松田直樹追悼試合

本来はスタジアムまで観戦に行く予定だったのだが、他の予定と重なってしまい残念ながらテレビ観戦。

素晴らしい企画で素晴らしいシチュエーションでとても感動的な試合でした。

しかしこんなに大規模な追悼試合なんて滅多に行われるものでは無いと思いました。
松田が若くして帰らぬ人となったのがひとつの大きな要因ではありましょうが、
やはり多くの人に愛されていた選手だったからでしょう。

豪華なメンバーに多くのサポーター。
天気予報を覆して晴れたスタジアム。

松田の偉大さを改めて思い知りました。

松田が居たからマリノスを応援し続けていました。
松田が居なくなった去年は1試合しか観にいきませんでした。
やはり松田の居ないマリノスはとても魅力がありません。

本人が言ってたように、金払ってまで見たい選手が少ないと思います。

松田のあのピッチ上のオーラは他の誰にも出せないモノがあります。
露骨に熱くなっているのが伝わる。
熱くなって前線に走っていく時のあのオーラ。
イライラを抑えられず、自分のポジションを離れ凄いスピードでプレスをかけに行き
強烈なスライディングタックルをかましてイエローをもらうあの姿。

ルックス、スタイル、性格、サッカーのスキルを含め不世出の選手でした。
思い出すたびに失ったモノの大きさを実感します。

松田も自分が問題児である事を強く実感してましたが、
松田が言ってた様にいいこちゃんばかりのチームなんてつまらないのも事実ですね。


僕は松田のマリノス最後の試合の後の挨拶を現場で見ていましたが、
とても感動的なスピーチでした。

その時彼は
「僕という存在をもっともっと世間にアピールしていきたい」
「サッカーって最高って事を知ってもらいたい」
と涙ながらに語ってました。

本人としては誠に不本意でしょうが、
しかしその願いが少し叶ったように思えて泣けてしまいました。

ホント、サッカーって最高ですね。