メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

地球は丸かった 太陽が輝いていた
「ごらん、世界は美しい」

感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

キャッツ

2020年01月27日 | 映画
キャッツ
を観ました。


扉の向こうには、何が待っているのー? 満月が輝く夜。
若く臆病な白猫ヴィクトリアが迷い込んだのは、ロンドンの片隅のゴミ捨て場。
そこで出会ったのは個性豊かな“ジェリクルキャッツ”たち。
ぐうたらな猫、ワイルドな猫、お金持ちでグルメな猫、勇敢な兄貴肌の猫、不思議な力を持つ長老猫………
様々な出会いの中でヴィクトリアも自分らしい生き方を見つけていく。
そして今宵は新しい人生を生きることを許される、たった一匹の猫が選ばれる特別な夜。
一生に一度、一夜だけの特別な舞踏会の幕が開くーー。


トム・フーパー監督作品です。
レ・ミゼラブルは最高評価しましたし、映画やレ・ミゼラブルにまつわる文化を明らかに変えた名作だと思います。

今作もなかなか期待値でしたが。
色んなミュージカル原作のミュージカル映画を見てきましたが、中でもトップクラスにミュージカルそのものでした。
ミュージカルをほとんど見たことないのでもとのミュージカルは知らないですが、映画らしくアレンジされておらずミュージカルを映画館で見るという印象でした。
登場キャラクター達が猫なので人が演じる独特の猫で。
耳や尻尾の動きにはCG的な加工を感じますがほかはガッツリ鍛錬された演者たちの独特の表現でした。

そんなわけでキャスティングもバレエダンサーのような人たちばかりで。
かつてのミュージカル映画とは違い、ミュージカルを映画館で見るという感覚が非常に強かったです。

展開は王道的な次々と登場する猫たちのキャラクターやら特技や境遇の紹介。

そこからほとんど音楽や曲が途切れることもなくストーリーは展開して特別な一枠をめぐる争い。
それが主人公がそのレースに参加する感じよりは新入りの主人公が周りを変えていくという展開でそれはとても良かったです。
かなりピュアなタイプの作品で、悪役もかわいいタイプの悪役で。
大人の心が洗われるような作品だと思います。

ロンドンが舞台というのも非常に素敵でロンドンの街の綺麗さがよく出ていました。
ピカデリーサーカスなんかが舞台になっていてよりミュージカル感は絶頂でした。

主演のフランチェスカ・ヘイワードは女優さんというよりはバレエダンサーなのですね。
知らずに見てましたが仕上がりはめちゃくちゃ可愛かったです。
ずっと猫だったので素顔を見たくなるくらい体も顔も整っていました。

主人公を導く猫をロビー・フェアチャイルドが演じていました。
この人も役者ではなくミュージシャンなのですね。
ルックスやら存在感やらとても見事でした。

その他も恐らくミュージカルのガチ勢なキャスティングでした。

その中でジュディ・デンチがボス猫な役で神々しさを放っていました。

同じく大ベテランのイアン・マッケランも薄汚れた猫で良い世界観を作っていました。

テイラー・スウィフトも出ていましたが見てる時はうっかり気づかなかったです。
エンドロールを見てどれだったのだろう?と必死に考えてしまいました。
みんな猫メイクなのでよほど特徴的なルックスじゃないとうっかり見過ごしてしまいます。

映画というよりはミュージカルそのものみたいな作品でした。
有名なキャッツを知れたのは良かったですが、これならばミュージカルを見に行こうと思いました。


そんなわけで6点。
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