メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

地球は丸かった 太陽が輝いていた
「ごらん、世界は美しい」

感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

わが母の記

2012年05月11日 | 映画
わが母の記 を観た。


伊上家の長男で作家の伊上洪作(役所広司)は老いてボケた母八重(樹木希林)の世話をしながら、家族を題材にした小説を書く。
幼い頃、3人兄弟の中で一人だけ祖父の愛人の家に預けられた洪作は自分は一度捨てられたようなものだと、少し根に持っている。
洪作には3人の娘、郁子(ミムラ)、紀子(菊池亜希子)、琴子(宮崎あおい)がいるが、琴子とはよく衝突していた。
年月が経ってどんどんボケていく八重、3人姉妹は良く面倒を見る、特に琴子は親身に先頭に立っておばあちゃんの世話をしていた。
どんどん行動が厄介になる八重に家族は時に衝突し、疲れながらも絆を深めていく。


ってお話。

いやはや素晴らしき名画でした。
兎にも角にも樹木希林。
いつもスーパーな樹木希林の演技の中でも最高傑作かもしれません。
映画史に残る名演、日本アカデミー賞確実でしょう。

役所広司、宮崎あおいも相当素晴らしい演技をしてました。
宮崎あおいは序盤、学生の役をやってましたが童顔なので全然違和感無かったです。
役所広司は文句なしで素晴らしいです。
樹木希林との相性が素晴らしいと思います。
このキャスティングの勝利ですね。

コメディセンスも良い映画で場内はなかなかの笑いに包まれてました。
後半はかなりの上質な感動でみな泣いてました。
僕も泣いちゃいました。

映像も日本的で綺麗で良かったです。
私の地元のほうではよく聞いた静岡弁を映画で聞いたのは初めてかもしれなかったです。


そんなわけで9点です。



今年度の俺アカデミー賞の候補になりました。

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