夜の海
2007年05月21日 | 夢
乗ってきた船の記憶はすっかり消えていた
僕は夜の海の真ん中に浮いていた
肩まで海に浸かりバタ足で浮いていた
空を見ると綺麗な月夜だった
我に返るまでの数秒間、幸福感の中で月を見ていた
我に返ると在る絶望
何故か手にはいつも肌身離さず持っているipodと携帯電話を持っていた
ここでこうしていても仕方ないと
月を右手に見ながらバタ足で進みだした
両手のipodと携帯電話が水に濡れないように
両手を上に上げながら泳いだ
無様に思えたが
ここの僕の姿は誰からも見つけてもらえないから
決して無様な事はなかった
しばらくすると小さなボートが浮いていた
そこに乗っかったらボートは沈んでしまいそうなので
両手の荷物だけをボートに乗せて
両手も乗せて
楽をした
やはり月は綺麗だったが
たまらなく不安だった
だからひとしきり月を見てしまった
しばらく進むと船の灯りが見えた
中くらいの大きさのきっと漁船だ
あわててその船へと進路を向けた
でも安心と同じくらいの不安も生まれた
近づくに連れて不安のが大きくなってしまったので
僕はその船の人達に見つからないように逃げた
あの船に乗っている人達は悪い人達だったんだ
また孤独に海を彷徨った
彷徨ったが
彷徨うのが面倒になったので
ボートを捨ててクロールで思いっきり進んだ
その拍子にipodと携帯電話が海の中へ落ちてしまった
もうどうでもいいやと
10M位進んで
やっぱり凄く後悔して引き返した
今ならまだ沈んでゆくそれらを捕まえられるかもしれない
潜るとそこは砂だった
気づいたらそこはもう浜だった
遠浅の砂浜だ
海の中は月明かりのスペクトルで
とっても幻想的で
僕のipodと携帯電話はすぐに見つかった
陸まではまだかなりの距離があったが
僕はばしゃばしゃと走った
そして砂浜に辿り着き
休むことなくさらに走った
誰も居ない深夜のアスファルトの上を裸足で走った
いかにも田舎な交差点を過ぎ
閉まった理髪店を過ぎ
坂道を下って
住宅街で息を切らして立ち止まると
そこは僕の実家の裏の道だった
少し動揺したが
何事も無かったように
「ただいま」と言うと
もうサッカー中継の始まる時間だった
僕は急いで居間に行き
既にそこにいた親父と一緒に
サッカー中継を観た
台所からお袋が夕飯を準備する匂いがしてきた
僕は夜の海の真ん中に浮いていた
肩まで海に浸かりバタ足で浮いていた
空を見ると綺麗な月夜だった
我に返るまでの数秒間、幸福感の中で月を見ていた
我に返ると在る絶望
何故か手にはいつも肌身離さず持っているipodと携帯電話を持っていた
ここでこうしていても仕方ないと
月を右手に見ながらバタ足で進みだした
両手のipodと携帯電話が水に濡れないように
両手を上に上げながら泳いだ
無様に思えたが
ここの僕の姿は誰からも見つけてもらえないから
決して無様な事はなかった
しばらくすると小さなボートが浮いていた
そこに乗っかったらボートは沈んでしまいそうなので
両手の荷物だけをボートに乗せて
両手も乗せて
楽をした
やはり月は綺麗だったが
たまらなく不安だった
だからひとしきり月を見てしまった
しばらく進むと船の灯りが見えた
中くらいの大きさのきっと漁船だ
あわててその船へと進路を向けた
でも安心と同じくらいの不安も生まれた
近づくに連れて不安のが大きくなってしまったので
僕はその船の人達に見つからないように逃げた
あの船に乗っている人達は悪い人達だったんだ
また孤独に海を彷徨った
彷徨ったが
彷徨うのが面倒になったので
ボートを捨ててクロールで思いっきり進んだ
その拍子にipodと携帯電話が海の中へ落ちてしまった
もうどうでもいいやと
10M位進んで
やっぱり凄く後悔して引き返した
今ならまだ沈んでゆくそれらを捕まえられるかもしれない
潜るとそこは砂だった
気づいたらそこはもう浜だった
遠浅の砂浜だ
海の中は月明かりのスペクトルで
とっても幻想的で
僕のipodと携帯電話はすぐに見つかった
陸まではまだかなりの距離があったが
僕はばしゃばしゃと走った
そして砂浜に辿り着き
休むことなくさらに走った
誰も居ない深夜のアスファルトの上を裸足で走った
いかにも田舎な交差点を過ぎ
閉まった理髪店を過ぎ
坂道を下って
住宅街で息を切らして立ち止まると
そこは僕の実家の裏の道だった
少し動揺したが
何事も無かったように
「ただいま」と言うと
もうサッカー中継の始まる時間だった
僕は急いで居間に行き
既にそこにいた親父と一緒に
サッカー中継を観た
台所からお袋が夕飯を準備する匂いがしてきた