メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

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アスリートという人生

2014年02月16日 | 日常の出来事
ソチオリンピックに夢中で寝不足の日々。

葛西選手が41歳、7度目のオリンピックで遂に銀メダルを獲得した。
ジャンプ競技をはじめからずっと観ていたのでなんとも言えない緊張感の中、
祈るように彼のジャンプを観た。

素晴らしいパフォーマンスで金メダルにあと一歩と迫る素晴らしい結果だった。

アスリートの人生は、一般的にのうのうと生きている人生とは大きく違う。
日常の全てをそれに捧げるような、
極度にストイックな生き方である。

常に誰かと競い、わかり安く順位をつけられる。

競技に対する才能やフィジカルはもちろん、
根本的に強い精神力と妥協なき強い心が求められる。

彼はその一線で41歳まで、長い時間を捧げている。
色んな選手が引退するのは、肉体的要因より精神的な要因の方が大きいと思う。
続けるだけでも凄いのに、
その中で成長し続けるのは本当に尊敬に値する。


現実逃避癖がひどく、鳥になる妄想ばかり抱いて生きてきた僕。
最大級のプレッシャーがかかる2本目のジャンプ。
白銀の彼方へ飛び立っていく彼の姿に体を震わせた。
「翔べ!翔べ!!」と心の中で叫んだ。
まるで夢を見ているような瞬間だった。
彼は翔んでくれた。

数秒間、
僕が描いた理想型そのまんまの飛行だった。
着地して後輩選手たちが駆け寄る姿に涙がこぼれた。

彼は我々若者ではない人間に夢を与えた。

僕ももっと飛ばなければならない。
止まっている暇など無い。

感動と勇気を頂いた事に感謝し、讃えたい。
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