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パラノーマル・アクティビティ 第2章/TOKYO NIGHT

2010年11月21日 | 映画
パラノーマル・アクティビティ 第2章/TOKYO NIGHT を観た。

今年の序盤に観たパラノーマル・アクティビティの早くも続編です。
ホームビデオで記録していたものを垂れ流すという発想の映画です。
世の人の興味をそそる見事な発想ではありますが、いかんせん穴もあると言った映画です。



(お話)
山野家に起きた惨劇の記録。

ビデオ撮影が好きな弟の幸一(中村蒼)はアメリカから帰国した姉の春花(青山倫子)を撮影していた。
春花はアメリカで事故に遭い両足を複雑骨折していた。

父は仕事で海外を飛び回りあまり家に居ないのでほとんど幸一と春花の二人暮らし。

ある日、春花が朝起きると車椅子が動いていたというので幸一は盛り塩をしてそれをこっそり隠し撮りしていた。
翌朝、悲鳴を聞いて春花の部屋へ入る幸一。
盛り塩が散らばっていた。

隠し撮りしたビデオを見ると盛り塩が不自然に崩れ動いたりしていた。

隠し撮りされた事を怒る春花だが幸一は寝てる間の部屋を撮らせてくれとお願いし、撮影が始まる。

まず不思議な音が聞こえたり、明かりが点いたり、扉が勝手にしまったり。

現象はどんどん過激になっていき春花はどんどん病んでいく。



(評価)
まず最初に言いたい事は、この映画鑑賞で人生初の経験。
観客が僕一人だったということがかなりの恐怖でした。
300席以上ある大スクリーンで一人でこれ観させられるのはかなりの不安感がありました。

前作は一体どんな映画だ?とドキドキしながら観ましたが、今作はほとんど前作のカバーなのでその辺のドキドキは少なかったです。
しかしネタバレしてても早送りのカウントが急に普通再生のカウントになった時にはドキドキしました。

音楽も無いので静寂が恐怖を生みます。
その手法は見事です。
静寂の恐怖を最も見事に使っている映画シリーズかもしれません。
静寂と見せかけてノイズ音みたいのがさりげなく爆音で徐々に大きくなってきます。
ジョジョの奇妙な冒険の『ゴゴゴゴゴゴ・・・』みたなのです。
その張り詰め感がかなり見事です。

しかし恐怖のオチ部分は基本突然バーン!的な脅かしなので疲れます。

前作を酷評してしまいましたが、こういうアトラクション映画と思えば定期的にこうしてこすってそれなりに楽しめる優秀なソフトだと思いました。

手法が分かっていてほとんど前作に忠実だったので観終えた感想はさほど怖くは無かったです。
でも一人で観た怖さで実際はかなりビビってました。
カウンターの早送りが普通になった時などは緊張疲れするのでヘッドホン聞いたりPSP弄ったりして誤魔化してました。

ツッコミどころは前作同様です。
ビデオ撮りすぎ、いい感じでビデオ止め忘れ、こんな緊迫した状況でもビデオを忘れない。
殺されかけて逃げてる最中にもビデオ回してます。

キャスト達は頑張ってプライベートビデオっぽく演じていたと思います。
中村蒼を最近良く見かけますね。

ドSな僕は誰かを怖がらせたい時にこの映画使いたいですね。


そんなわけで5点です。


先日のガキの使いの浜田がビデオに写りこんでいるのでこれがパロディされていたのでそれを思い出してちょっと面白くなってしまいました。
ここで浜田がでてきたら8点以上はいくのに・・・なんて想像しながら見てしまいました。



(ネタバレ)
霊感の強い友達の友達を呼んだら様子がおかしくなり突然苦しみだして吐いて帰ってしまう。

これはヤバイと霊媒師を呼んでお祓いしてもらう。
それでおかしな現象は起きなくなったが数日後にまた再発する。
霊媒師に問い合わせると、山野家を訪れた日に死んだと言う。

春花は触られたり、噛まれたり、髪を引っ張られたり、とどんどん激しい現象に遭い精神を病む。
春花はアメリカで飛び出してきた女性を轢いた。
それは前作で祟られて行方不明になった女性。
調べたらその女性も同じような目に遭っていた、だからその祟りが自分に来たと思う。

やがて春花は自分の意志と無関係な行動もとるようになり、その記憶も無い。

両足複雑骨折なのに歩いて幸一の部屋に行き幸一を見つめる。
春花の悲鳴を聞いた幸一が一階に降りると押入れの中に父の死体が。

そして幸一の部屋の固定カメラに幸一が吹っ飛んでくる。
春花がカメラに近づく。
息を吹き返した幸一は逃げ外でタクシーを捕まえ飛び乗るがそのタクシーの前に春花が飛び出してくる。

数日後霊安室で父の遺体と対面していた幸一は春花に引っ張られ消える。
そして幸一の死亡が確認される。
春花は以前行方不明。

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