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レッドタートル ある島の物語

2016年10月09日 | 映画
レッドタートル ある島の物語
を観ました。


嵐の中、荒れ狂う海に放りだされた男が九死に一生を得て、ある無人島にたどり着いた。必死に島からの脱出を試みるが、見えない力によって何度も島に引き戻される。絶望的な状況に置かれた男の前に、ある日、一人の女が現れた――。


久々な感じがするスタジオジブリ作品です。
原作・脚本・監督はマイケル・デュドク・ドゥ・ヴィットという方です。

予告編で大分アーティスティックで難解そうな雰囲気を漂わせていましたが、
いざ観たらそれを上回る難解で意味深でアーティスティックな作品でした。

なかなか流行ってなくて早々上映終了しそうですが。
ちょっと難解過ぎるので仕方ない気がしますね。

監督はオランダの方らしいですが、作品はフランス語でした。
フランス語と言ってもセリフはゼロの映画なのでクレジットがフランス語です。
ただやはりフランス語で表示されるとアーティスティックな雰囲気は増しますね。

何の脈絡もなくいきなり嵐の海で遭難している男のシーンから始まります。

そこからたどり着いた無人島で主人公の表情や行動で状況説明して行く感じです。
時々アーティスティックなメッセージ性が織り込まれますが殆ど状況説明って感じです。

そこからレッドタートルが現れると突如謎めいた展開に。
色々考え深読みしたくなりましたが、正直かなり意味不明だったので、
その意味不明さを楽しもうと思いました。

この手の意味不明映画は、その意味不明な雰囲気の気持ちよさを楽しむのが自分の見方です。
ただしこの映画の意味不明さはさほど気持ちよくは無かったです。
かなり好みに左右される映画だと思いますが自分には眠い作品でした。

映像は高畑勲監督的な独特の質感で良かったと思います。
どことなく和紙のような質感でした。

ストーリーはかなり飛んだ展開から独特のクライマックスです。

どことなく手塚治虫的な印象も受けましたが少々アーティスティックに走りすぎですかね。

終わったあと周りのお客さんたちは「超意味分からない」的な言葉がチラホラ聞こえていました。
そういう映画だと思います。

レッドタートルに何を見るか?
がキモですね。

ジブリ作品という期待を抱いて観てはいけないと思います。
逆にスタジオジブリの表示が足かせになっているかも知れません。


そんなわけで5点。

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