メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

地球は丸かった 太陽が輝いていた
「ごらん、世界は美しい」

感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

野性の呼び声

2020年03月22日 | 映画
野性の呼び声
を観ました。


セント・バーナードとスコットランド牧羊犬の雑種・バックは、カリフォルニア州のミラー判事(ブラッドリー・ウィットフォード)の邸宅でペットとして幸せに暮らしていた。
しかし4歳のとき、男にさらわれ、ゴールドラッシュに沸くカナダのユーコン準州でそり犬として高値で売り飛ばされてしまう。
そこでバックはこん棒で脅され、こん棒を持つ人間には決して逆らってはいけないことを学ぶ。
そり犬として働くことになったバックは、今度はそこで先導犬のスピッツのいじめに遭う。
しかしバックは恵まれた体格と、持ち前の知恵を駆使して、スピッツを退けて先導犬の地位を勝ち取る。
大雪原を駆け抜け、バックは素晴らしいリーダーシップを発揮して、仲間の犬たちからの信頼を得ていく。
やがてバックは、仲間たちと郵便物を運ぶ仕事に就き、目覚ましい活躍をするが、政府の命令により、郵便配達が休止され仕事を失ってしまう。
すると今度は、荒野での経験がほとんどない3人組、ハル(ダン・スティーヴンス)、ハルの姉マーセデス(カレン・ギラン)とその夫に売られてしまう。
過酷な環境での重労働を強いられていたバックは、ある日、ひとり傷心の旅をする男ソーントン(ハリソン・フォード)に助け出される。
バックが回復するまで世話を焼くソーントンに、少しずつバックは心を開き、いつしかソーントンとの間に、信頼と友情を育んでいく。
すっかり元気になったバックはソーントンと共に、まだ見ぬ<地図に載っていない未開の地>を目指し、冒険の旅に出る。やがて辿り着いた先で、彼らを待ち受けるのは――。


クリス・サンダース監督です。
ヒックとドラゴンやリロ・アンド・スティッチの監督ですね。

ハリソン・フォードと犬の冒険と思いきやそれは後半部分で基本的には犬の冒険です。
豪邸から盗まれ売り飛ばされ北国の犬ぞりになりその後廃業してハリソン・フォードと冒険って流れでした。
幾つかのチャプターでそれぞれに起承転結がある感じでディズニー映画らしい物語でした。

見る前は犬をうまく扱う映画かと思いきやガッツリCGの犬でした。
超実写のライオンキングと同じような手法ですかね。
ただし今作は人間との絡みも非常に多いので実際どうやって撮ったのだろう?という映像的革新性はありました。
途中途中で本物を使ってたのかも?って思ったり、とにかく凄い映像のクオリティでした。

そんな超リアルな犬を描いて作っているのでかなりダイナミックなシーンがありました。

自分は病的な程に犬好きで何年もペットロスなのでちょっとしたシーンでいちいち泣きそうになります。
特に犬ぞりのシーンはかなり泣けました。
リアルでも犬ぞりの犬を見ると健気で可愛そうで泣けてくるんですよね。
あれは動物愛護団体的にOKなのでしょうか、って考えてしまうほど。

CGとはいえ犬がいじめられたりするシーンはかなり見るのが辛いです。
ただ近年は実際の動物を酷使する撮影は許されないでしょうから物語に必要ならばCGの動物。
CGの動物を描くなら過激な描写って感じでしょうね。

物語は基本的には結構子供向けでわかりやすいいい人とわかりやすい悪い人が出てきます。
悪い人がちょっと極端で、全然忠告聞かないわ勝手に逆恨みして襲ってくるわで少々萎えました。

クライマックスはなかなか壮大なテーマで結構深めなメッセージがありました。
犬の一生を、本来の姿を正面から向き合うような物語でした。
とても爽やかで素晴らしい見た後の感情でした。

ハリソン・フォードは歳を重ねてもうおじいさんの領域ですが未だにめちゃくちゃかっこいいですね。
家族を捨ててきた孤独な男でしたがめちゃくちゃダンディで演技力も存在感も最高でした。
改めてブームが来てもいいくらいの魅力がありますね。

ダン・スティーヴンスが悪役を演じていました。
かなり極端な悪役でしたがクセのある表情でいい感じに憎まれ役でした。

オマール・シーが犬ぞり郵便屋の主でした。
スパルタのようだけど深い犬への愛があっていい感じでした。

カレン・ギランが同じく犬ぞり郵便屋の相棒でやはり犬への深い愛があって良かったですね。
最近ジュマンジで見ましたが主役オーラ強い女優だと思いました。

思ったより子供向けな映画でしたが深いメッセージ性もあって楽しめました。
やっぱり犬映画は好きです。


そんなわけで6点。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。