メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

地球は丸かった 太陽が輝いていた
「ごらん、世界は美しい」

感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

あのコの、トリコ。

2018年10月05日 | 映画
あのコの、トリコ。
を観ました。


地味で冴えない男子高校生・鈴木 頼は、東京の高校に転入し、幼なじみで初恋の“あのコ”立花 雫と再会。
女優を目指し真っすぐにがんばる雫にあらためて恋をした頼は、あるきっかけから、雫の付き人に。ランジェリー広告の撮影日、共演するはずだった人気俳優の東條 昴が、アクシデントで帰ってしまい、雫は降板させられそうになる。
そんな雫を助けるために頼はなんと昴の代役を引き受ける。
そして、この広告が話題となり、頼と雫、昴の未来を変えていく―。
昴が遂に雫に告白、しかも自分が主演する恋愛映画の相手役に雫を指名する。
複雑な想いを抱えながら頼もアート系の映画の主演に抜擢される。
頼と雫は互いの夢に一歩ずつ近づくにつれ、すれ違っていき……。
そんな中、昴が頼を呼び出し「雫は渡さない」と宣戦布告。雫への想いが抑えられなくなった頼は、昴に無謀な勝負を挑む。
恋と夢が複雑に絡み合う、幼なじみ3人の想いの行方は……?


宮脇亮監督作品です。
コレが初監督作だったようです。

大好きな新木優子と吉沢亮なので結構好奇心はありました。

観てみたらなかなかの王道というか、やってることはガッツリバブル時代のドラマでした。
わかり易すぎる3角関係と想い合う二人に完全な噛ませ犬な脇役たち。
過剰に偶然的に遭遇しまくる登場人物たち。
みんな役者なのですが、10人くらいしか役者が居ない世界なのかな?って思うくらい遭遇してました。
勝手に失恋して去る、去り方は海外へ、のパターン。

しょうもないフェイントのミスリード的なシーン。
多分ミスリードだろうな、って思いながら観ていたので、ひねくれで良かったです。

舞台は現代の高校なのでそのへんでスタイリッシュさはありました。
今旬の美男美女なのでとても観心地はいいです。
もじもじな男の子と明るくポジティブな女の子の絡み合いも妥当なコントラストですね。
いつもながら男の方がヒエラルキー低いパターンの恋愛ものは良いですね。

元子役の3人の同級生。
モデルとしてすでに売れっ子の同級生女子高生と、役者としてもっと売れてるライバルの同級生。
主人公はなぜか女子高生と急接近して付き人になる。
願ったり叶ったりの夢のようなシチュエーションの日々。

それなのにやたら遠回りしてくっつかない主人公たち。
まあ、いきなりくっついたら10分で終わってしまうような映画ですからね。

売れるのを目指すタレントの卵たちが主役なのでバラエティ番組の裏側やら撮影現場の裏側なんかの描写が多くて。
そういうのを見るのは好きなのでいい舞台設定だと思いました。
極端に悪い人も居るが極端にいい人も居て、主人公にラッキーが多いです。

バブル期ドラマみたいな内容なので数分後を予想しながら見ればおそらくその通りの展開になります。
予定調和全開な映画でした。

主演は吉沢亮で最近はもうトップクラスに売れっ子だと思いますが。
本格作品柄娯楽作品からコメディから色んな役をやるのでいいキャスティングだと思います。
この手の作品でもしっかりと演技力を見せて作品のクオリティをあげています。
今後まだまだ快進撃は続きそうですね。

大好きな新木優子は見るたびに好きになりますね。
スタイルやその独特なルックスは奇跡的ですらありますね。
それでいて演技も上手なのでまた更に好きになりました。
下着シーンがあるだけでもお宝ものでした。
ゆくゆくは北川景子クラスにはなりそうですね。

杉野遥亮がライバル役でしたが、最近のこの手の作品ではかなり存在感薄めでした。
ライバルとしての怖さがほぼ無かったのでまさに噛ませ犬だったし、パーソナリティの描写もほぼ無しです。

内田理央も描写が少ないので最初から極端なキャラクターで現れました。
この子はルックスは中くらいだとは思いますが意外と演技力でいつか化けるかもって気がします。
この劇中劇でアート系の作品に出ていましたが、現実でもそういうアート系の映画に出ると良いと思いました。

古坂大魔王が事務所の社長役で出ていたのですが、かなりいい味出していました。
下手したらこの作品で一番演技が良かったかもってくらいいいコミカル演技してました。
もっと役者として活躍していいと思いました。

岸谷五朗が主人公を見出す監督役でただのいい人でした。

おそまつな方の青春恋愛映画だとは思いますが、新木優子の美貌で十分見れました。
吉沢亮も上手なので観心地は良かったです。


そんなわけで5点。

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