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「ごらん、世界は美しい」

感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

ジュディ 虹の彼方に

2020年03月23日 | 映画
ジュディ 虹の彼方に
を観ました。


かつてはミュージカル映画の大スターとしてハリウッドに君臨していたジュディ・ガーランドが、窮地に立たされていた。
1968年、度重なる遅刻や無断欠勤のせいで映画出演のオファーも途絶え、今では巡業ショーで生計を立てているのだが、住む家もなく借金は膨らむばかり。
まだ幼い娘と息子をやむなく元夫に預けたジュディは、ロンドンのクラブに出演するために独り旅立つ。
英国での人気は今も健在だったが、いざ初日を迎えると、プレッシャーから「歌えない」と逃げ出そうとするジュディ。
だが、一歩ステージに上がると、たちまち一流エンタテイナーと化して観客を魅了する。
ショーは大盛況でメディアの評判も上々で、新しい恋とも巡り会い、明るい未来に心躍るジュディ。
だが、子供たちの心が離れていく恐れと、全存在を歌に込める疲労から追い詰められ、ついには舞台でも失態を犯してしまう──。


ルパート・グールド監督です。

実在したミュジカルスターの伝記映画です。
正直全然知らない人でしたが映画になるくらいだからよほどの人だと思い見に行きました。

序盤からややこしい雰囲気が出ていて元夫や子どもたちも困惑しているのでだいたい様子はわかりました。
その後は音楽の才能はすごいけどマネージャーを筆頭に周囲を困らせまくるお話です。
ハリウッドで描かれる実在のミュージシャンの伝記映画は基本的にこのフォーマットですね。
音楽の才能はすごいけど人としては底辺、的なパターンです。
知名度やらこじらせのギャップ的にちょっとインパクトは弱いお話でした、実話なので仕方ないですが。

正直結構マンネリを感じるので誠実で真面目なミュージシャンの話も見たい気持ちにもなります。

歌の上手さやパフォーマンスは圧巻でした。
ただ劇場で見る音楽映画としてはその盛り上がりは若干足りない気もしました。

うまく言ってるシーンの刹那的な感じ、うまく行ってない時の救いの無さ。
味方している人をも不幸にしてしまう感じはやるせなかったですね。

主演のレネー・ゼルウィガーはとても素晴らしかったですね。
ブリジット・ジョーンズの日記のイメージでは見れない、やつれ方と病み方。
そして歌の巧さとパフォーマンスは素晴らしかったです。
これは賞レースにノミネートされて然るべきクオリティですね。

マネージャー役のジェシー・バックリーがかなりいい感じでした。
役以上の存在感を放っていて将来的にもっと大きな作品でもっと大きな役をやりそうな予感です。
コミックものの実写化で見たい感じがしました。

ルーファス・シーウェル、マイケル・ガンボンなどのベテランも流石に上質でした。

この手の作品としては可もなく不可もなし、個人的にはちょっと期待には至らなかったですかね。


そんなわけで5点。

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