人生は経験からしか得られないことばかり

30後半の年齡になった今ふと思うことがある。

若いころ将来の事など全く考えずにやっていたことが
今、血となり肉となり自分を支えている。

高校生の頃、近所だし友達に誘われてレストランの厨房で働いていた。
お陰で料理のノウハウを学びその後も料理を続け料理が得意である。

フリーター時代コンビニで働き、発注などをやらせてもらう立場になった。
当時はいやいややっていたがあの時コンビニのハイテクシステムに触れられたので、
ITエンジニアになった今、その時の記憶が何かと役立つ。

もっと言えば物心ギリギリの3歳でピアノを初めてずっと続けたお陰で今も音楽どっぷりに生きている。

通常の人間より激しく好奇心旺盛な自分の人間としてのポテンシャルもあるが、
何が将来に活きるか？はさっぱりわからない。
人生は川の流れのように何度も分岐しつつ、
なのに絶えず流れていて。
何処にたどり着くかなどはさっぱり分からない。
やれることはいつだって自分磨きである。

実にくだらないシンプルな意見だが、
色んな事はやるべきである。
世にある説教を非常に嫌う僕だが、
若いうちの苦労は買ってでもしろ！とは真理だと思える。

辛いことを乗り越えるのが成長への近道である。
人間もサイヤ人みたいにできているのである。

料理も音楽も経験しなければ出来ないのである。

世界中の写真やテレビやグーグルアースを見るのと、
実際にそこにいくのではインプットされるボリュームは100倍くらいの違いがあった。
そこに流れる空気、音、臭い、文化。
それが体験しなければ分からなかった。
有名観光スポットの周りは意外に住宅街、商店街などの情報。
そういう全体像含めて世界はできていた。
一部分だけを切り取る事はなかなか出来ない。

とにかく体験あるのみ。
思考も行動もどっちも無くすことは出来ないのである。

後何年僕が生きるのかはわからないが、
死ぬその瞬間までインプットし続けてもいいと理解した。

そして時々アウトプットする。