルのため二人は擦れ違ってしまう。
そんな不器用なハナの恋模様を描く。
少女漫画的なベタな設定で心とは裏腹の行動ばかりで遠回りばかりで。
女子中学生とかが見るには楽しいのかもしれませんがおじさんにはさほどでした。
演出はライトでコミカルだったので見やすさはありました。
4点。
・私の夫は冷凍庫に眠っている(テレビ東京)
小説投稿サイト「エブリスタ」で投稿された八月美咲のラブサスペンス小説を原作に、高良百が漫画を担当した同名コミックを本仮屋ユイカ主演でドラマ化。
夫を殺める如月夏奈を本仮屋、夏奈に殺されるも翌日、夏奈の前に普通に現れる謎の夫・亮を白洲迅が演じる。
亮を殺した夏奈は、死体を物置の古い冷凍庫に隠す。
なかなかサイコで衝撃的な序盤でしたがちょっとベタな中盤の展開で。
今更そのパターンでこするか、、、と思いつつとりあえずダークな世界観を貫いていてインパクトはあったと思います。
派手過ぎないキャストも作品の不気味さを出すに良かったです。
6点。
・ネメシス(日本テレビ)
広瀬すずと櫻井翔がW主演を務めるオリジナルストーリー。
謎多き探偵事務所「ネメシス」で、天才的ひらめきを誇るが無鉄砲なアンナ(広瀬)と、ポンコツだが人望に厚い風真(櫻井)が、互いを助け合いながら難事件に挑む姿を描く。
映画「22年目の告白−私が殺人犯です−」(2017年)の入江悠が総監督を務める。
おそらく映像作品は一つも漏らさず全部リアタイしてきてる大好きな広瀬すずなのでもちろん観ます。
クセの強いミステリーものな感じですがちょっとストーリーやトリックが毎回弱い印象でした。
広瀬すずの能力も謎でしたがそこそこ衝撃的な展開をしていました。
江口洋介、櫻井翔などパートナーも豪華だし橋本環奈とのバディシーンはどれもスクショ案件でした。
新たなタイプの作品で力作でもあるしシリーズ化してもおかしくなさそうなドラマでした。
7点。
・きれいのくに(NHK)
加藤拓也のオリジナル脚本。容姿へのコンプレックスを抱える高校生たちが暮らす、ほとんどの大人が“同じ顔”をした国を舞台に、リアルと虚構が入り交じる“青春ダークファンタジー”。
出演は、吉田羊、蓮佛美沙子、平原テツ、小野花梨、橋本淳、加藤ローサ、青木柚、見上愛、岡本夏美、山脇辰哉、秋元龍太朗、稲垣吾郎。
これは連ドラでしか出来ない非常に大胆な展開をするドラマでかなり没入できました。
妻がどんどん若返って行くのに自分しかその変化に気づかないという序盤の不思議過ぎる謎の展開。
そこから驚きの2重構造の展開、夢オチではないですがなかなかの展開でした。
そしてかなり面倒くさそうな同じ顔が何人もいるSFな内容でした。
皆のあこがれの標準になる顔が稲垣吾郎と加藤ローサでしたが思ったより説得力があって素晴らしかったです。
そして最近いつもの評価になりますが、NHKとは思えない攻めた描写がインパクト大でした。
正直NHKって視聴者の年齢層が高めだと思うので逆に未成年の性描写がありなのかもですね。
かなり印象的な忘れがたい作品でした。
7点。
・大豆田とわ子と三人の元夫(フジテレビ)
松たか子演じる“バツ3”の独身女性が、3人の元夫たちに振り回されながら日々奮闘するロマンティックコメディー。
脚本は坂元裕二が手掛ける。大豆田とわ子(松)は、建設会社の社長に就任したばかりのユーモラスでキュートな女性。
そんなとわ子を忘れられない元夫を岡田将生と角田晃広、松田龍平が演じる。
坂元裕二脚本らしいかなり斜めな作風です。
ちょっとやりすぎでしっくりこない部分もある気がしましたが基本的には好みでした。
キャストも豪華だし小洒落た雰囲気を出すのは素晴らしいと思います。
よくこんな独特な目線やフレーズの脚本が書けるなぁと相変わらず感心しました。
7点。
・恋はDeepに(日本テレビ)
石原さとみと綾野剛がドラマ初共演で、W主演を務めるラブコメディー。
海を愛する海洋学者・渚海音(石原)とロンドン帰りのツンデレ御曹司・蓮田倫太郎(綾野)は、巨大マリンリゾートの開発がきっかけで出会う。
海を守りたい海音と計画に人生を懸ける倫太郎、住む世界が違う二人が運命的な恋に落ちる姿を描く。
大好きな石原さとみなので観ましたがちょっと受け入れるのが難しい内容ではありました。
人間の姿をした人魚と人間の男が海を守る活動をしつつ惹かれ合って行くような。
ちょっとこの時間帯でやるには子供向けな印象でした。
石原さとみが人魚というのはやってみても良い設定だと個人的には思います。
4点。
・DIVE!!(テレビ東京)
森絵都の同名小説が原作。HiHi Jetsの井上瑞稀、高橋優斗、作間龍斗がトリプル主演を務める青春ドラマ。
存続の危機にあるダイビングクラブを救うため、オリンピック出場を目指す青年たちの姿を描く。
井上は、飛び込み歴6年の坂井知季、作間は五輪選手の両親を持つ富士谷要一、高橋は幻の高校生ダイバー・沖津飛沫を演じる。
何度か映像化されている作品ですが今度はジャニーズの若手でって企画ですかね。
若い男の子たちの裸体と馬場ふみかの色気を堪能する娯楽はあるでしょう。
内容は思ったりしっかりしてて演技や演出もクオリティもそれなりでした。
4点。
・桜の塔(テレビ朝日)
玉木宏が主演を務め、ドラマ「3年A組―今から皆さんは、人質です―」(2019年、日本テレビ系)を手掛けた武藤将吾が脚本を担当するオリジナルストーリー。
警視庁を舞台に、警視総監というたった一つのポストを巡る壮絶な権力争い、組織内部の思惑に満ちた人間ドラマを描く警察エンタテインメントドラマ。
武藤将吾なのでなかなか刺激的で衝撃的な内容の刑事ドラマ。
復習を目的とするような出世争いですが、もう少し熱量があったら良かった気がします。
やり手同士のやり合いで一筋縄では行かない感じは好みでしたが。
6点。
・リコカツ(TBS)
交際ゼロ日で結婚した水口咲(北川景子)と緒原紘一(永山瑛太)が、離婚に向けた活動“リコカツ”を始める姿を描く。
まあ極端系な設定のラブコメなのでどこまでまっとうに受け止めて見るかは難しいけど。
感情的に離婚話になってしようとするといちいち邪魔が入ってその間にまた愛が再燃していくあるあるなパターン。
北川景子は変わらず美人で視聴者側の目線、永山瑛太はマッチョでロボット系な極端キャラで良いコントラスト。
5点。
・結婚できないにはワケがある。(ABC)
電子書籍2300万DL突破の同名コミックを速水もこみち主演でドラマ化。
主人公は、顔よし、頭脳よし、出世間違いなしの女子社員憧れの若きエリート課長・富澤(速水)。しかし彼は、人形「みちゅこ」を溺愛する人形愛好者だった。
“理想の男性と結婚したい女”まりこ(若月佑美)と“人形を愛する完璧な男”のラブストーリー。
結構好きな若月佑美が連ドラの主演ということで観ましたが結構いい感じでした。
乃木坂ちゃん好きとしてはちょっと心配な親心みたいなものも懐きつつ観ましたがもう全然そんな雰囲気は無く普通の女優さんでした。
ちょっと自虐的な不運な女性の典型的なラブコメを見事にこなしていました。
そしてこのドラマは飛んだ設定ですが遠からず女性から観る男ったこんな路線なのかもですね。
5点。
・ジモトに帰れないワケあり男子の14の事情(テレビ朝日)
なにわ男子の西畑大吾、高橋恭平、大橋和也、Aぇ!groupの末澤誠也、草間リチャード敬太、小島健、福本大晴、佐野晶哉、Lil かんさいの嶋崎斗亜、西村拓哉、大西風雅、岡崎彪太郎、當間琉巧、関西ジャニーズJr.の小柴陸らが出演するオムニバスドラマ。
“ジモト”に帰れない訳あり男子の14の事情を描く。
ジャニーズドラマという時点でちょっと偏見でハードルは下がってしまいますがそれを上回るとそれだけで毎度高評価。
1話完結なのでクオリティや好みにばらつきはあれど基本的には好みのテイストで全然見れました。
知らない人が増えてきましたが最近ジャニーズのパフォーマンスのクオリティは上がっているのかも。
5点。
・コントが始まる(日本テレビ)
菅田将暉と仲野太賀、神木隆之介が演じる売れないトリオ芸人「マクベス」と、彼らのファンになるファミレス店員・里穂子(有村架純)と妹・つむぎ(古川琴音)が、思い描きもしなかった未知の「幸せ」と巡り合う姿を描く群像物語。
「マクベス」のコントから始まり、同コントが残りの物語の伏線としてつながる。
人生はコントという結構あるあるなコンセプトの元繰り広げられる見事な物語。
毎話冒頭に主人公たちお笑いトリオのコントが描かれそれがドラマの内容を暗示するような巧妙な作りで、タイガー&ドラゴンを思い出しました。
菅田将暉と有村架純はゴールデンコンビになりつつある気がしますね。
神木隆之介と仲野太賀という脇役もかなり好みだし芳根京子が有村架純と共演してるのも個人的には激アツでしたし、みんな流石の演技です。
ただ個人的にドラマ等で役者が漫才やコントをやってるのが面白かった事が無く、今作もそれだったのは残念でした。
8点。
・着飾る恋には理由があって(TBS)
着飾ることで居場所を得ていた真柴くるみ(川口春奈)が、自分らしく生きる姿を描くラブストーリー。
インテリアメーカーの広報として働く真柴は、契約更新を忘れて部屋を追い出される。
友達の計らいで真柴が行き着いたのは、ミニマリスト・藤野駿(横浜流星)ら、既成概念を覆す人々とのルームシェアだった。
最近のラブコメ枠らしく露骨に現代的なトレンディを狙ったテイスト。
インスタっぽいオープニングなどちょっとこび過ぎててセンスが追いついていない印象。
古典的王道ないがみ合う二人が徐々にくっついていくパターンで一つ一つの場面もちょっと厳しい。
大好きな川口春奈と大好きな乃木坂46メンバーの山下美月が出てるのにそれを活かせて無いのは残念。
横浜流星はもう少し作品選びを考えたほうが良い気がしてしまう。
4点。
・クロシンリ 彼女が教える禁断の心理術(カンテレ)
“ブラック心理術”を巧みに利用し、相手の心を翻弄(ほんろう)するミステリアスな女・クロノサキにもてあそばれる人々を、ブラックユーモア満載に描く痛快サスペンスドラマ。
主演は、乃木坂46・久保史緒里。サキ(久保)は、対人関係に悩む人の前に現れ、その人を見下しながらも悩みを解決するための心理術を指南する。
大好きな乃木坂46の久保史緒里の初主演ドラマということで必見。
もともと器用なイメージな子だったけど期待通りしっかりと女優していてアイドルと言う印象はあまり無い。
内容は笑ゥせぇるすまん的に主人公の洗脳的な誘導を信じて行動したら不幸になるタイプのもので結構好みでした。
脇役があまり知らない俳優さんが多くそれでいてインパクトもあってそれも好感度。
5点。
・コタローは1人暮らし(テレビ朝日)
原作は津村マミの同名コミック。横山裕が連続ドラマ初主演を務める。
自堕落な日々を送る売れない漫画家・狩野進(横山)と、訳ありな1人暮らしの5歳児・さとうコタロー(川原瑛都)の日常を描くハートフルコメディー。
狩野はコタローとの出会いから大人としての責任や人を思いやる気持ちの大切さを感じ、成長していく。
ボロアパートを舞台に不思議な組み合わせの人々が繰り広げる独特で結構好みのドラマでした。
横山裕はこういう役がかなりハマるしいつの間にか重要な役者になってきている印象。
大好きな山本舞香もらしい役で良かった。
6点。
・泣くな研修医(テレビ朝日)
外科医で作家の中山祐次郎のデビュー作である同名小説を映像化。
白濱亜嵐演じる地方国立大学医学部を卒業した研修医1年生・雨野隆治が、無力感で打ちのめされ葛藤しながらも成長していく姿を描く。
医師でありながら何も分からない研修医たちのリアルを描くとともに、現代の医療界が抱えている問題も映し出す。
典型的な医療系青春ドラマですね。
爽やかで妥当に楽しめるけどちょっとインパクトは弱いですかね。
5点。
・ドラゴン桜 シーズン2(TBS)
原作は、2018年から連載中の三田紀房の同名漫画。阿部寛主演で2005年に放送されたドラマ「ドラゴン桜」の続編。
前作から15年後の龍山高校を舞台に、弁護士・桜木建二(阿部)が去った後、下降の一途をたどっていた同校の窮地を、再び桜木が救う姿を描く。
同作は、受験制度改革に合わせて続編制作が決定したという。
人気作のセカンドシーズンで大好きなオークラさん脚本なので観ました。
大ヒットな前作からかなりの時を経てびっくりするくらい半沢直樹的テイストに生まれ変わっていました。
激アツなぶつかり合いと毎話のどんでん返しと例の中心からずれたアップなテイストが日曜劇場らしさをふんだんに醸し出していました。
もうこの枠はそういうテイストで行くのがすっかり既定路線になりましたね。
視聴者が想像つく内容をやたら引っ張って焦らすのは少々ストレスでしたが、一応ちゃんと痛快などんでん返しフェーズがあるので納得でした。
8点。
・探偵☆星鴨(日本テレビ)
ヨーロッパ企画によるオリジナル脚本で、探偵ドラマ史上最も“頭をユルめる”コメディーミステリー。
有岡大貴演じる探偵の星鴨が、ハプニングに振り回されたり、未解決殺人事件の犯人と疑われたりしながら、「見えた! 輝く一番星!」の決めぜりふとともに、ひらめきの速さで依頼を解決していく。
ジャニーズドラマと思いきやなかなか見ごたえある毎話のストーリー、どんでん返しでいい意味で期待とは違ってました。
ちょっと日常的な王道ミステリーには全然無いような事件をあたかも本格ミステリー風に立ち向かい解決するという。
舞台やセットなどの世界観も好みでした。
ヨーロッパ企画って一つのスタンスを持ったコンテンツですね。
6点。
・半径5メートル(NHK)
女性週刊誌の編集者・風未香(芳根京子)と型破りなベテラン記者・宝子(永作博美)の“迷コンビ”が、ニュースにもならないような“女性たちのもやもや”に切り込む姿を描く。
大好きな芳根京子が出ているので観てみましたが。
ほぼ1話完結系で毎話刺激的な題材を取り扱い芳根京子にしてはなかなかのラブシーンもあり見応えありました。
報道的な仕事の特徴や難しさをうまく描いていると思います。
最近はNHKが本格派かつ攻めてて面白い。
7点。
・声春っ!(日本テレビ)
日向坂46のメンバーが、声優を目指す少女たちを演じる青春ドラマ。「
きらめき声優学園」を舞台に、主人公・めいこ(佐々木美玲)と、個性豊かな生徒たちの“夢と挑戦”を描く。
日向坂46からは、佐々木の他、丹生明里、渡邉美穂、金村美玖、河田陽菜、高本彩花、松田好花、上村ひなの、潮紗理菜が出演する。
乃木坂ちゃん好きなので惰性で日向坂ちゃんも可能な限りチェックしてるので観ました。
佐々木美玲が主演ということで彼女がグループの顔の一人ということですね。
二番手が丹生明里でライバルが渡邉美穂なので結構好きなメンバーが主要キャストで良かったです。
あえて推しを言うならば渡邉美穂かも知れないので。
ドラマとしてはちょっと子供向けなベタなコメディで稚拙な物語ですがアイドルの可愛さである程度は見れます。
まあファン向けなドラマと言って良いでしょう。
欅坂がやってた徳山大五郎を誰が殺したか?はファンじゃなくても楽しめるような内容だったけど。
4点。
・あのときキスしておけば(テレビ朝日)
恋が始まりかけのフリーターの青年と彼が憧れた美人漫画家が事故で彼女と見知らぬおじさんと入れ替わり男二人の生活が始まる。
典型的な入れ替わり系だけどヒロインが見知らぬおじさんと入れ替わった挙げ句片方は完全に死んでいるというちょっとイレギュラーパターン。
松坂桃李と井浦新と麻生久美子という実力派で少ないキャストで見応えあります。
男と女が入れ替わってその手のキャラクターを演じるのは近年だいぶこすられてるので目新しさはないですが。
最終回にカメオ的に堀未央奈が出ていたのでちょっとうれしかったですね。
6点。
・ラブファントム(MBS)
みつきかこの同名コミックを桐山漣主演でドラマ化。
“怪人”と呼ばれるほど優秀で、格好良くスマートなエリートホテルマン・長谷(桐山)と、不器用だが裏表のない癒やし系のホテルカフェ店員・百々子(小西桜子)の“秘密の恋”を描くラブストーリー。
毎回ラブシーンがあり、回を追うごとに二人のキスシーンなどが増していく。
富豪のドSな彼氏と言いなりなバイトの彼女で胸キュンな感じを売りにしたいのでしょうがかなりエロい感想。
やたらキスシーンが多くしかも濃厚で付き合いたてのカップルの欲情っぷりを見せられている感じです。
4点。
・まどろみバーメイド ~屋台バーで最高の一杯を。~(テレビ大阪)
天才バーテンダーが営む一風変わった屋台のバーを舞台にしたドラマ。
TVerで見れたので見てましたがかなり好みでした。
独特な舞台にやってくる独特な人々との交流、人間模様、雰囲気を堪能するドラマでした。
ストーリーも毎話魅力的で適度な深みがあって見応えありました。
主演の木竜麻生はかなり女優として好みでもっとこの子の作品を観たいと思わされました。
6点。
コロナの影響もありだんだんドラマ制作がフレームワーク化してきたような印象です。
面白かったドラマも過去の成功例を踏襲したパターンが殆どでした。
クリエイティブな刺激を受けるものはあまりなかったですが、新たな方法論が生まれる黎明期なのかも知れないとも思いました。
世の中のドラマ製作も厳しいのか、フォーマットに則ったような、ドラマの作り方の教科書を見て作ってるかのような作品が多い印象です。
平均点を取ったら低くなっているような印象です。
・ゆるキャン△2(テレビ東京)
累計発行部数400万部を突破する同名コミックを実写化したシーズン2。
ソロキャンプが趣味の女子高校生・リン(福原遥)は、なでしこ(大原優乃)との出会いをきっかけに、野外活動サークルメンバーとのにぎやかなキャンプの楽しさを知る。
シーズン1を経たリンとなでしこらの関係の変化や、“ゆるいキャンプ”の様子を描く。
もはやファンと言っていいほど好きな作品。
1シーズンが好きすぎて繰り返し見た挙げ句アニメまでみて、自分には欠かせない癒やしの作品。
こんなにほっこりさせてくれるドラマは過去最高レベル。
相変わらずアニメの再現度が素晴らしいキャスト。
期待通りの2シーズン、今後もずっと続いて欲しい。
8点。
・カラフラブル〜ジェンダーレス男子に愛されています。〜(日本テレビ)
ためこうの漫画を吉川愛と板垣李光人のW主演でドラマ化。
仕事熱心だが、自分自身には手を抜きがちな町田和子(吉川)と、メークとファッションを自由に楽しむ“ジェンダーレス男子”の相馬周(板垣)の恋模様を描くラブコメディー。
「和子のことがずっと好きだった」という周の言葉をきっかけに、二人はお試しで付き合う。
自分にはちょっと設定や狙いやテーマがくっきりわからないのですが。
ジェンダーレス男子ってものをしっかり理解できていないのでしょうが。
結局は古典的な女子中高生向けなラブコメかなという印象、普通に胸キュンするドラマと思いました。
4点。
・ソロ活女子のススメ(テレビ東京)
フリーライター・朝井麻由美のエッセー「ソロ活女子のススメ」を原案に、五月女恵(江口のりこ)が“ソロ活”にまい進しながら新たな一人時間を体験する姿を描く。
出版社で働く恵は、会社の飲み会の誘いをソロ活のために断る。
そして、一人でしか味わえないぜいたくな時間を過ごすため、ある場所へと向かう。
テレ東らしい情報番組の要素をインクルードしたドラマ。
自分も一人旅してたので世界中で数々のお一人様を勇気を振り絞ってやってきたので非常に共感します。
一人で利用できる非日常の娯楽がこんなにあるのだというので自分にはとても刺激的でいいドラマだと思います。
そういう活動を通して得られる上質な学びや悟りみたいなのもとても印象的。
江口のりこ主演てのが絶妙で孤独のグルメみたいに続いても良いような作品だと思いました。
6点。
・イチケイのカラス(フジテレビ)
浅見理都の同名漫画を原作に竹野内豊主演でドラマ化。刑事裁判官の人間くさく温かみのある活躍を描く。
みちお(竹野内)は東京地方裁判所第3支部第1刑事部(通称・イチケイ)の刑事裁判官で、元弁護士という異色の経歴の持ち主。イチケイに異動となり、みちおの仕事のスタイルを理解できず反発する坂間を黒木華が演じる。
フジテレビの力作らしい見ごたえあるそれなりに楽しめるドラマ。
毎話想像通り且つ想像の上を行く展開がある。
7点。
・ワンモア(メ~テレ)
A.B.C-Zが主演を務める学園ドラマ。
それぞれに事情を抱えながらも夜間定時制高校に通う若者たちが、他人の人生と触れ合うことで自らと向きあい、成長していく姿を描く。
年齢や境遇の異なる生徒たちが集まる定時制高校ならではの視点で、人とのコミュニケーションや触れ合いの大切さを伝えていく。監督は榊英雄。
ジャニーズドラマと思って油断してましたがとても上質なドラマ。
A.B.C-Zのメンバーの演技も全然本格的。
夜間学校を舞台にしてるだけあって山田洋次監督の学校を思い出させるような作品でした。
あまり知らなかったメンバーもこのドラマで大いに知れたので良かったです。
とかく主演の戸塚祥太は他の作品でも見たいと思える役者でした。
7点。
・珈琲いかがでしょう(テレビ東京)
「凪のお暇」などで知られるコナリミサト原作の同名漫画を、中村倫也主演で実写化。
テレビ東京連続ドラマ初主演の中村は、移動コーヒー店「たこ珈琲」の店主・青山一を演じる。
日々の生活に疲れ癒やされたい人や、人間関係を見直したい人など、全ての人を優しく包み込み、幸せを運ぶ移動コーヒー店の群像劇を描く。
大好きな中村倫也主演なので期待値は高かったですが納得のクオリティのドラマでした。
今やスペシャルな中村倫也はなにかに当てはめられるのではなく彼ありきで企画が生まれるタイプだと思いますが。
なのでとてもハマっていて脇役も夏帆や磯村勇斗と好みの役者ばかりで良かったし崇拝するオザケンの主題歌も良かったです。
ただ期待値はもう少し高かったです。
6点。
・ガールガンレディ(TBS)
女子高校生たちがプラモデルの銃を使い、“生き残りを懸けたバトル”を行うオリジナルストーリー。主演は白石聖。
原案はBANDAI SPIRITS、企画はADKエモーションズと、特撮のスペシャリストが集結する特撮ドラマ。
小春(白石)は、骨董店で銃のプラモデルと「アリス」というフィギュアを購入。組み立てると、パラレルワールドに召喚される。
大好きな白石聖や大原優乃などが出ていますが内容は結構チープな青春SFなのでキャストが好きな人しか楽しめないでしょう。
現実と虚構の世界のリンクでGANTZみたいなシューティングバトルですが基本不意打ちの射撃ばかりでしかも当たりません。
撃とうという相手と話したり銃で威嚇しても無駄になるパターンがほぼです。
この手のドラマの割には主要キャストや濱田岳が出ていて結構見れますが。
4点。
・理想のオトコ(テレビ東京)
蓮佛美沙子がテレビ東京ドラマ初出演、初主演を務める大人の恋愛ドラマ。
チカの同名漫画を原作に、仕事に恋に、将来を真剣に考え始めた男女が繰り広げる心の葛藤を描く。
何年も恋愛を休んでいた32歳の美容師・燈子(蓮佛)は、10歳年上の漫画家や高校の同級生と再会し、恋する気持ちを久々に思い出す。
女性には共感を得そうなちょっと等身大系な恋愛ドラマでした。
付きっあってるのかどうか曖昧なのは大人の恋愛のリアリティって感じました。
安藤政信の贅沢な使い方ですね。
5点。
・ラブコメの掟〜こじらせ女子と年下男子〜(テレビ東京)
栗山千明主演、小関裕太共演のラブコメディー。
美人で仕事もできる瑠璃(栗山)は、周囲から恋愛経験豊富と思われているが、実際は彼氏いない歴15年の恋愛初心者。
そんな瑠璃がひょんなことから、“見た目も中身もパーフェクト”だが、振られ続けているという後輩・亮(小関)に恋愛指南をすることに。
スマートに見える女性がインドア趣味で恋愛下手という結構ベタな設定の上で繰り広げられるドラマでインパクトは弱めでした。
ムズキュン的に少しずつ進むラブコメで妥当に楽しめますがきっと記憶には残らないでしょう
4点。
・レンアイ漫画家(フジテレビ)
同名コミックスが原作のハートフルラブコメディー。
鈴木亮平演じる恋愛下手な少女漫画家・刈部清一郎と、“ダメ男ホイホイ”と呼ばれる崖っぷちアラサー女子・久遠あいこ(吉岡里帆)の関係を描く。
清一郎は弟の葬儀で出会ったあいこに、漫画のネタのために疑似恋愛を依頼。あいこは疑似恋愛相手と淡い恋などを展開する。
大好きな吉岡里帆がとても彼女の魅力が発揮されるような役どころでとても良いです。
物語の設定や展開は無理矢理でいがみ合う関係性の男女が惹かれ合うベタベタなやつですが。
脇のキャストも非常に豪華で結構見れる仕上がりでした。
7点。
・生きるとか死ぬとか父親とか(テレビ東京)
吉田羊と國村隼がW主演を務め、親子の愛憎と家族の裏表を描く。
原作は、ラジオパーソナリティーのジェーン・スーが、自身の家族との出来事と思い出を書いたリアルストーリー。
これぞホームドラマと言う映画的なハイセンスなドラマで非常に見心地が良かったです。
吉田羊と國村隼という実力派で間違い無いしラジオの質問メールから毎話が想起していく設定も毎話のタイトルも好印象でした。
8点。
・最高のオバハン 中島ハルコ(フジテレビ)
林真理子の小説を大地真央主演で映像化。
生粋の名古屋人であり、無駄なことが大嫌いなハルコ(大地)が、無駄なプライドから生まれる悩みや、忖度(そんたく)まみれの理不尽な仕事の悩みをばっさばっさと切り倒していく姿を描く。
また、ハルコに翻弄(ほんろう)されるアラフォー女子のいづみを松本まりかが演じる。
最近の松本まりかの好調っぷりが実を結んだようなドラマ。
主演・大地真央、助演・松本まりかって感じでしょうが実質視聴者の目線や出番的には松本まりか主演とも言えるでしょう。
破天荒なおばさんがその見識や地位で様々な出来事を解決する一話完結ですがちょっとストーリーは弱めでした。
キャストも個人的好みではありませんでした。
3点。
・高嶺のハナさん(BSテレ東)
泉里香がドラマ初主演を務めるラブコメディー。原作は、ムラタコウジの同名漫画。
会社では「高嶺の花」として一目置かれているバリキャリOL・ハナ(泉) は、年下の駄目社員・弱木に恋をするが、ハナの恋愛スキルは小学5年生レベルのため二人は擦れ違ってしまう。
そんな不器用なハナの恋模様を描く。
少女漫画的なベタな設定で心とは裏腹の行動ばかりで遠回りばかりで。
女子中学生とかが見るには楽しいのかもしれませんがおじさんにはさほどでした。
演出はライトでコミカルだったので見やすさはありました。
4点。
・私の夫は冷凍庫に眠っている(テレビ東京)
小説投稿サイト「エブリスタ」で投稿された八月美咲のラブサスペンス小説を原作に、高良百が漫画を担当した同名コミックを本仮屋ユイカ主演でドラマ化。
夫を殺める如月夏奈を本仮屋、夏奈に殺されるも翌日、夏奈の前に普通に現れる謎の夫・亮を白洲迅が演じる。
亮を殺した夏奈は、死体を物置の古い冷凍庫に隠す。
なかなかサイコで衝撃的な序盤でしたがちょっとベタな中盤の展開で。
今更そのパターンでこするか、、、と思いつつとりあえずダークな世界観を貫いていてインパクトはあったと思います。
派手過ぎないキャストも作品の不気味さを出すに良かったです。
6点。
・ネメシス(日本テレビ)
広瀬すずと櫻井翔がW主演を務めるオリジナルストーリー。
謎多き探偵事務所「ネメシス」で、天才的ひらめきを誇るが無鉄砲なアンナ(広瀬)と、ポンコツだが人望に厚い風真(櫻井)が、互いを助け合いながら難事件に挑む姿を描く。
映画「22年目の告白−私が殺人犯です−」(2017年)の入江悠が総監督を務める。
おそらく映像作品は一つも漏らさず全部リアタイしてきてる大好きな広瀬すずなのでもちろん観ます。
クセの強いミステリーものな感じですがちょっとストーリーやトリックが毎回弱い印象でした。
広瀬すずの能力も謎でしたがそこそこ衝撃的な展開をしていました。
江口洋介、櫻井翔などパートナーも豪華だし橋本環奈とのバディシーンはどれもスクショ案件でした。
新たなタイプの作品で力作でもあるしシリーズ化してもおかしくなさそうなドラマでした。
7点。
・きれいのくに(NHK)
加藤拓也のオリジナル脚本。容姿へのコンプレックスを抱える高校生たちが暮らす、ほとんどの大人が“同じ顔”をした国を舞台に、リアルと虚構が入り交じる“青春ダークファンタジー”。
出演は、吉田羊、蓮佛美沙子、平原テツ、小野花梨、橋本淳、加藤ローサ、青木柚、見上愛、岡本夏美、山脇辰哉、秋元龍太朗、稲垣吾郎。
これは連ドラでしか出来ない非常に大胆な展開をするドラマでかなり没入できました。
妻がどんどん若返って行くのに自分しかその変化に気づかないという序盤の不思議過ぎる謎の展開。
そこから驚きの2重構造の展開、夢オチではないですがなかなかの展開でした。
そしてかなり面倒くさそうな同じ顔が何人もいるSFな内容でした。
皆のあこがれの標準になる顔が稲垣吾郎と加藤ローサでしたが思ったより説得力があって素晴らしかったです。
そして最近いつもの評価になりますが、NHKとは思えない攻めた描写がインパクト大でした。
正直NHKって視聴者の年齢層が高めだと思うので逆に未成年の性描写がありなのかもですね。
かなり印象的な忘れがたい作品でした。
7点。
・大豆田とわ子と三人の元夫(フジテレビ)
松たか子演じる“バツ3”の独身女性が、3人の元夫たちに振り回されながら日々奮闘するロマンティックコメディー。
脚本は坂元裕二が手掛ける。大豆田とわ子(松)は、建設会社の社長に就任したばかりのユーモラスでキュートな女性。
そんなとわ子を忘れられない元夫を岡田将生と角田晃広、松田龍平が演じる。
坂元裕二脚本らしいかなり斜めな作風です。
ちょっとやりすぎでしっくりこない部分もある気がしましたが基本的には好みでした。
キャストも豪華だし小洒落た雰囲気を出すのは素晴らしいと思います。
よくこんな独特な目線やフレーズの脚本が書けるなぁと相変わらず感心しました。
7点。
・恋はDeepに(日本テレビ)
石原さとみと綾野剛がドラマ初共演で、W主演を務めるラブコメディー。
海を愛する海洋学者・渚海音(石原)とロンドン帰りのツンデレ御曹司・蓮田倫太郎(綾野)は、巨大マリンリゾートの開発がきっかけで出会う。
海を守りたい海音と計画に人生を懸ける倫太郎、住む世界が違う二人が運命的な恋に落ちる姿を描く。
大好きな石原さとみなので観ましたがちょっと受け入れるのが難しい内容ではありました。
人間の姿をした人魚と人間の男が海を守る活動をしつつ惹かれ合って行くような。
ちょっとこの時間帯でやるには子供向けな印象でした。
石原さとみが人魚というのはやってみても良い設定だと個人的には思います。
4点。
・DIVE!!(テレビ東京)
森絵都の同名小説が原作。HiHi Jetsの井上瑞稀、高橋優斗、作間龍斗がトリプル主演を務める青春ドラマ。
存続の危機にあるダイビングクラブを救うため、オリンピック出場を目指す青年たちの姿を描く。
井上は、飛び込み歴6年の坂井知季、作間は五輪選手の両親を持つ富士谷要一、高橋は幻の高校生ダイバー・沖津飛沫を演じる。
何度か映像化されている作品ですが今度はジャニーズの若手でって企画ですかね。
若い男の子たちの裸体と馬場ふみかの色気を堪能する娯楽はあるでしょう。
内容は思ったりしっかりしてて演技や演出もクオリティもそれなりでした。
4点。
・桜の塔(テレビ朝日)
玉木宏が主演を務め、ドラマ「3年A組―今から皆さんは、人質です―」(2019年、日本テレビ系)を手掛けた武藤将吾が脚本を担当するオリジナルストーリー。
警視庁を舞台に、警視総監というたった一つのポストを巡る壮絶な権力争い、組織内部の思惑に満ちた人間ドラマを描く警察エンタテインメントドラマ。
武藤将吾なのでなかなか刺激的で衝撃的な内容の刑事ドラマ。
復習を目的とするような出世争いですが、もう少し熱量があったら良かった気がします。
やり手同士のやり合いで一筋縄では行かない感じは好みでしたが。
6点。
・リコカツ(TBS)
交際ゼロ日で結婚した水口咲(北川景子)と緒原紘一(永山瑛太)が、離婚に向けた活動“リコカツ”を始める姿を描く。
まあ極端系な設定のラブコメなのでどこまでまっとうに受け止めて見るかは難しいけど。
感情的に離婚話になってしようとするといちいち邪魔が入ってその間にまた愛が再燃していくあるあるなパターン。
北川景子は変わらず美人で視聴者側の目線、永山瑛太はマッチョでロボット系な極端キャラで良いコントラスト。
5点。
・結婚できないにはワケがある。(ABC)
電子書籍2300万DL突破の同名コミックを速水もこみち主演でドラマ化。
主人公は、顔よし、頭脳よし、出世間違いなしの女子社員憧れの若きエリート課長・富澤(速水)。しかし彼は、人形「みちゅこ」を溺愛する人形愛好者だった。
“理想の男性と結婚したい女”まりこ(若月佑美)と“人形を愛する完璧な男”のラブストーリー。
結構好きな若月佑美が連ドラの主演ということで観ましたが結構いい感じでした。
乃木坂ちゃん好きとしてはちょっと心配な親心みたいなものも懐きつつ観ましたがもう全然そんな雰囲気は無く普通の女優さんでした。
ちょっと自虐的な不運な女性の典型的なラブコメを見事にこなしていました。
そしてこのドラマは飛んだ設定ですが遠からず女性から観る男ったこんな路線なのかもですね。
5点。
・ジモトに帰れないワケあり男子の14の事情(テレビ朝日)
なにわ男子の西畑大吾、高橋恭平、大橋和也、Aぇ!groupの末澤誠也、草間リチャード敬太、小島健、福本大晴、佐野晶哉、Lil かんさいの嶋崎斗亜、西村拓哉、大西風雅、岡崎彪太郎、當間琉巧、関西ジャニーズJr.の小柴陸らが出演するオムニバスドラマ。
“ジモト”に帰れない訳あり男子の14の事情を描く。
ジャニーズドラマという時点でちょっと偏見でハードルは下がってしまいますがそれを上回るとそれだけで毎度高評価。
1話完結なのでクオリティや好みにばらつきはあれど基本的には好みのテイストで全然見れました。
知らない人が増えてきましたが最近ジャニーズのパフォーマンスのクオリティは上がっているのかも。
5点。
・コントが始まる(日本テレビ)
菅田将暉と仲野太賀、神木隆之介が演じる売れないトリオ芸人「マクベス」と、彼らのファンになるファミレス店員・里穂子(有村架純)と妹・つむぎ(古川琴音)が、思い描きもしなかった未知の「幸せ」と巡り合う姿を描く群像物語。
「マクベス」のコントから始まり、同コントが残りの物語の伏線としてつながる。
人生はコントという結構あるあるなコンセプトの元繰り広げられる見事な物語。
毎話冒頭に主人公たちお笑いトリオのコントが描かれそれがドラマの内容を暗示するような巧妙な作りで、タイガー&ドラゴンを思い出しました。
菅田将暉と有村架純はゴールデンコンビになりつつある気がしますね。
神木隆之介と仲野太賀という脇役もかなり好みだし芳根京子が有村架純と共演してるのも個人的には激アツでしたし、みんな流石の演技です。
ただ個人的にドラマ等で役者が漫才やコントをやってるのが面白かった事が無く、今作もそれだったのは残念でした。
8点。
・着飾る恋には理由があって(TBS)
着飾ることで居場所を得ていた真柴くるみ(川口春奈)が、自分らしく生きる姿を描くラブストーリー。
インテリアメーカーの広報として働く真柴は、契約更新を忘れて部屋を追い出される。
友達の計らいで真柴が行き着いたのは、ミニマリスト・藤野駿(横浜流星)ら、既成概念を覆す人々とのルームシェアだった。
最近のラブコメ枠らしく露骨に現代的なトレンディを狙ったテイスト。
インスタっぽいオープニングなどちょっとこび過ぎててセンスが追いついていない印象。
古典的王道ないがみ合う二人が徐々にくっついていくパターンで一つ一つの場面もちょっと厳しい。
大好きな川口春奈と大好きな乃木坂46メンバーの山下美月が出てるのにそれを活かせて無いのは残念。
横浜流星はもう少し作品選びを考えたほうが良い気がしてしまう。
4点。
・クロシンリ 彼女が教える禁断の心理術(カンテレ)
“ブラック心理術”を巧みに利用し、相手の心を翻弄(ほんろう)するミステリアスな女・クロノサキにもてあそばれる人々を、ブラックユーモア満載に描く痛快サスペンスドラマ。
主演は、乃木坂46・久保史緒里。サキ(久保)は、対人関係に悩む人の前に現れ、その人を見下しながらも悩みを解決するための心理術を指南する。
大好きな乃木坂46の久保史緒里の初主演ドラマということで必見。
もともと器用なイメージな子だったけど期待通りしっかりと女優していてアイドルと言う印象はあまり無い。
内容は笑ゥせぇるすまん的に主人公の洗脳的な誘導を信じて行動したら不幸になるタイプのもので結構好みでした。
脇役があまり知らない俳優さんが多くそれでいてインパクトもあってそれも好感度。
5点。
・コタローは1人暮らし(テレビ朝日)
原作は津村マミの同名コミック。横山裕が連続ドラマ初主演を務める。
自堕落な日々を送る売れない漫画家・狩野進(横山)と、訳ありな1人暮らしの5歳児・さとうコタロー(川原瑛都)の日常を描くハートフルコメディー。
狩野はコタローとの出会いから大人としての責任や人を思いやる気持ちの大切さを感じ、成長していく。
ボロアパートを舞台に不思議な組み合わせの人々が繰り広げる独特で結構好みのドラマでした。
横山裕はこういう役がかなりハマるしいつの間にか重要な役者になってきている印象。
大好きな山本舞香もらしい役で良かった。
6点。
・泣くな研修医(テレビ朝日)
外科医で作家の中山祐次郎のデビュー作である同名小説を映像化。
白濱亜嵐演じる地方国立大学医学部を卒業した研修医1年生・雨野隆治が、無力感で打ちのめされ葛藤しながらも成長していく姿を描く。
医師でありながら何も分からない研修医たちのリアルを描くとともに、現代の医療界が抱えている問題も映し出す。
典型的な医療系青春ドラマですね。
爽やかで妥当に楽しめるけどちょっとインパクトは弱いですかね。
5点。
・ドラゴン桜 シーズン2(TBS)
原作は、2018年から連載中の三田紀房の同名漫画。阿部寛主演で2005年に放送されたドラマ「ドラゴン桜」の続編。
前作から15年後の龍山高校を舞台に、弁護士・桜木建二(阿部)が去った後、下降の一途をたどっていた同校の窮地を、再び桜木が救う姿を描く。
同作は、受験制度改革に合わせて続編制作が決定したという。
人気作のセカンドシーズンで大好きなオークラさん脚本なので観ました。
大ヒットな前作からかなりの時を経てびっくりするくらい半沢直樹的テイストに生まれ変わっていました。
激アツなぶつかり合いと毎話のどんでん返しと例の中心からずれたアップなテイストが日曜劇場らしさをふんだんに醸し出していました。
もうこの枠はそういうテイストで行くのがすっかり既定路線になりましたね。
視聴者が想像つく内容をやたら引っ張って焦らすのは少々ストレスでしたが、一応ちゃんと痛快などんでん返しフェーズがあるので納得でした。
8点。
・探偵☆星鴨(日本テレビ)
ヨーロッパ企画によるオリジナル脚本で、探偵ドラマ史上最も“頭をユルめる”コメディーミステリー。
有岡大貴演じる探偵の星鴨が、ハプニングに振り回されたり、未解決殺人事件の犯人と疑われたりしながら、「見えた! 輝く一番星!」の決めぜりふとともに、ひらめきの速さで依頼を解決していく。
ジャニーズドラマと思いきやなかなか見ごたえある毎話のストーリー、どんでん返しでいい意味で期待とは違ってました。
ちょっと日常的な王道ミステリーには全然無いような事件をあたかも本格ミステリー風に立ち向かい解決するという。
舞台やセットなどの世界観も好みでした。
ヨーロッパ企画って一つのスタンスを持ったコンテンツですね。
6点。
・半径5メートル(NHK)
女性週刊誌の編集者・風未香(芳根京子)と型破りなベテラン記者・宝子(永作博美)の“迷コンビ”が、ニュースにもならないような“女性たちのもやもや”に切り込む姿を描く。
大好きな芳根京子が出ているので観てみましたが。
ほぼ1話完結系で毎話刺激的な題材を取り扱い芳根京子にしてはなかなかのラブシーンもあり見応えありました。
報道的な仕事の特徴や難しさをうまく描いていると思います。
最近はNHKが本格派かつ攻めてて面白い。
7点。
・声春っ!(日本テレビ)
日向坂46のメンバーが、声優を目指す少女たちを演じる青春ドラマ。「
きらめき声優学園」を舞台に、主人公・めいこ(佐々木美玲)と、個性豊かな生徒たちの“夢と挑戦”を描く。
日向坂46からは、佐々木の他、丹生明里、渡邉美穂、金村美玖、河田陽菜、高本彩花、松田好花、上村ひなの、潮紗理菜が出演する。
乃木坂ちゃん好きなので惰性で日向坂ちゃんも可能な限りチェックしてるので観ました。
佐々木美玲が主演ということで彼女がグループの顔の一人ということですね。
二番手が丹生明里でライバルが渡邉美穂なので結構好きなメンバーが主要キャストで良かったです。
あえて推しを言うならば渡邉美穂かも知れないので。
ドラマとしてはちょっと子供向けなベタなコメディで稚拙な物語ですがアイドルの可愛さである程度は見れます。
まあファン向けなドラマと言って良いでしょう。
欅坂がやってた徳山大五郎を誰が殺したか?はファンじゃなくても楽しめるような内容だったけど。
4点。
・あのときキスしておけば(テレビ朝日)
恋が始まりかけのフリーターの青年と彼が憧れた美人漫画家が事故で彼女と見知らぬおじさんと入れ替わり男二人の生活が始まる。
典型的な入れ替わり系だけどヒロインが見知らぬおじさんと入れ替わった挙げ句片方は完全に死んでいるというちょっとイレギュラーパターン。
松坂桃李と井浦新と麻生久美子という実力派で少ないキャストで見応えあります。
男と女が入れ替わってその手のキャラクターを演じるのは近年だいぶこすられてるので目新しさはないですが。
最終回にカメオ的に堀未央奈が出ていたのでちょっとうれしかったですね。
6点。
・ラブファントム(MBS)
みつきかこの同名コミックを桐山漣主演でドラマ化。
“怪人”と呼ばれるほど優秀で、格好良くスマートなエリートホテルマン・長谷(桐山)と、不器用だが裏表のない癒やし系のホテルカフェ店員・百々子(小西桜子)の“秘密の恋”を描くラブストーリー。
毎回ラブシーンがあり、回を追うごとに二人のキスシーンなどが増していく。
富豪のドSな彼氏と言いなりなバイトの彼女で胸キュンな感じを売りにしたいのでしょうがかなりエロい感想。
やたらキスシーンが多くしかも濃厚で付き合いたてのカップルの欲情っぷりを見せられている感じです。
4点。
・まどろみバーメイド ~屋台バーで最高の一杯を。~(テレビ大阪)
天才バーテンダーが営む一風変わった屋台のバーを舞台にしたドラマ。
TVerで見れたので見てましたがかなり好みでした。
独特な舞台にやってくる独特な人々との交流、人間模様、雰囲気を堪能するドラマでした。
ストーリーも毎話魅力的で適度な深みがあって見応えありました。
主演の木竜麻生はかなり女優として好みでもっとこの子の作品を観たいと思わされました。
6点。
コロナの影響もありだんだんドラマ制作がフレームワーク化してきたような印象です。
面白かったドラマも過去の成功例を踏襲したパターンが殆どでした。
クリエイティブな刺激を受けるものはあまりなかったですが、新たな方法論が生まれる黎明期なのかも知れないとも思いました。