メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

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カムイ外伝

2009年10月01日 | 映画
カムイ外伝 を観た。

白土三平の漫画で有名なカムイ外伝の実写映画です。


貧しい身分に産まれたカムイ(松山ケンイチ)はその悲惨な生活からの脱却の為忍者となる。
忍者になった者は絶対に忍者を辞めれない掟があり、その掟を破るものは追忍と戦う宿命。
カムイも幼い頃抜忍となったスガル(小雪)を仲間と共に始末した事がある。
しかし月日が経ち、その忍者の掟に疑問を抱き掟に背いて抜忍となり追忍に追われながら自由とその意味を探す暮らし。

追忍を倒しながら逃げるカムイ。
幼い頃必死に守った幼馴染が追忍として追ってくるがそれも殺す、悲しい宿命。

放浪の途中、その藩の悪者の藩主・水谷軍兵衛(佐藤浩市)の愛馬の足を切り落として逃げる漁師の半兵衛(小林薫)の姿を見て興味を持ったカムイは半兵衛を助けて一緒に逃げる。

そして海で半兵衛に裏切られ命救われ、辿り着いた半兵衛の住む漁村で彼の家族と共にに暮すようになる。

半兵衛の妻は抜忍で実は生きていたスガルだった。


(ネタバレ)
スガルはカムイを追忍と思い警戒しまくる。
半兵衛、スガルの娘サヤカはカムイの事が好きになる。

半兵衛は切り取った馬の蹄で釣り針を作り漁をした。

サヤカの事が好きだった青年がカムイに逆恨みして、半兵衛の事を藩主に密告する。
ある日藩主の軍隊がやってきて村は滅ぼされ半兵衛は捕らえられるが、処刑寸前でカムイとスガルが助ける。

新たな生活の場を探し放浪する一向。
舟でサメに襲われるが、サメ退治を糧とする渡り漁の人間達に助けられ、近くの漁村で新たな生活が始まる。

渡り漁の人間達はいい奴等でボスの不動(伊藤英明)はサメ退治を引き受ける。
漁村では宴が開かれカムイは渡り漁にスカウトされる。

渡り漁の連中も全員が抜忍だった。
穏やかな生活が続きカムイは幸せを感じていた。

サヤカと貝殻を一枚ずつ持って二人でひとつと約束をする。

新たな旅へと渡り漁の連中と舟を漕ぎ出した途端、漁村の様子がおかしい事に気付く。
半兵衛、スガル、サヤカ、その弟達を含め村人は全員血を吐いて死んでいる。
渡り漁の連中も舟で血を吐いて死ぬ。

村の水に不動が毒を盛っていた。
いい奴と思いきや、水谷軍兵衛の回し者。

カムイは壮絶な決闘の末、不動の両腕を切り落とし殺す。

カムイは再び孤独になり、追忍から逃げる生活に戻る。


(評価)
昔読んだ漫画なのであまりよく覚えてませんでしたが、何か漫画の雰囲気はよく出ていたような気がしました。

非常に淡々と物語が進み、これといった山場も無く、何話かあるものがたりの一部分だけ切り取って観させられたような印象です。

必死に助けた半兵衛とかその家族があまりにあっさり全員死んでしまうのにはびっくりでした。
これといった前フリも無くみんな死んでしまいました。

CG合成的なものが沢山使われていますが、かなりしょぼい出来になっています。
ちょっと笑ってしまいそうな程の完成度の場面もあります。

松山君がいいオーラ、いい雰囲気を出しているので何とかそれなりにまとまったかなって感じです。

そんなわけで4点です。

正直、見る人によってはめっさつまらないと思います。
何がおもろいん?ってなるかもです。

でも僕は漫画を読み返したくなりました。



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