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チャイルド44 森に消えた子供たち

2015年07月07日 | 映画
チャイルド44 森に消えた子供たち を観た。

1953年、スターリン政権下のソ連で、子供たちの変死体が次々と発見される。
年齢は9歳から14歳、全裸で胃は摘出され、山間にもかかわらず死因は溺死。
だが、“殺人は国家が掲げる思想に反する”ため、すべて事故として処理される。
秘密警察の捜査官レオ(トム・ハーディ)は親友の息子の死をきっかけに、事件解明に乗り出す。
捜査が進むほどに、国家に行く手を阻まれ、さらに、愛する妻にも不当な容疑が。
真実が容易に歪められるこの国で、レオは真犯人に辿り着けるのか──?

って話。


リドリー・スコット制作、ダニエル・エスピノーサ監督、最近トップスターなトム・ハーディ主演。
必然的に高品質な作品です。

スターリン政権下で起きた連続殺人が物語の柱ですが、
それ以上に当時のロシアの情勢やそこで構築されていく夫婦の絆の方が比重が大きかったですね。

うっかり大戦の英雄となった主人公がKGBのエリートになって活躍するが、妻を守るために転落に転落してしまい。
以前はそっち側だった主人公も正義に目覚め、全く上手く行ってなかった夫婦関係も深まっていく様は見事です。

サスペンス自体も非常に重厚でスリリングで。
犯人像もそれなりで高品質でした。

ただ単純サスペンスでは無いので、
オチは普通の展開ではありませんでした。

幾つもの要素が絡み合うかなり重厚で見応えのある物語でした。
映像の質も高品質です。

恐ろしいソ連政府に追われながら連続殺人犯を追うという斬新さ。

それでいて歴史的背景がしっかりしてるので何か映画を観た!
って気分になりました。

僕の嫌う無駄な娯楽性もさほど多くなくて面白かったです。

ただいつも通り言葉の問題です。
ロシア舞台なのに英語劇はやはり好感度下がります。


そんなわけで7点です。


ロシア行きたいですね。

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