REDLINE を観た。
CGを使わず手書きににこだわったというアニメです。
石井克人が原作・脚本をやってます。
小池健が監督をしてます。
なかなか素晴らしかったです。
(お話)
遠い遠い未来。
エアカーが主流の世界で4輪車にロマンをかける男JP(声:木村拓哉)。
JPはYELLOWLINEと呼ばれるレースに参加していた。
レースの優勝者には宇宙最速を決めるREDLINEの参加資格が与えられる。
一人レトロな車で参加してるJPは最後尾を走り皆に馬鹿にされるがターボを使って終盤一気に追い上げトップ争いへ。
トップを走っていた女レーサー:ソノシー・マクラーレン(声:蒼井優)と争う。
武器を搭載してライバルを攻撃してもいいレースだがJPは一切武器は搭載せずスピードのみで戦う。
だから愛称は「優しい男」。
トップでゴール間近、JPの相棒のメカニック:フリスビー(声:浅野忠信)の仕掛けた小型爆弾でマシンは大破、優勝はソノシー。
フリスビーはJPの腕を買うヤクザと八百長レースをしており、それで稼いでいる。
JPはそんなフリスビーの様子を感じながらも必死にレースを戦う。
フリスビーのせいで大怪我をし、夢のREDLINEにも出れなくなったJPだがフリスビーの事情も察して不満は言わない。
世の中はREDLINEの開催地がロボワールドになったことで大騒ぎ。
ロボワールドは軍事機密満載のアンタッチャブルな星。
参加を辞退するレーサーが出てその代わりとしてファン投票で選ばれたJPが参加することになる。
世間はREDLINEに向けお祭り騒ぎ。
レーサー達の特集番組が連日報道され、レース予想のギャンブルも大賑わい。
レーサー達もレースへ向けて着々と準備を進める。
JPは変わらずフリスビーをメカニックにして部品調達に昔からの知人のジャンク屋もぐらオヤジを雇う。
そしてロボワールドの防衛大臣ボルトン大佐は軍隊を率いてREDLINEに向けた攻撃準備をする。
是が非でもREDLINEを中止させようと入国を防ぐ準備をする。
JPはソノシーに憧れておりしきりに近づいてコミュニケーションを取る。
ソノシーは純粋にREDLINEが夢で有名人としての人気もあるがレース以外に興味はない。
そしてレースの日が近づく。
(評価)
かなり僕の好きな感じの世界観、画のタッチでした。
なによりストーリーの疾走感が凄いです。
細部までかなり緻密な設定にも関わらずストーリーは凄い疾走感で描かれていきます。
特にレースが始まったあとは相当なもんです。
なので色々わけわからない、と言いたくなるシーンが多々ありますがそんな事さておきその世界観を感じろ!って感じです。
力の入った画の表現力も素晴らしかったです。
登場人物達の超クールな振る舞いも良かったです。
声優陣も不自然さが無くて良かったです。
蒼井優は鉄コン筋クリートでも驚きましたが声優の才能がかなり凄いです。
まるで蒼井優が声やってるとは思えないです。
木村拓哉もキャラに合っててダサカッコよくて良かったです。
浅野忠信はかなり渋いキャラで浅野忠信の空気っぽくなくて、でも段々浅野忠信ならではの空気感も感じられて素晴らしかったです。
ラストのラストに向かってドンドン加速して画の表現も爆発寸前で、そしてエピローグも無く泡が弾けるがごたる物語は終わってしまいます。
余韻を作る非常に見事な手法でした。
帰り道で非常に余韻を抱いてしまう映画がありますがこの映画もそうでした。
構想7年で作画10万枚だそうですがそれに見合う完成度でした。
そんなわけで8点です。
結構ファンになりました。
世の中の話題性や上映規模からみても赤字な感じがしますが、きっと狭く深く愛される作品だと思います。
でもセルDVDとかは売れそうな気がします。
久々にいい感じのアニメ映画でした。
(ネタバレ)
JPはソノシーと食事をしたり家まで送ったりして二人の距離は近づく。
実はJPは若い頃、まだ子供のソノシーのレースを観てJP達に野次られてもREDLINEを目指してる!と絶対に勝負を諦めない姿勢に刺激を受けて真剣にレースを始めた。
しきりにアプローチしてくるJPにソノシーもJPの事を面白いと思い始める。
そしてREDLINEのレースは始まる。
強烈なレーザー砲の様なものでレーサー達を迎撃しようとする軍隊。
しかしレーザー砲は失敗。
レーサー達はロボワールドに着陸して次々と走りだす。
ボルトン大佐達の軍隊は激しく攻撃を仕掛けるがレーサー達はマシンの性能やテクニックでそれらをかわしながらレースを行く。
遂にボルトン大佐は秘密にしてた兵器を発動させる。
巨大な人造人間のような化物で口からレーザーみたいのをバンバンだす。
次々に脱落していくレーサー達。
その混乱の最中JPもソノシーもマシンは壊れる。
特にひどく損傷したソノシーはもう走れない、しかし諦めないソノシー。
その姿に心打たれたJPは絶対にお前をゴールさせると自分のマシンに乗せて走りだす。
化物は軍でも制御出来ず結局レーザー砲で破壊する。
4大会連続チャンピオンのマシンヘッド鉄仁と終盤のデッドヒート。
このレースでも八百長をしかけていたフリスビーだったがやはり今回は殺されてもJPの邪魔は出来ないとヤクザを裏切る。
殺されそうになるが、もぐらオヤジに助けられ逃げ出す。
そして二人でレースを観戦する。
鉄仁に若干押されるラスト。
全てのターボを利用しても鉄仁に追いつけないJP。
もぐらオヤジはフリスビーから奪った車の起爆装置を押す。
JPの車は壊れながら加速しゴールへ向かい、最後はJPとソノシーの生身のままでゴール。
そして二人は愛してるとキスをする。
CGを使わず手書きににこだわったというアニメです。
石井克人が原作・脚本をやってます。
小池健が監督をしてます。
なかなか素晴らしかったです。
(お話)
遠い遠い未来。
エアカーが主流の世界で4輪車にロマンをかける男JP(声:木村拓哉)。
JPはYELLOWLINEと呼ばれるレースに参加していた。
レースの優勝者には宇宙最速を決めるREDLINEの参加資格が与えられる。
一人レトロな車で参加してるJPは最後尾を走り皆に馬鹿にされるがターボを使って終盤一気に追い上げトップ争いへ。
トップを走っていた女レーサー:ソノシー・マクラーレン(声:蒼井優)と争う。
武器を搭載してライバルを攻撃してもいいレースだがJPは一切武器は搭載せずスピードのみで戦う。
だから愛称は「優しい男」。
トップでゴール間近、JPの相棒のメカニック:フリスビー(声:浅野忠信)の仕掛けた小型爆弾でマシンは大破、優勝はソノシー。
フリスビーはJPの腕を買うヤクザと八百長レースをしており、それで稼いでいる。
JPはそんなフリスビーの様子を感じながらも必死にレースを戦う。
フリスビーのせいで大怪我をし、夢のREDLINEにも出れなくなったJPだがフリスビーの事情も察して不満は言わない。
世の中はREDLINEの開催地がロボワールドになったことで大騒ぎ。
ロボワールドは軍事機密満載のアンタッチャブルな星。
参加を辞退するレーサーが出てその代わりとしてファン投票で選ばれたJPが参加することになる。
世間はREDLINEに向けお祭り騒ぎ。
レーサー達の特集番組が連日報道され、レース予想のギャンブルも大賑わい。
レーサー達もレースへ向けて着々と準備を進める。
JPは変わらずフリスビーをメカニックにして部品調達に昔からの知人のジャンク屋もぐらオヤジを雇う。
そしてロボワールドの防衛大臣ボルトン大佐は軍隊を率いてREDLINEに向けた攻撃準備をする。
是が非でもREDLINEを中止させようと入国を防ぐ準備をする。
JPはソノシーに憧れておりしきりに近づいてコミュニケーションを取る。
ソノシーは純粋にREDLINEが夢で有名人としての人気もあるがレース以外に興味はない。
そしてレースの日が近づく。
(評価)
かなり僕の好きな感じの世界観、画のタッチでした。
なによりストーリーの疾走感が凄いです。
細部までかなり緻密な設定にも関わらずストーリーは凄い疾走感で描かれていきます。
特にレースが始まったあとは相当なもんです。
なので色々わけわからない、と言いたくなるシーンが多々ありますがそんな事さておきその世界観を感じろ!って感じです。
力の入った画の表現力も素晴らしかったです。
登場人物達の超クールな振る舞いも良かったです。
声優陣も不自然さが無くて良かったです。
蒼井優は鉄コン筋クリートでも驚きましたが声優の才能がかなり凄いです。
まるで蒼井優が声やってるとは思えないです。
木村拓哉もキャラに合っててダサカッコよくて良かったです。
浅野忠信はかなり渋いキャラで浅野忠信の空気っぽくなくて、でも段々浅野忠信ならではの空気感も感じられて素晴らしかったです。
ラストのラストに向かってドンドン加速して画の表現も爆発寸前で、そしてエピローグも無く泡が弾けるがごたる物語は終わってしまいます。
余韻を作る非常に見事な手法でした。
帰り道で非常に余韻を抱いてしまう映画がありますがこの映画もそうでした。
構想7年で作画10万枚だそうですがそれに見合う完成度でした。
そんなわけで8点です。
結構ファンになりました。
世の中の話題性や上映規模からみても赤字な感じがしますが、きっと狭く深く愛される作品だと思います。
でもセルDVDとかは売れそうな気がします。
久々にいい感じのアニメ映画でした。
(ネタバレ)
JPはソノシーと食事をしたり家まで送ったりして二人の距離は近づく。
実はJPは若い頃、まだ子供のソノシーのレースを観てJP達に野次られてもREDLINEを目指してる!と絶対に勝負を諦めない姿勢に刺激を受けて真剣にレースを始めた。
しきりにアプローチしてくるJPにソノシーもJPの事を面白いと思い始める。
そしてREDLINEのレースは始まる。
強烈なレーザー砲の様なものでレーサー達を迎撃しようとする軍隊。
しかしレーザー砲は失敗。
レーサー達はロボワールドに着陸して次々と走りだす。
ボルトン大佐達の軍隊は激しく攻撃を仕掛けるがレーサー達はマシンの性能やテクニックでそれらをかわしながらレースを行く。
遂にボルトン大佐は秘密にしてた兵器を発動させる。
巨大な人造人間のような化物で口からレーザーみたいのをバンバンだす。
次々に脱落していくレーサー達。
その混乱の最中JPもソノシーもマシンは壊れる。
特にひどく損傷したソノシーはもう走れない、しかし諦めないソノシー。
その姿に心打たれたJPは絶対にお前をゴールさせると自分のマシンに乗せて走りだす。
化物は軍でも制御出来ず結局レーザー砲で破壊する。
4大会連続チャンピオンのマシンヘッド鉄仁と終盤のデッドヒート。
このレースでも八百長をしかけていたフリスビーだったがやはり今回は殺されてもJPの邪魔は出来ないとヤクザを裏切る。
殺されそうになるが、もぐらオヤジに助けられ逃げ出す。
そして二人でレースを観戦する。
鉄仁に若干押されるラスト。
全てのターボを利用しても鉄仁に追いつけないJP。
もぐらオヤジはフリスビーから奪った車の起爆装置を押す。
JPの車は壊れながら加速しゴールへ向かい、最後はJPとソノシーの生身のままでゴール。
そして二人は愛してるとキスをする。