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フューリー

2014年12月14日 | 映画
フューリー を観た。

1945年4月、戦車“フューリー”を駆るウォーダディー(ブラッド・ピット)のチームに、戦闘経験の一切ない新兵ノーマン(ローガン・ラーマン)が配置された。
新人のノーマンは、想像をはるかに超えた戦場の凄惨な現実を目の当たりにしていく。
やがて行く先々に隠れ潜むドイツ軍の奇襲を切り抜け進軍する“フューリー”の乗員たちは、世界最強の独・ティーガー戦車との死闘、さらには敵の精鋭部隊300人をたった5人で迎え撃つという、
絶望的なミッションに身を投じていくのだった……。

って話。


先日観たばかりのサボタージュと同じデヴィッド・エアー監督作品。

ブラッド・ピット、シャイア・ラブーフ、ローガン・ラーマンという、
ビッグタイトルで主役を張るような役者が3人も出てる戦争映画です。

サボタージュ同様、やっぱり描写は残虐です。

戦車の乗組員たちを中心に描くそこそこ斬新な新しい設定だと思います。

戦車同士の戦闘を初めてみましたが斬新でした。
潜水艦とかの戦いは何度か観てきましたが、
戦車戦って実際こんなだったのかなーって。
コレがリアルだとしたら勉強になりました。

戦争映画って重大な役割を担ってると思うのですが、
その点ではこの映画はその辺の配慮にちょっと欠けてるかなぁと思います。
甘ちゃんな素人な若手を通して戦争の残酷さを伝えようとしてますが、
そこが極端に描かれすぎてエンターテイメントになってしまっていました。

ドキュメンタリー的シリアスさにそういうエンターテイメントが混じってしまっているので、
そこに少し萎えてしまいました。
戦争エンターテイメントにするならばもっとドラマティックにすべきですし、
ドキュメンタリー性、シリアス性を求めるならば諸々の無駄なドラマティックな演出は不必要でした。

物凄い銃撃戦の中、味方が死ぬシーン、最後の言葉を言うような場面はちゃんと相手が待ってくれるという、
僕の大嫌いな演出がありありでした。

この辺もエンターテイメントとするならいいのですが、
狙いはシリアスのようで。

兵士たちの野蛮性は上手に描けてると思いました。
決してアメリカ兵をクリーンな紳士に描かず、
かなり残忍で決して正義に描いてないのは好感持てます。

そしてやっぱり僕を悩ませるドイツの歴史でした。
わすか70年前と現代のドイツとの差がやっぱり不思議に感じてしまいます。
またドイツに歴史を学びに行かねばと思わされました。

トータル戦争映画としてはちょっと中途半端な仕上がりでした。


そんなわけで5点です。


現代の戦争映画のフォーマットを作ったプライベート・ライアンは偉大ですね。

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