メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

地球は丸かった 太陽が輝いていた
「ごらん、世界は美しい」

感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

32、モンセラット

2013年03月08日 | 魂の旅立ち
朝飯は頂かずお出かけ。

まずはグエル邸へ。
昨日までに見てきたものと若干趣向は違いますがやはり素晴らしいガウディ作品。

先月バルセロナを訪れた友人カップルにとあるバルで親切にしてもらったから良かったら探してみて、というので探す。
そして見つけるが外から見る限り聞いていたおじいさんが居ないので立ち寄るのはやめる。

そしてそこからスペイン広場へ。
快晴のスペイン広場は綺麗で見事な都市設計を感じさせる佇まい。
ちょっと手こずったがカタルーニャ鉄道を見つけモンセラット行きのチケットを買う。
若干発券機がややこしく駅員はちょっと愛想が悪く英語が出来ず困るが、それを見ていた親切な女性の方が割り込んで来て丁寧な英語でチケットの説明をしてくれた。
どこからかパンフレットも持ってきてこの駅で降りるのよと言ってくれ、乗る電車乗るホームまで親切に説明してくれた。

そうして乗った電車、もらったパンフレットと時間が違うから間違えたのかな?
と不安で居るとそれを察したのか?近くに座ってる方たちが次々と下手な英語で説明してくれる。
君の降りる駅はもっともっと先だよ、あそこに路線図があるから見てごらん、大体後30分だよ・・・などなど。
ホントバルセロナの人たちは親切で感動するのです。

そうしてモンセラットの鉄道の駅へ。
そこからすぐにロープウェイに乗り換え辿り着いたモンセラットの街は非常に高いところにあるのどかで美しく絶景な街。
こんな所まで来てしまった・・・と感動。
人生史上最高に美味いのでは?という空気をおもいっきり吸い込む。

街は小さくお店などは殆ど無い。
おみやげ屋と直結してるカフェで不味いペンネを頂く。

そして電車のチケットとセットになってたのでモンセラットミュージアムを鑑賞。
ガラガラだったが、なかなかハイクオリティなミュージアムだったので良し。

そしてケーブルカーで更に山の上へ。
何処までも行ってやろうって気分だったから、勢いで乗り込む。

そこから矢印に従ったらガチの登山。
下りのケーブルカーの最終時間に追われながら登る。
ホントにここは道なのか?という道を不安いっぱいで登る。
怖い登山道もゆく。
それとは裏腹に絶景な見晴らしが僕の背中を押す。
登れ!登れ!!登れ!!!と僕の全細胞が命令しているのが聞こえた。
たまにすれ違う人々はそれなりにトレッキングな格好をしてるが僕はブーツである。
しかしかなりの傾斜も駆け足で汗だくで息を切らせて登った。
今来た道を戻るだけでもケーブルカーの時間ギリギリ・・・どうする引き返すか?
と何度も自問自答。
頼むあの先が頂上であってくれ!と何度も裏切られた何度目かの願いを込めて抜けた先に遂に頂上が。

しんどかったけどその凄い絶景にシンプルに感動してみる。
あのボロいアパートから早朝キャリーケースをガラガラと引きずりぼんやりと出かけて、
新しい自分、本当の居場所、命の答えを探し続けてきた僕の旅は遂にこんな場所まで辿り着いた。
とにかくやってきた。
魂の軌道を描き、命の証を刻み、激情の軌跡をここに残す。
断崖に吹く風が強かったが、雲と同じくらいの高さから世界を見つめた。
太陽が輝き、空が青かった。

ちょっと答えが見つかりそうな気がした。
それはチラリズムのようにチラッと。

感動の余韻に浸る間もなくケーブルカーの終電を目指して必死に降りる。
途中迷うがもう一つのスポットにも立ち寄ってしまいギリギリで。
だってもうここにコレないかもしれないからと思ってね。
結局ケーブルカーには間に合う。

再びモンセラットの街へ。
もう少しこの素敵な街の空気を吸いたいと、一秒でも長くここに居たいと思い乗る予定だったロープウェイを一本遅らせてモンセラットをぶらつく。

モンセラット修道院へ。
とても素敵な教会で感動したのでキャンドルを買って灯してきた。
ついでに必死にお祈りを捧げて来た。

そうしてモンセラットに別れを告げ来た時と同じ道を帰る、ちょっと寄り道してカンプ・ノウへ。
とりあえず見るだけでも。
しかし周りの道路含めて素晴らしい環境。
流石世界一のクラブ。

その後友人カップルが先月訪れて良かったというバルへ。
友人たちが親しくなったというじいさんに勇気を出して話しかけ、結構色々話していい気分になった。
バルセロナの人たちはホント親切でいい。

今までで一番遅いくらいの帰り。
この宿夜は水が出なくなったりするので急いでシャワーを浴びる。
実は二日間まともにシャワーを浴びていない。

今まで言ってなかったかもしれませんが、
どんなに街並みが綺麗でもイタリア、フランスは犬の糞だらけです。
ゴミも多いです、街中が灰皿で吸殻は地面を埋め尽くさん勢いです。
スペインは多分日本より安全でマナー良くて綺麗です。
喫煙率も低くて、喫煙所で吸う意識が高いです。

バルセロナ最後の夜は更けていく・・・。

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