メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

地球は丸かった 太陽が輝いていた
「ごらん、世界は美しい」

感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

プリンシパル~恋する私はヒロインですか?~

2018年03月26日 | 映画
プリンシパル~恋する私はヒロインですか?~
を観ました。


東京の女子高でハブになり、逃げるように札幌に引っ越した住友糸真(黒島結菜)。
転校初日、彼女が出会ったのはクールで上から目線だけど親友思いの舘林弦(小瀧望)、笑顔が眩しいちょっと病弱な桜井和央(高杉真宙)、そして最初に優しく声をかけてくれた国重晴歌(川栄李奈)。
女子の間では”弦と和央はみんなのもの”というルールがあるにも関わらず、糸真は弦・和央と仲良くなってしまう。
それをよく思わない晴歌はグループで結託し、糸真をハブの対象にしてしまう!!
しかし晴歌は弦に告って・・・!?友情をとって仲良くしたい。
でも「好き」な気持ちを伝えたい・・・。果たして、糸真は恋の主役になれるのかー!?


篠原哲雄監督作品です。
失礼な言い方かも知れませんが、気がつくと意外と高評価作品が多いです。
いくえみ綾原作です。
少女漫画は疎いのですが、いくえみ綾って名前はちょいちょい見かけますね。

正直大好きな黒島結菜目当てなだけで期待値低かったのですが非常に面白かったです!
想像以上にハイセンスでこんなオジサンでも胸キュンするシーンが多かったです。

この作品の最大の感想を言うならば、ここぞのシーンのセリフがイチイチ小洒落てて印象的でした。
ラブコメなのでこうなったら次のセリフはポイント、ってシーンがあるのですが、それがイチイチ予想外のハイセンスで好きでした。
ちょっとネタバレかもですが、
告白シーンだったり、キスシーンだったり。
「◯◯だバカ!」とかかなり胸キュンでしたね。
クライマックスのシーン、溜めた後の
「今の私、最高に主役っぽくない?」ってセリフも最高でした。
原作がそうなのかも知れないですがかなりハイセンスだと思いました。

そもそも冒頭の北海道へ引っ越してきたシーン、
走る車の窓を開けて外に「寒いーー!!」って叫ぶシーンから非常に良いと思いましたね。

モテモテ男子コンビとすんなり仲良くなってしまう転校生が周りの女子から理不尽な嫉妬をされる、
その二人を行き交う恋心、キャンプやら花火やら巡る季節やら進路問題やら。
展開としては青春ラブコメ要素ふんだんであるあるなのですが、
演出やら台詞回しのセンスやら役者の演技でオリジナリティを出してましたね。

主演の黒島結菜はかなり好きな女優さんなのですが今作も素晴らしかったですね。
可愛さもさることながら演技の上手さやらオーラが素晴らしいですね。
何かスタイルもとっても好みでめちゃくちゃ可愛いと思ってしまいますね。
バレーシーンも非常に素敵でしたし健康的で良いですね。
「私も女ってことだ、バカ!」

小瀧望は最近ちょいちょい見かけますがこの子かなり良いと思います。
正直ジャニーズの役者さん、演技はピンと来ないことが多いのですが、この子はかなり良いです。
自分が映画監督ならば使いたいと思えるので今後も飛躍しそうですね。
コメディからこういう男らしい演技まで上質にやれるので長瀬智也みたいになれると思います。
かなり期待値高いめで見ています。

高杉真宙は最近の活躍が目覚ましいですが、色んな演技をそつなくこなせますからね。
今作はベタなイケメン役で良さを出せては居ないですがそれでも優秀な若手だと思います。

川栄李奈は良いですね。
童顔なので女子高生役も全然大丈夫だし非常に現代っ子らしさを醸し出しますね。
それでいてしっかりと演技も上手いですね。

谷村美月がちょっと珍しい、できるお姉さんな役でしたが相変わらず演技派でした。

森崎博之と白石美帆もいい味出してました。

何か予想外にいい映画で嬉しかったです。
人が死なない青春恋愛映画で泣きそうになったのは久々な気がしました。


そんなわけで7点。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。