宇宙の終わりはどこでどのようにして僕を待ち構えているのだろうか?
僕にとってそれに匹敵する壁がある。
それはこの宇宙で最も愛している愛犬ジャムとのお別れである。
僕はずっとそう思っていた。
先日、何時ものように一人でショッピングモールを歩いていた。
クリスマスムードに包まれたショッピングモールは実に華やかで世間の幸福度が街まで溢れでているようでした。
映画でも観ようと映画館のカウンターに向かっていると実家の父からメールが入った。
「一応伝えておくが、ジャムがもう3日間ご飯を食べていない。ほぼ歩かず一度寝るとなかなか起きない。覚悟をしておいてくれ。」
と。
ジャムはもうすぐ17歳。
十分な高齢である。
1年以上前から目も耳も機能しておらず、非常に可哀想な事に一人ぼっちの世界で生きているようだった。
それでも見た目の可愛さは健在で我々家族は老犬介護として今まで以上にジャムを可愛がってきた。
その時はもうすぐそこまで来ていると、ジャムは身を持って僕に示してくれていたのだが、やはり悲しいものである。
「じゃあ今からすぐに帰ります」
と返信し、実家に帰る為の準備をするため急いでバイクに跨った。
信号待ちをしていたら色んな思い出が蘇り、脳内が沸騰してしまい、処理しきれなくなった情報達が目から涙として溢れ出た。
急いで荷造りをして電車に飛び乗った。
都会の電車で号泣している男はちょっと不自然なので力のかぎり涙を堪えていた。
僕にとってそれに匹敵する壁がある。
それはこの宇宙で最も愛している愛犬ジャムとのお別れである。
僕はずっとそう思っていた。
先日、何時ものように一人でショッピングモールを歩いていた。
クリスマスムードに包まれたショッピングモールは実に華やかで世間の幸福度が街まで溢れでているようでした。
映画でも観ようと映画館のカウンターに向かっていると実家の父からメールが入った。
「一応伝えておくが、ジャムがもう3日間ご飯を食べていない。ほぼ歩かず一度寝るとなかなか起きない。覚悟をしておいてくれ。」
と。
ジャムはもうすぐ17歳。
十分な高齢である。
1年以上前から目も耳も機能しておらず、非常に可哀想な事に一人ぼっちの世界で生きているようだった。
それでも見た目の可愛さは健在で我々家族は老犬介護として今まで以上にジャムを可愛がってきた。
その時はもうすぐそこまで来ていると、ジャムは身を持って僕に示してくれていたのだが、やはり悲しいものである。
「じゃあ今からすぐに帰ります」
と返信し、実家に帰る為の準備をするため急いでバイクに跨った。
信号待ちをしていたら色んな思い出が蘇り、脳内が沸騰してしまい、処理しきれなくなった情報達が目から涙として溢れ出た。
急いで荷造りをして電車に飛び乗った。
都会の電車で号泣している男はちょっと不自然なので力のかぎり涙を堪えていた。