味園ユニバース を観た。
大阪。
広場で行われていたバンド【赤犬】のライブに、ふらふらと現れた男(渋谷すばる)。
マイクを奪い、声を放つや、会場は水をうったように静まりかえる。
圧巻の歌声! そのまま気を失った男だったが、目を覚ますと自分のことを何も覚えていないという。
記憶喪失。傷だらけの顔。
その正体と歌声に興味を持った【赤犬】マネージャーのカスミ(二階堂ふみ)は、彼を“ポチ男”と名付け、祖父と暮らす自分の家に住まわせながら、バンドのボーカルに迎えようとする。
しかし、フラッシュバックで少しずつポチ男の記憶が蘇る―「俺は、危険かもしれない」。
それぞれの中で止まっていた時間が、また動き始める。
って話。
僕が相当信頼を寄せる山下敦弘監督なのでかなりの期待値でした。
今は山田孝之の東京都北区赤羽を経て更に僕の信頼感は増しています。
結論ですが、いい映画でした。
流石のハイセンス監督、今作もハイセンス映画で素晴らしかったです。
リンダリンダリンダの監督という触れ込みでお馴染みの山下敦弘監督ですが、
ここで少々僕の山下敦弘論を繰り広げてみますが。
この監督さんって振り切った作品を作らず監督自身のパーソナリティに依存したしたような、
心に素直だなと感じさせる作品を撮るので何味と捉えていいのか?どういう心境で受け止めていいのか?
って毎度迷わされます。
それでいて非常にナチュラル系の演出をするのでナマ感が凄いのです。
空気感と言うよりもう作中の湿度までが漂ってくるような。
今作は大阪が舞台でしたけどかなりの大阪感でした。
これはもう井筒監督作品に匹敵するくらいの大阪感を出していたと思います。
あとバンドの生々しさ、スタジオ練習の空気感をこんなに見事に出せる監督を他に知らないです。
音楽やっている人間として嬉しい限りです。
物語は記憶喪失モノの定番をなぞってはいますが、
ところどころは流石に個性的な仕上がりでした。
二階堂ふみの大阪の女の演技が素晴らしかったです。
かなりの大阪の女でした。
この子の演技力は当然疑う余地も無いので、
もう少し作品を選んで欲しいと言うのが希望です。
日々ロックはプロフィールから消した方がいいかもしれません。
鈴木紗理奈も大阪の女だけあっていい味出してました。
「眠たーい!」でお馴染み天竺鼠・川原もチンピラ役で全く芸人とは思えない演技でした。
この辺のキャスティングセンスが素晴らしいですね。
他にも観たこと無い様な脇役のキャスティングが何か大阪感を強めていて素晴らしかったです。
それより何より渋谷すばるが素晴らしかったですね。
コレは発見でしょう。
ジャニーズ、関ジャニ∞と侮るなかれ。
正直僕も、せっかくの山下敦弘作品に渋谷すばるはどうなんだろう・・・と油断してましたが。
脱退して映画俳優として生きていく可能性だって持てるくらいの、
なんとも言えない大阪のクズのオーラを出していました。
常々言ってる映画の締め方、ラストシーンのセンスですが。
山下監督に隙無しです。
大阪ってそろそろパスポートなきゃ入れない場所にした方がいいと思ってる僕ですが、
標準語には存在しない表現、優しい意味での
「しょーもな!」
は僕のボキャブラリーに加えたいです。
そんなわけで8点です。
赤犬、良いバンドですね。
大阪。
広場で行われていたバンド【赤犬】のライブに、ふらふらと現れた男(渋谷すばる)。
マイクを奪い、声を放つや、会場は水をうったように静まりかえる。
圧巻の歌声! そのまま気を失った男だったが、目を覚ますと自分のことを何も覚えていないという。
記憶喪失。傷だらけの顔。
その正体と歌声に興味を持った【赤犬】マネージャーのカスミ(二階堂ふみ)は、彼を“ポチ男”と名付け、祖父と暮らす自分の家に住まわせながら、バンドのボーカルに迎えようとする。
しかし、フラッシュバックで少しずつポチ男の記憶が蘇る―「俺は、危険かもしれない」。
それぞれの中で止まっていた時間が、また動き始める。
って話。
僕が相当信頼を寄せる山下敦弘監督なのでかなりの期待値でした。
今は山田孝之の東京都北区赤羽を経て更に僕の信頼感は増しています。
結論ですが、いい映画でした。
流石のハイセンス監督、今作もハイセンス映画で素晴らしかったです。
リンダリンダリンダの監督という触れ込みでお馴染みの山下敦弘監督ですが、
ここで少々僕の山下敦弘論を繰り広げてみますが。
この監督さんって振り切った作品を作らず監督自身のパーソナリティに依存したしたような、
心に素直だなと感じさせる作品を撮るので何味と捉えていいのか?どういう心境で受け止めていいのか?
って毎度迷わされます。
それでいて非常にナチュラル系の演出をするのでナマ感が凄いのです。
空気感と言うよりもう作中の湿度までが漂ってくるような。
今作は大阪が舞台でしたけどかなりの大阪感でした。
これはもう井筒監督作品に匹敵するくらいの大阪感を出していたと思います。
あとバンドの生々しさ、スタジオ練習の空気感をこんなに見事に出せる監督を他に知らないです。
音楽やっている人間として嬉しい限りです。
物語は記憶喪失モノの定番をなぞってはいますが、
ところどころは流石に個性的な仕上がりでした。
二階堂ふみの大阪の女の演技が素晴らしかったです。
かなりの大阪の女でした。
この子の演技力は当然疑う余地も無いので、
もう少し作品を選んで欲しいと言うのが希望です。
日々ロックはプロフィールから消した方がいいかもしれません。
鈴木紗理奈も大阪の女だけあっていい味出してました。
「眠たーい!」でお馴染み天竺鼠・川原もチンピラ役で全く芸人とは思えない演技でした。
この辺のキャスティングセンスが素晴らしいですね。
他にも観たこと無い様な脇役のキャスティングが何か大阪感を強めていて素晴らしかったです。
それより何より渋谷すばるが素晴らしかったですね。
コレは発見でしょう。
ジャニーズ、関ジャニ∞と侮るなかれ。
正直僕も、せっかくの山下敦弘作品に渋谷すばるはどうなんだろう・・・と油断してましたが。
脱退して映画俳優として生きていく可能性だって持てるくらいの、
なんとも言えない大阪のクズのオーラを出していました。
常々言ってる映画の締め方、ラストシーンのセンスですが。
山下監督に隙無しです。
大阪ってそろそろパスポートなきゃ入れない場所にした方がいいと思ってる僕ですが、
標準語には存在しない表現、優しい意味での
「しょーもな!」
は僕のボキャブラリーに加えたいです。
そんなわけで8点です。
赤犬、良いバンドですね。