花男 (1) (Big spirits comics special)松本 大洋小学館このアイテムの詳細を見る |
僕は漫画が好きなのですが、あまり漫画を読まない人のためにお勧めの漫画を紹介したいと思います。
僕が好きな漫画家に松本大洋という人が居ます。
とても優しく、心に深く響く漫画を書く人です。
この人の漫画は、感性が鈍る前に読まないといけません。
できれば22歳くらいまでに読まないと、大人は感性が鈍ってしまっているので伝わりにくくなってしまいます。
心の芯に響かなくなってしまいます。
僕が松本大洋の漫画に出会ったのは、中学生の時。当時週間スピリッツという漫画雑誌に「花男」という漫画を連載してまして、僕はスピリッツを愛読していたもので、そこで彼の独特なタッチの絵に引き込まれました。
「花男」という漫画は、小学3、4年くらいのくせに、やたらしっかりして、ひどくナマイキな息子"茂雄"と、30歳にもなって「夢は巨人の4番」と真剣に思っている、ひどく頭の悪い父親"花男"が繰りなす、心暖まるおとぎ話です。
二人きりの共同生活が始まるところから物語は始まります。
息子が父親の面倒を見るという逆転親子のお話。疲れたアナタの心を癒してくれると思います。
… 「冷たいか茂雄!それが海だ!」
当時のスピリッツは吉田戦車、浦沢直樹、松本大洋など豪華だったなと思う今日このごろです。