かぐや姫の物語 を観た。
竹取の翁が竹やぶで拾った娘はおじいさんとおばあさんに育てられる。
山奥で仲間たちに恵まれ幸せな暮らしを送る。
おじいさんは竹やぶで拾った金塊とすごいスピードで美しい娘へと育つ我が子を姫として育てることが神から与えられた使命と理解し都へ移りかぐや姫を教育する。
かぐや姫の噂を聞いた有力者達が次々と求婚するがかぐや姫にはその気がない。
やがて御門にも求婚されるが、幸せだった山での暮らしが忘れられないかぐや姫は無意識に月へと助けを請い、自分が月から来たことを知る。
そして月からの迎えが来るまでの僅かな時間をおじいさんとおばあさんと過ごす。
って話。
高畑勲監督の相当久々の作品です。
毎度絵のタッチから変えてくる非常に芸術家タイプの高畑勲監督。
結構期待値高く観に行きましたが、それを遥かに上回る出来だったと思います。
物語は誰もが知っているかぐや姫の物語そのものです。
それを題材にしたセンスも素晴らしいです。
そして日本の昔話を表現するにふさわしい見事な絵のタッチ。
それでいて迫力やスピード感もありました。
劇中の音楽、わらべ唄なども非常に見事に日本の昔話の世界を表現していました。
なんにおいてもこの手のアニメーションでは主人公への感情移入がとても大事ですが、
今作のかぐや姫はとてもかわいかったし素晴らしいヒロインでした。
声優のチョイス、演出も見事でした。
かなりハイレベルな声優陣だったと思います。
主人公の声を演じた朝倉あきは相当素晴らしかったです。
本人をよく知らない分、かぐや姫そのもののようでした。
おじいさんを演じた故・地井武男も相当素晴らしい、魂の演技でした。
最近売れっ子の宮本信子、高良健吾も素晴らしかったです。
完全にネタバレしている物型にも関わらず、最後には涙涙でした。
素晴らしい幻想的なクライマックスでした。
本当に素晴らしい作品だったと思います。
どうしても宮駿監督作品と比較してしまいますが、
声優のチョイスは高畑勲監督の方がいいですね。
絵のタッチが毎度違うのも素晴らしいと思います。
そして細かい所作の表現。
その辺が物語にぬくもりを与えていると思いました。
そんなわけで9点です。
昨年世界を旅したことにより、世界とともに日本のオリジナリティもとても意識するようになりましたが、
世界に日本の昔話を伝えるならば間違いなくこの作品を推薦したいです。
そう思わせるほど監督の主張よりも作品の世界観、日本らしさを発揮した作品でした。
竹取の翁が竹やぶで拾った娘はおじいさんとおばあさんに育てられる。
山奥で仲間たちに恵まれ幸せな暮らしを送る。
おじいさんは竹やぶで拾った金塊とすごいスピードで美しい娘へと育つ我が子を姫として育てることが神から与えられた使命と理解し都へ移りかぐや姫を教育する。
かぐや姫の噂を聞いた有力者達が次々と求婚するがかぐや姫にはその気がない。
やがて御門にも求婚されるが、幸せだった山での暮らしが忘れられないかぐや姫は無意識に月へと助けを請い、自分が月から来たことを知る。
そして月からの迎えが来るまでの僅かな時間をおじいさんとおばあさんと過ごす。
って話。
高畑勲監督の相当久々の作品です。
毎度絵のタッチから変えてくる非常に芸術家タイプの高畑勲監督。
結構期待値高く観に行きましたが、それを遥かに上回る出来だったと思います。
物語は誰もが知っているかぐや姫の物語そのものです。
それを題材にしたセンスも素晴らしいです。
そして日本の昔話を表現するにふさわしい見事な絵のタッチ。
それでいて迫力やスピード感もありました。
劇中の音楽、わらべ唄なども非常に見事に日本の昔話の世界を表現していました。
なんにおいてもこの手のアニメーションでは主人公への感情移入がとても大事ですが、
今作のかぐや姫はとてもかわいかったし素晴らしいヒロインでした。
声優のチョイス、演出も見事でした。
かなりハイレベルな声優陣だったと思います。
主人公の声を演じた朝倉あきは相当素晴らしかったです。
本人をよく知らない分、かぐや姫そのもののようでした。
おじいさんを演じた故・地井武男も相当素晴らしい、魂の演技でした。
最近売れっ子の宮本信子、高良健吾も素晴らしかったです。
完全にネタバレしている物型にも関わらず、最後には涙涙でした。
素晴らしい幻想的なクライマックスでした。
本当に素晴らしい作品だったと思います。
どうしても宮駿監督作品と比較してしまいますが、
声優のチョイスは高畑勲監督の方がいいですね。
絵のタッチが毎度違うのも素晴らしいと思います。
そして細かい所作の表現。
その辺が物語にぬくもりを与えていると思いました。
そんなわけで9点です。
昨年世界を旅したことにより、世界とともに日本のオリジナリティもとても意識するようになりましたが、
世界に日本の昔話を伝えるならば間違いなくこの作品を推薦したいです。
そう思わせるほど監督の主張よりも作品の世界観、日本らしさを発揮した作品でした。