メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

地球は丸かった 太陽が輝いていた
「ごらん、世界は美しい」

感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

曇天に笑う

2018年03月25日 | 映画
曇天に笑う
を観ました。

幕末、オロチの復活を目論む風馬の一族とそれを防ぐ曇天三兄弟と犲の対立のお話。

踊る大捜査線でお馴染みの本広克行監督作品です。

予告編の時点で大分期待値低い気持ちでしたが、実際は更にそれを下回った気がします。
早くも今年の俺ラズベリー賞候補作って感じです。

冒頭のドローン的な映像で幾つかの件をワンカットで描写するシーンにいきなりかなり圧倒されました。
そのBGMもかっこよくてかなり惹き込まれました。
それで、お?思ったより良さそうだぞ、、、と思って観たのですが。

とにかくストーリー展開と演出はなかなか厳しいですね。
わかりきった予定調和的な展開に大声で叫んでばかりの登場人物たち。

ピンチになると助けが来るパターンが頻発でした。
しかもダサいインディーズバンドみたいにポーズをつけて現れます。
そのポージングの間は敵の攻撃も一旦おやすみしてくれます。

登場人物の名前を絶叫してばかりのクライマックス。
絶対的ピンチっぽい状況の引っ張りのしつこさもしんどかったです。

この作品の製作に関わっている人々は、もし関わってなかったらこの映画を観に行くのか?
と聞きたくなりました。
そして仮に観たとして面白いと思えるのか?
と聞きたくなりました。

戦闘シーンの映像表現は流石にインパクトありました。
昨年見た亜人もかなり圧倒されましたがそれに近いですね。
主観的なCCDカメラみたいな映像からそのまま俯瞰になっていく手法などはかなり斬新でした。

福士蒼汰は元々苦手ですがその最たる感じの役どころでした。
まあ元々仮面ライダーという事を考えればこういう方が普通なのかもですが。
どうも喋り方から所作までピンと来ませんね、顔はハンサムだと思いますが。

中村優馬が次男坊でしたが、同じやり取りをくどくやらされてました。
この演技ではちょっと良し悪しがわかりにくいですがあまり良くはなかったですね。

桐山漣がカッコいい感じの役をやってましたが、この子もイマイチでした。
そう言えばこの子も仮面ライダーですね。
かっこつけがイマイチ様にならないのでコメディとかで頑張って欲しい気がします。

古川雄輝は差し支えないカッコいい役でしたが、今は結構大事な時期だと思うのでもっといい作品選びをして欲しいところですね。
ワンランク上のハイセンス俳優になれるチャンスの時期だと思います。

あまり目立たないですが好みの若葉竜也と加治将樹が出ていたのは嬉しかったですね。
今後が期待の若手俳優が沢山見れるのは良いかもですね。
それと映像以外はあまり見どころ無しでした。


そんなわけで3点。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ドラマ批評 2018冬 | トップ | プリンシパル~恋する私はヒ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。