メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

地球は丸かった 太陽が輝いていた
「ごらん、世界は美しい」

感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

アジアンタムブルー

2009年01月29日 | 映画
アジアンタムブルーを観た。

本当は編集の才能があるのにエロ本の編集者として過ごしている山崎隆二(阿部寛)はある日撮影に来た無名の新人カメラマン続木葉子(松下奈緒)と出会う。

葉子は水溜りの写真を専門に撮っている。

水溜り越しの世界に魅力を感じている。

彼女は純粋で貧乏で仕事に飢えている為、エロ本の仕事でも必死に取り組む。

隆二はそんな彼女を引かれて行く。

葉子は純粋に隆二に写真を見てもらいたい。


そんな二人はやがて付き合い始め、同棲する。


(ネタバレ)
とても幸せな日々を過ごしていたが、ある日葉子は倒れる。

そして余命一月と宣告される。

貧しい生活の日々の付けが来てしまったのだ。

葉子の最後の時間を少しでも良いものにしようと隆二は葉子の憧れの地、フランスのニースへ行く事にする。

隆二は仕事も全てを捨てて、葉子のためニースに移住する。

幸せな時間が葉子をより悲しくさせる。


しかし残酷にも時は訪れる。

隆二は葉子の亡骸を連れ丘の上のベンチで記念写真を撮る。


(評価)
予備知識ゼロで観ていたら予想以上に悲しく、切なく涙をこぼしてしまいました。

阿部寛のキザだが愛と優しさを感じさせる演技が良かった。

松下奈緒もいい感じで孤独感をだしていた。

ニースのシーンも綺麗で、非常に儚さを感じさせる恋愛でした。

僕は写真好きなので、水溜りの写真はかなり良かった思います。
僕も同じような写真を撮りたくなりました。

当時(2006公開)はこれ系の純愛ものブームの最中でしたし、今もそのブームは続いてますけど、その点で相等ベタな映画ですけどね。

でも質はかなりいい方だったので満足でした。

そんなわけで7点。

不思議と印象深い映画でした。
写真家が出てくる映画が何か好きです。


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