メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

地球は丸かった 太陽が輝いていた
「ごらん、世界は美しい」

感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

センチメンタル・アドベンチャー

2009年08月15日 | 映画
そこそこ若き日のクリント・イーストウッドが製作・監督・主演した名作。

アル中カントリー歌手と甥っ子のザ・ロードムービーです。


(ネタバレ)
世界恐慌時代。
激しく砂埃が舞う田舎の農家に各地を転々と歌い歩くカントリー歌手のレッド(クリント・イーストウッド)がやってくる。
彼はその家主の妻の弟で金の無心にやってきた。

レッドは駄目人間だが人生哲学を持っている。
彼に憧れを抱いた甥のホス(カイル・イーストウッド)は彼について行きたいというが両親は反対する。

しかし肺の病がひどいレッドの看病と運転手を兼ねてホスを付いて行かせる事にする。

そして二人の長い旅が始まる。

道中警察に捕まったり、若い女が仲間に加わり迫られたり、金を貸していた相手とのトラブル等、色々あるが、遂に辿り着く。

しかしその頃にはレッドの病は相当ひどくなっていた。
彼の歌に惹かれたレコード会社が彼の歌をレコーディングしようとするがとても歌える状態ではない。

しかしレッドは最後の命を絞り出し歌う。


(評価)
かなり素晴らしい名作でした。

イーストウッド作品はとても好きですが、これは中でもいいです。

とてもクールで強くてカッコよく、でももの凄く孤独感をかもし出すカントリー歌手。

命を削り歌うやぶれかぶれな生き様。

こういう男を演じさせたら若き日のイーストウッドは最高です。

音楽をしている人間、音楽を愛している人間ってこんな感じな気もします。

最初から死ぬつもりで、必死に死に場所を求めている様な映画でした。

何だかとても切なかったです。

そんなわけで8点。

因みに甥っ子役はクリント・イーストウッド実の息子です。

僕の親父がクリント・イーストウッドだったら良かった。



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