阪急電車 片道15分の奇跡 を観た。
予告を観た時点で良さそうな感覚があったので公開してすぐの観賞。
大きく往路、復路の2編で構成されてます。
実在する阪急電車を舞台にした暖かい群像劇です。
ひどく傷ついた見ず知らずの人々をほんの少し手助けする人。
助けられた人々は困難を乗り越え前向きに生きて行くことが出来るようになる。
そしてその恩を受けた人はまた別の見ず知らずの誰かにその恩を返すべくほんの少しの手助けをする。
まるで社会の縮図の様なとても優しい心温まる名画でした。
ミスチルの彩りって歌みたいなお話です。
中谷美紀、戸田恵梨香、勝地涼、谷村美月、玉山鉄二など僕の好む役者が多く出演していました。
宮本信子がキーパーソンの役でとても素敵でした。
相武紗季が特別出演してますが相変わらず可愛くてキュンとしました。
高橋努の露出が増えてますがいい感じの脇役ですね。好きです。
有村架純を初めて映画で観ましたがめっさ可愛かったです。
後で知りましたが殆どのキャストが兵庫県や関西地方出身で固められていたのですね。
映画オーストラリア的発想でいいですね。
この辺のこだわりは嫌いじゃないです。
路線図がCGでわかり易く表現されたり、初な愛がトキメク瞬間や妄想がアニメで表現されたりするコミカルさも効果的でした。
設定ほど特別トリッキーな演出はありませんが妥当に誰もが観れるいい演出でした。
そんなわけで8点です。
まさに無償の愛、助け合いの精神を清々しく表現した名画だと思います。
今、傷ついた日本、ひとつになろうとしている日本にぴったりの映画だったと思います。
優しく泣けました。
(ネタバレ)
往路
婚約相手の羽田健介(鈴木亮平)とずっと面倒みてきた会社の後輩小峰比奈子(安めぐみ)に呼び出された高瀬翔子(中谷美紀)。
羽田は傷ついていた小峰を放っておけず関係を持ち子供が出来て結婚することにしたから別れてくれと言う。
翔子は自分をその結婚式に招待すれば訴えないと言う。
そうして翔子は二人の結婚式に花嫁並に目立つ白いドレスで参加する。
クレームが出たので途中退出し阪急電車で帰る。
気持ちは晴れず電車で涙を流す。
その異様な光景は皆の注目を浴びる。
イケメンだからと付き合った彼氏カツヤ(小柳友)はDV男で苦労していた森岡ミサ(戸田恵梨香)。
カツヤと同棲するための部屋を探しに出かけるため阪急電車に乗りそんな翔子を見かける。
仲良しの夫と息子と幸せな暮らしをしている伊藤康江(南果歩)はPTA関係の超関西のおばはんな人たちとの付き合いを断れず苦しんでいた。
毎度高級ランチに誘われ断れず家族の食費を削って嫌々参加していた。
その日も高級ランチに向かうためおばはん達と阪急電車に乗りそんな翔子を見かける。
近くに孫の萩原亜美(芦田愛菜)と座っていた萩原時江(宮本信子)はそんな翔子に優しく言葉をかける。
その姿で泣いている翔子の状況を察して「気は済んだ?」と。
良かったら話してみない?話すだけで気が晴れる事もあるから、と。
そうして翔子の身に起こった事を聞き、おせっかいついでとアドバイスをする。
会社を辞めろと、そして次の駅はいい駅だから降りて散歩しなさい、と。
言われた通り次の駅で下車する翔子、優しい町を散歩して前向きな気持になった翔子。
翔子の身なりに関して話をしていたミサとカツヤ、結婚式のマナーを知らないカツヤを笑ったらうるせぇと怒り出し車内で大声で怒鳴る。
泣き出す亜美にも罵声を浴びせ電車を降りてしまう。
後を追ったミサは激しく突き飛ばされ足を怪我してしまう。
そんなミサに時江は近づきばんそうこうを貼ってあげ「あんな男やめなさい!」とアドバイスする。
そして泣く亜美に「泣きたいときは泣いてもいいけど自分で涙を止められる女になりなさい!」とミサにも聞こえるように言い聞かせる。
ミサはカツヤと別れる事を決心する。
そして再び乗った阪急電車で受験の為馬鹿な社会人彼氏と初体験を我慢している話で友達と盛り上がってる門田悦子(有村架純)を見かける。
関西大学でパンクファッションなのに軍オタの変わり者として孤立している小坂圭一(勝地涼)。
同じ大学の田舎者丸出しでイマイチ友達と馴染めない権田原美帆(谷村美月)と阪急電車で初めて出会う。
同じ大学で同じように友達と馴染めてない事をきっかけに親しくなる。
復路
翔子はあの日降りた駅に引越し転職して新しい暮らしを始めていた。
ミサはカツヤのストーカー行為に悩まされていた。
幼馴染みのマユミ(相武紗季)とその兄健吾(高橋努)がカツヤを呼び出し脅してストーカー行為をやめさせる。
マユミはミサをビンタして何故もっと早く相談しなかったと泣く。
こうしてミサは新しい生活に向かう。
悦子は偏差値が上がらない事に悩み初体験をしようと彼氏の遠山竜太(玉山鉄二)をホテルに誘うが馬鹿だが誠実な竜太は約束通り悦子を抱かない。
感動する悦子はもっと竜太を好きになる。
電車に乗った時江は席を譲ってくれた竜太の顔を見て驚く。
元夫の若い頃と瓜二つだった。
亜美にずっと飼ってと言われ断ってた犬を飼う事にする。
若い頃、元夫は時江が飼ってた犬に噛まれ犬が好きなのに犬恐怖症だった、そのため犬を飼わずに生きてきた時江だった。
圭一と美帆は順調に愛を育んていた。
ある日大学に訪ねてきた高校生の悦子に勉強しましたか?と聞かれ、めっちゃ勉強したと優しく未来の後輩に教える。
それは竜太が勧めた行動だった、悦子は希望を抱く。
翔子はいじめられている小学生の女の子をホームで見かける。
女の子はホントは辛いのにクールに友達の嘘をかわす。
そんな女の子を見て翔子は、今のあなたは最高にかっこいい、何か私に似てる。
私が友達から見えないように隠すから泣きなさいと励ます。
翔子はかつてこの電車で助けられた経験から人助けの精神を抱いていた。
翔子が電車に乗ってミサの横の空席に座ろうとするとオバハン集団に横取りされ、苦笑いする二人。
そんなオバハン集団に囲まれたミサは友達に無理やり付き合わされて車内で具合を悪くした康江を見かけ助ける。
そして貴方が具合を悪くしてもランチの事しか考えないあんな人達友達じゃないから思い切って縁を切れとアドバイスする。
何故助けてくれたの?と言われ、この電車に恩返しをしたかったと答える。
その後、翔子とミサがホームで再会しお互い仲良くなれそうとお茶をすることにする。
康江無き後もひたすら車内で大声で騒ぎ続けるオバハン集団。
遂に切れた時江がオバハン集団を説教する。
そんな様子をみていた圭一と美帆が賞賛の拍手を送る。
予告を観た時点で良さそうな感覚があったので公開してすぐの観賞。
大きく往路、復路の2編で構成されてます。
実在する阪急電車を舞台にした暖かい群像劇です。
ひどく傷ついた見ず知らずの人々をほんの少し手助けする人。
助けられた人々は困難を乗り越え前向きに生きて行くことが出来るようになる。
そしてその恩を受けた人はまた別の見ず知らずの誰かにその恩を返すべくほんの少しの手助けをする。
まるで社会の縮図の様なとても優しい心温まる名画でした。
ミスチルの彩りって歌みたいなお話です。
中谷美紀、戸田恵梨香、勝地涼、谷村美月、玉山鉄二など僕の好む役者が多く出演していました。
宮本信子がキーパーソンの役でとても素敵でした。
相武紗季が特別出演してますが相変わらず可愛くてキュンとしました。
高橋努の露出が増えてますがいい感じの脇役ですね。好きです。
有村架純を初めて映画で観ましたがめっさ可愛かったです。
後で知りましたが殆どのキャストが兵庫県や関西地方出身で固められていたのですね。
映画オーストラリア的発想でいいですね。
この辺のこだわりは嫌いじゃないです。
路線図がCGでわかり易く表現されたり、初な愛がトキメク瞬間や妄想がアニメで表現されたりするコミカルさも効果的でした。
設定ほど特別トリッキーな演出はありませんが妥当に誰もが観れるいい演出でした。
そんなわけで8点です。
まさに無償の愛、助け合いの精神を清々しく表現した名画だと思います。
今、傷ついた日本、ひとつになろうとしている日本にぴったりの映画だったと思います。
優しく泣けました。
(ネタバレ)
往路
婚約相手の羽田健介(鈴木亮平)とずっと面倒みてきた会社の後輩小峰比奈子(安めぐみ)に呼び出された高瀬翔子(中谷美紀)。
羽田は傷ついていた小峰を放っておけず関係を持ち子供が出来て結婚することにしたから別れてくれと言う。
翔子は自分をその結婚式に招待すれば訴えないと言う。
そうして翔子は二人の結婚式に花嫁並に目立つ白いドレスで参加する。
クレームが出たので途中退出し阪急電車で帰る。
気持ちは晴れず電車で涙を流す。
その異様な光景は皆の注目を浴びる。
イケメンだからと付き合った彼氏カツヤ(小柳友)はDV男で苦労していた森岡ミサ(戸田恵梨香)。
カツヤと同棲するための部屋を探しに出かけるため阪急電車に乗りそんな翔子を見かける。
仲良しの夫と息子と幸せな暮らしをしている伊藤康江(南果歩)はPTA関係の超関西のおばはんな人たちとの付き合いを断れず苦しんでいた。
毎度高級ランチに誘われ断れず家族の食費を削って嫌々参加していた。
その日も高級ランチに向かうためおばはん達と阪急電車に乗りそんな翔子を見かける。
近くに孫の萩原亜美(芦田愛菜)と座っていた萩原時江(宮本信子)はそんな翔子に優しく言葉をかける。
その姿で泣いている翔子の状況を察して「気は済んだ?」と。
良かったら話してみない?話すだけで気が晴れる事もあるから、と。
そうして翔子の身に起こった事を聞き、おせっかいついでとアドバイスをする。
会社を辞めろと、そして次の駅はいい駅だから降りて散歩しなさい、と。
言われた通り次の駅で下車する翔子、優しい町を散歩して前向きな気持になった翔子。
翔子の身なりに関して話をしていたミサとカツヤ、結婚式のマナーを知らないカツヤを笑ったらうるせぇと怒り出し車内で大声で怒鳴る。
泣き出す亜美にも罵声を浴びせ電車を降りてしまう。
後を追ったミサは激しく突き飛ばされ足を怪我してしまう。
そんなミサに時江は近づきばんそうこうを貼ってあげ「あんな男やめなさい!」とアドバイスする。
そして泣く亜美に「泣きたいときは泣いてもいいけど自分で涙を止められる女になりなさい!」とミサにも聞こえるように言い聞かせる。
ミサはカツヤと別れる事を決心する。
そして再び乗った阪急電車で受験の為馬鹿な社会人彼氏と初体験を我慢している話で友達と盛り上がってる門田悦子(有村架純)を見かける。
関西大学でパンクファッションなのに軍オタの変わり者として孤立している小坂圭一(勝地涼)。
同じ大学の田舎者丸出しでイマイチ友達と馴染めない権田原美帆(谷村美月)と阪急電車で初めて出会う。
同じ大学で同じように友達と馴染めてない事をきっかけに親しくなる。
復路
翔子はあの日降りた駅に引越し転職して新しい暮らしを始めていた。
ミサはカツヤのストーカー行為に悩まされていた。
幼馴染みのマユミ(相武紗季)とその兄健吾(高橋努)がカツヤを呼び出し脅してストーカー行為をやめさせる。
マユミはミサをビンタして何故もっと早く相談しなかったと泣く。
こうしてミサは新しい生活に向かう。
悦子は偏差値が上がらない事に悩み初体験をしようと彼氏の遠山竜太(玉山鉄二)をホテルに誘うが馬鹿だが誠実な竜太は約束通り悦子を抱かない。
感動する悦子はもっと竜太を好きになる。
電車に乗った時江は席を譲ってくれた竜太の顔を見て驚く。
元夫の若い頃と瓜二つだった。
亜美にずっと飼ってと言われ断ってた犬を飼う事にする。
若い頃、元夫は時江が飼ってた犬に噛まれ犬が好きなのに犬恐怖症だった、そのため犬を飼わずに生きてきた時江だった。
圭一と美帆は順調に愛を育んていた。
ある日大学に訪ねてきた高校生の悦子に勉強しましたか?と聞かれ、めっちゃ勉強したと優しく未来の後輩に教える。
それは竜太が勧めた行動だった、悦子は希望を抱く。
翔子はいじめられている小学生の女の子をホームで見かける。
女の子はホントは辛いのにクールに友達の嘘をかわす。
そんな女の子を見て翔子は、今のあなたは最高にかっこいい、何か私に似てる。
私が友達から見えないように隠すから泣きなさいと励ます。
翔子はかつてこの電車で助けられた経験から人助けの精神を抱いていた。
翔子が電車に乗ってミサの横の空席に座ろうとするとオバハン集団に横取りされ、苦笑いする二人。
そんなオバハン集団に囲まれたミサは友達に無理やり付き合わされて車内で具合を悪くした康江を見かけ助ける。
そして貴方が具合を悪くしてもランチの事しか考えないあんな人達友達じゃないから思い切って縁を切れとアドバイスする。
何故助けてくれたの?と言われ、この電車に恩返しをしたかったと答える。
その後、翔子とミサがホームで再会しお互い仲良くなれそうとお茶をすることにする。
康江無き後もひたすら車内で大声で騒ぎ続けるオバハン集団。
遂に切れた時江がオバハン集団を説教する。
そんな様子をみていた圭一と美帆が賞賛の拍手を送る。