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男と女の不都合な真実

2009年10月02日 | 映画
男と女の不都合な真実 を観た。

こういったB級ラブコメ的なものをめったに劇場で観ないのですが、R15なので観てみました。

案の定エロはないけど下ネタが多くてなかなか笑えました。


地方局のテレビプロデューサーのアビー・リッチャー(キャサリン・ハイグル)は我が強く理想が高い故に恋愛から遠ざかる日々。
おまけに担当の報道番組は視聴率が低く、失業のピンチ。

家に帰りCSのテレビを付けると最悪に口の悪い男マイク・チャドウェイ(ジェラルド・バトラー)が電話相談のような番組をやっている。
頭にきたアビーは電話をかけるが下品な下ネタなどで散々コケにされる。

翌日出社するとその番組を見ていた、上司がマイクを報道番組のコメンテーターに雇っていた。
マイクを生理的に嫌うアビーはひどく反対するが上司は聞かない。
マイク本人とも衝突する。

番組が始まりマイクの「それが真実」のコーナーが始まる。
恋愛なんて性欲でやるものだ、的な強い持論を展開するマイク。
放送禁止用語も連発しアナウンサー夫婦の冷めた仲を番組中に回復させキスをさせる。
大反響で視聴率もうなぎ登り。

納得いかないアビーだがマイクのコーナーは大人気となる。

そんな中アビーは遂に理想の男に出会う。

家の向に引っ越してきた医者のコリン。

マイクは自分の事を嫌いかもしれないが俺は恋愛のエキスパートだから俺の言うとおりにしたら絶対上手く行く、とその日からアビーをプロデュースしていく。


(ネタバレ)
わざと電話を途中で切ったり、服装を変えたり、ウィッグをつけて髪形を変えたり。
性格もおしとやかに振舞わせる。

案の定コリンはアビーに惹かれていく。

マイクは仕事では口が悪いが妹とその息子と同じ敷地に住んでおり、その子の事に真面目で色々な相談相手になっている。

アビーはマイクにもっとオナニーしろと指示されバイブ付きのパンティーをプレゼントされ、うっかりそれをお偉いさんとの会食の場にはいていってしまう。
何も知らない赤の他人の子供がそのリモコンをいじってしまい大変な事に。

その後順調にコリンと愛をはぐくむアビー、SEXだけはじらしてまだやらないがとある週末の旅行でやろうと決めていた。

しかしその週末にマイクが全国ネットの人気番組に招待され、大手の局にスカウトされる。
その契約を阻止しろと上司に命令されたアビーは旅行をキャンセルしてマイクを追う。

番組は大盛況だったが、マイクは心配する余地も無く甥の為に、契約は既に断っていた。

実はアビーに惹かれ初めていたマイクはアビーと踊り、エレベータで激しいキスをする。

二人とも一旦ホテルのそれぞれの部屋に動揺しながら戻る。
明らかに二人は恋に落ちてしまった。

しかしアビーの部屋にサプライズでコリンがやってきてしまう。
そしてマイクも来てしまうがコリンが居たため仕事の話と言って帰ってしまう。
後を追うアビーだが、マイクはコリンと上手くやってくれと去ってしまう。
SEXをやると決めていたのでコリンは最初からその気だが、心に迷いが生まれたアビーはコリンに理想の女性像を聞く。
案の定自分とはかけ離れており、全て演技だったと白状する。

翌日マイクは急遽会社を辞めて一度断った大手と契約して移籍してしまう。

後任を立てコーナーを継続しようとしたが後任が全然役立たずで変わりにアビーがマイクを取り熱気球の上で、男の(マイクの)駄目なところをバンバン喋る。
それを観ていたマイクが急遽駆けつけ反論する。
二人が生放送で喧嘩して盛り上がる。

熱気球は飛び立ち、アビーとマイクはまだ映ってるとは知らずに下品な会話を繰り返し、仲直りしてキスをしてハッピーエンド。


(評価)
こういう映画をあまり観ない僕です。
これ系のタイトルの映画はイマイチ好きになれませんが、観てみるといつも「ほう、なかなかおもろいやんけ」って思っちゃったりします。

これ系の映画は僕としてはヒロインの魅力が相当重要だと考えます。
ヒロインが可愛ければそれだけで6割は面白いになり得ます。
最初アビーを観たとき全然可愛くないのでがっかりしましたが、物語が進むウチに不思議と可愛く見えて来ました。
演技もコミカルで変な踊りとかすぐするしなんか可愛かったっす。

映画の日だったので結構混んでおり、会場はかなりの笑いの量でした。

僕は最初、こんなんで笑うかね?と尖がって、笑い声が聞こえる度にイライラしてましたが、段々俺でも笑ってしまう場面が出てきて、バイブのシーンでは流石に僕も声を出して笑ってしまいました。

完全に展開は予想できるのにそれでも笑わせる、豪腕ラリアットのようなボケでした。
会食の席で変な声を発したアビーに「まさか・・・履いてきたのか?」とひそひそ聞く事や、お偉いさんの提案にエロい言葉でそのまま返すアビーとかおもろかったです。
途中でリモコンに気付いていたマイクに「何で止めてくれなかったのよ!」と言うアビーに「イク前に止めたら悪いと思って」とかいい感じでした。

しかし正直その辺が絶頂で、その後くらいからはシリアスでロマンチックな展開になっていき、笑いの量もぐっと減りました。

そのシリアス展開も決して悪い出来ではなかったが、もしエロコメディーで最後まで行ったらめっちゃおもろかったかも知れません。
僕の映画史に刻んだかも知れません。

なので最終的には普通のラブコメって感じに落ち着きました。

そんなわけで6点。

結構一人で観に来ている女性客が居た。
何か男一人で来ている僕とロマンチックな恋愛が始まったりしないものだろうか。

しかしこの手の映画を好く女は嫌いです。
この手の映画の作り手のターゲットになり得てしまう女の時点で何か嫌いです。

やれ寂しいキャリアウーマンや、やれ必死に婚活中や、やれ恋愛に臆病や。
知るか!



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