東京島 を観た。
無人島に流れ着いた人達のサバイバルなお話。
(お話)
清子(木村多江)は夫の隆(鶴見辰吾)に誘われるがままクルーザーで世界一周旅行に出かけ、遭難し無人島に漂着する。
しばらくして今度は与那国島の過酷な労働から逃げてきた23人のフリーターが遭難し漂着してくる。
島で唯一の女の清子はみんなにいい待遇を受ける。
その直後夫の隆は断崖から落ちて死にカスカベ(山口龍人)が清子の夫となる。
カスカベは血の気が多く、恐怖政治で皆を仕切る。
清子に近づく男はボコボコにされる。
住人たちはグループに別れ生存の為の分業しそれぞれブクロ、ジュク、シブヤなどと地名を付け島自体を東京島と呼んだ。
ワタナベ(窪塚洋介)と言う男だけ共同生活を乱すので一人トーカイムラという浜で見張り番をする。
トーカイムラには不法投棄の産廃があって不法投棄の船が来たら皆に知らせると言う地味な役目。
もう一人マンタ(染谷将太)という男は遭難で精神がおかしくなってしまいスターハウス寺院という洞窟で人と関わらず暮らす。
ある日さらに中国人6人が漂着してくる。
リーダーhヤン(テイ龍進)という男。
彼らは大人でサバイバル能力も高く体もゴツイ。
中国人達はトーカイムラにやってきてワタナベと共に暮らす様になる。
ワタナベは中国人と日本人のパイプ的存在になる。
若者たちは怯えるが、清子は恐れず近づき豚肉を貰う。
それに怒ったカスカベは殴りこみに行くが帰らず、後日夫が死んだのと同じ崖下で遺体で発見される。
公平性と争いを避けるために今後は清子の夫はクジ引きで決めて定期的に変わると言うルールが出来る。
夫になると死ぬというジンクスを恐れ立候補しないものも居る。
ワタナベは清子をオバサン扱いして嫌っている。
そしてGM(福士誠治)というおとなしい男が夫となる。
GMは元々このグループのリーダーだったらしいが遭難時に記憶喪失になっており本名も覚えていない。
(評価)
なかなか面白い映画でした。
木村多江は演技はホント上手いと思うのですが美人とは思えないのでちょっと違和感でした。
まぁそれがこの映画のポイントなのですけど。
美人じゃなくても若くなくても無人島では女と言う武器でサバイバル出来る、みたいな。
若い男の子達のキャスティングは素晴らしかったと思いました。
大抵の子はキャラが立っていて気持ちの良い集団でした。
福士誠治はおとなしい青年からリーダーに目覚め、そしてまた失脚するという。
なかなかハマっていました。
ストーリーテラー的な存在のオラガを演じていた柄本佑は毎度個性的でいいです。
喋り方がお父さんそっくりでした。
自分の中に男と女、二つの人格を存在させて一人二役で会話してるマンタ役の染谷将太もかなり奇妙で良かったです。
ジョジョの奇妙な冒険第5部のドッピオみたいでした。
なんといっても窪塚洋介が良かったですね、流石です。
とてもスクリーン映えしますね。
IWGP的なプッツンした感じのかなりマイペースなキャラを演じていましたけどこういうのは彼にしか出来ない感じがします。
色々あって世間的には落ちた感がありますがその個性的な演技力、存在感はまるで変わらないですね。
もっともっと観たいと思わされました。
お話の展開も分かり易いし、そんなに裏切りも無いし悪くない映画と思いました。
そんなわけで6点。
窪塚洋介が良かったので加点。
広いスクリーンでしたが、僕を含めて4人しか客が居ませんでした。
こんなスカスカ体験は初めてでした。
(ネタバレ)
中国人達は密かに脱出用の筏を作っておりワタナベを使って清子を誘う。
清子は食べ物につられあっさりと筏に乗る、ワタナベは直前で裏切られ筏から落とされる。
清子は中国人とも肉体関係を持つ。
しかし筏は再び東京島に漂着してしまう。
清子は身勝手に一人だけ逃げた事実を隠し、中国人達に無理矢理拉致されたと嘘を着く。
記憶を取り戻したGMは森軍司という名前を思い出し政治家の様にみんなを仕切っていた。
宗教も必要だとマンタを教祖とする。
中国人達を捕まえ捕虜の様に扱う。
しかし中国人達は逃げる。
社会性に目覚め若者たちはしっかりモノに成長してしまいもう清子はチヤホヤされなくなった。
すべてを知ってるワタナベは清子に警笛を鳴らす。
清子は妊娠してる事に気付きショックを受ける。
しかしGMの子供だと言い、今度はその妊娠を武器に特別扱いされる事に成功する。
ワタナベの元に遂に不法投棄の船が現れ、一人島の脱出に成功する。
ワタナベの脱出に気付いた他のメンバーはもう社会性などどうでも良くなり森をリーダーとも思わなくなりみんなひたすらトーカイムラで船を待つ様になる。
きっとワタナベが助けに来てくれると信じていたが、ワタナベは”サイナラ”と言うメッセージを残していた。
出産が近づいた清子は若者たちより頼りになると中国人達の隠れ家へと向かう。
するとそこにはフィリピンから日本に向かう途中遭難して漂着した若い女5人が加わっていた。
清子はヤンの子供だと言い集団に混ぜてもらう事に成功する。
彼女たちはスターなアイドルグループを目指しているチキチータと言う。
その中の一人キムは子供を二人出産した経験を持ち、今は一緒に暮らせていない事情から清子に同情し親切にする。
そしてキムのおかげで清子は無事に双子を出産する。
彼女たちにあやかり、チキとチータと名付ける。
フィリピン人達はモーターボートを持っていてそれを中国人達が治していたが、5人程度しか乗れない為キムとヤン以外の中国人は密かに置いて行かれる計画であることを清子は聞かされる。
待つのにつかれ果てた日本人メンバー。
オラガが島脱出禁止令を提案しみんなは一致団結し、オラガの号令で中国人達への戦争が始まる。
日本人達と中国人達が激しく争い、清子とその子供も狙われる。
一人の赤ん坊は森が守り、もう一人を清子が守る。
キムが必死に助け清子とキムとチキはモーターボートで島を脱出する。
10年後。
東京で順調に育っているチキの誕生日。
清子とキムで祝う。
ワタナベも来る予定のようだがまだ現れない。
清子はチキに出生について語り始める。
東京島では生き残った人間たちはマンタの宗教に統治されチータを神と崇め平和に暮らしていた。
男と女が居るため沢山の子供も産まれ再び栄えていた。
無人島に流れ着いた人達のサバイバルなお話。
(お話)
清子(木村多江)は夫の隆(鶴見辰吾)に誘われるがままクルーザーで世界一周旅行に出かけ、遭難し無人島に漂着する。
しばらくして今度は与那国島の過酷な労働から逃げてきた23人のフリーターが遭難し漂着してくる。
島で唯一の女の清子はみんなにいい待遇を受ける。
その直後夫の隆は断崖から落ちて死にカスカベ(山口龍人)が清子の夫となる。
カスカベは血の気が多く、恐怖政治で皆を仕切る。
清子に近づく男はボコボコにされる。
住人たちはグループに別れ生存の為の分業しそれぞれブクロ、ジュク、シブヤなどと地名を付け島自体を東京島と呼んだ。
ワタナベ(窪塚洋介)と言う男だけ共同生活を乱すので一人トーカイムラという浜で見張り番をする。
トーカイムラには不法投棄の産廃があって不法投棄の船が来たら皆に知らせると言う地味な役目。
もう一人マンタ(染谷将太)という男は遭難で精神がおかしくなってしまいスターハウス寺院という洞窟で人と関わらず暮らす。
ある日さらに中国人6人が漂着してくる。
リーダーhヤン(テイ龍進)という男。
彼らは大人でサバイバル能力も高く体もゴツイ。
中国人達はトーカイムラにやってきてワタナベと共に暮らす様になる。
ワタナベは中国人と日本人のパイプ的存在になる。
若者たちは怯えるが、清子は恐れず近づき豚肉を貰う。
それに怒ったカスカベは殴りこみに行くが帰らず、後日夫が死んだのと同じ崖下で遺体で発見される。
公平性と争いを避けるために今後は清子の夫はクジ引きで決めて定期的に変わると言うルールが出来る。
夫になると死ぬというジンクスを恐れ立候補しないものも居る。
ワタナベは清子をオバサン扱いして嫌っている。
そしてGM(福士誠治)というおとなしい男が夫となる。
GMは元々このグループのリーダーだったらしいが遭難時に記憶喪失になっており本名も覚えていない。
(評価)
なかなか面白い映画でした。
木村多江は演技はホント上手いと思うのですが美人とは思えないのでちょっと違和感でした。
まぁそれがこの映画のポイントなのですけど。
美人じゃなくても若くなくても無人島では女と言う武器でサバイバル出来る、みたいな。
若い男の子達のキャスティングは素晴らしかったと思いました。
大抵の子はキャラが立っていて気持ちの良い集団でした。
福士誠治はおとなしい青年からリーダーに目覚め、そしてまた失脚するという。
なかなかハマっていました。
ストーリーテラー的な存在のオラガを演じていた柄本佑は毎度個性的でいいです。
喋り方がお父さんそっくりでした。
自分の中に男と女、二つの人格を存在させて一人二役で会話してるマンタ役の染谷将太もかなり奇妙で良かったです。
ジョジョの奇妙な冒険第5部のドッピオみたいでした。
なんといっても窪塚洋介が良かったですね、流石です。
とてもスクリーン映えしますね。
IWGP的なプッツンした感じのかなりマイペースなキャラを演じていましたけどこういうのは彼にしか出来ない感じがします。
色々あって世間的には落ちた感がありますがその個性的な演技力、存在感はまるで変わらないですね。
もっともっと観たいと思わされました。
お話の展開も分かり易いし、そんなに裏切りも無いし悪くない映画と思いました。
そんなわけで6点。
窪塚洋介が良かったので加点。
広いスクリーンでしたが、僕を含めて4人しか客が居ませんでした。
こんなスカスカ体験は初めてでした。
(ネタバレ)
中国人達は密かに脱出用の筏を作っておりワタナベを使って清子を誘う。
清子は食べ物につられあっさりと筏に乗る、ワタナベは直前で裏切られ筏から落とされる。
清子は中国人とも肉体関係を持つ。
しかし筏は再び東京島に漂着してしまう。
清子は身勝手に一人だけ逃げた事実を隠し、中国人達に無理矢理拉致されたと嘘を着く。
記憶を取り戻したGMは森軍司という名前を思い出し政治家の様にみんなを仕切っていた。
宗教も必要だとマンタを教祖とする。
中国人達を捕まえ捕虜の様に扱う。
しかし中国人達は逃げる。
社会性に目覚め若者たちはしっかりモノに成長してしまいもう清子はチヤホヤされなくなった。
すべてを知ってるワタナベは清子に警笛を鳴らす。
清子は妊娠してる事に気付きショックを受ける。
しかしGMの子供だと言い、今度はその妊娠を武器に特別扱いされる事に成功する。
ワタナベの元に遂に不法投棄の船が現れ、一人島の脱出に成功する。
ワタナベの脱出に気付いた他のメンバーはもう社会性などどうでも良くなり森をリーダーとも思わなくなりみんなひたすらトーカイムラで船を待つ様になる。
きっとワタナベが助けに来てくれると信じていたが、ワタナベは”サイナラ”と言うメッセージを残していた。
出産が近づいた清子は若者たちより頼りになると中国人達の隠れ家へと向かう。
するとそこにはフィリピンから日本に向かう途中遭難して漂着した若い女5人が加わっていた。
清子はヤンの子供だと言い集団に混ぜてもらう事に成功する。
彼女たちはスターなアイドルグループを目指しているチキチータと言う。
その中の一人キムは子供を二人出産した経験を持ち、今は一緒に暮らせていない事情から清子に同情し親切にする。
そしてキムのおかげで清子は無事に双子を出産する。
彼女たちにあやかり、チキとチータと名付ける。
フィリピン人達はモーターボートを持っていてそれを中国人達が治していたが、5人程度しか乗れない為キムとヤン以外の中国人は密かに置いて行かれる計画であることを清子は聞かされる。
待つのにつかれ果てた日本人メンバー。
オラガが島脱出禁止令を提案しみんなは一致団結し、オラガの号令で中国人達への戦争が始まる。
日本人達と中国人達が激しく争い、清子とその子供も狙われる。
一人の赤ん坊は森が守り、もう一人を清子が守る。
キムが必死に助け清子とキムとチキはモーターボートで島を脱出する。
10年後。
東京で順調に育っているチキの誕生日。
清子とキムで祝う。
ワタナベも来る予定のようだがまだ現れない。
清子はチキに出生について語り始める。
東京島では生き残った人間たちはマンタの宗教に統治されチータを神と崇め平和に暮らしていた。
男と女が居るため沢山の子供も産まれ再び栄えていた。